腹筋崩壊確実!トンデモナイ「邦題」をつけホーダイだった70年代、80年代の洋楽

最近はあまり見かけなくなりましたが、一昔前の洋楽タイトルには「愛の○○」とか「恋の○○」みたいに日本独自の「邦題」がついていることが多かったんです。中にはオリジナルタイトルから著しく逸脱したもはや「造語?」としか思えぬものも。そんなオモシロ邦題の世界を探ってみました。

日本で洋楽を売り出す時につけられる「邦題」。
きっとそんなタイトルをつけるのにも、各レコード会社(※昔は音源制作会社のことをそう呼んでいた)のスタッフ達が会議室に集まって、大真面目に企画会議して「この新曲ですが、『恋する○○』というのはどうでしょう」などと大真面目にプレゼンしてたんだろうな。

などと想像すると、じわじわと可笑しさがこみ上げて来て、思わずぐふふふと一人で笑ってしまいます。

そのようにしてつけられた邦題の中には、ひっくり返る程奇抜なモノとか、「どうしてそうなった!?」と聞きたくなるような意味不明なモノとかがいっぱいあります。
夜中に読むと危険!腹筋崩壊間違いなしと思えるものも多数含まれますので、ご注意ください。

まず最初は大人しいところからwwwww

昔の洋楽でも、もちろんオリジナルタイトルをそのままカタカナ表記したものはいっぱいありました。シンプルな英語タイトルだったらそれを活かした方がやっぱり良いですからね。
ビートルズの楽曲はけっこうそういうパターンが多かったです。
(とは言っても「I SHOULD HAVE KNOWN BETTER」が「恋する二人」という邦題になってたりはする。これは60年代の楽曲なので今回のテーマには絡みませんが一応画像はアップ)

恋する二人→I SHOULD HAVE KNOWN BETTER/THE BEATLES

同じように、オリジナルタイトルをカタカナ表記する場合でも、元のタイトルが「長い」場合、一部分だけ「はしょって」カタカナにするパターンも多かったんですね。
例えば、DENIECE WILLIAMSの「LET'S HEAR IT FOR THE BOY」(1984)を「レッツ・ヒア・ボーイ」とするみたいに。ちなみにオリジナルタイトルは「その少年に喝采を!」ぐらいの意味ですが、「レッツ・ヒア・ボーイ」じゃ文法的にもまったく意味は通じません。でも素晴らしき邦題の世界ではこんなのは朝飯前のことです。

さぁ、お次はいよいよ邦題の特徴がよく出た邦題篇へと皆様を誘って参ります。

冒頭で「愛の○○」みたいに、とりあえず何かをくっつけとこう、的なタイトルの付け方が洋楽にはずっとされて来たと言いました。
そんなパターンの楽曲はこういう感じであります。

哀愁のトラジディ→TRAGIDY/THE BEE GEES

TRAGIDY/BEE GEES →「哀愁のトラジディ」(1979)

哀愁のヨーロッパ→EUROPA/SANTANA

同じ「哀愁の」つながりで有名なところでは
EUROPA/SANTANA →「哀愁のヨーロッパ」(1978)がありますね。

次にオリジナルタイトルの一部を利用して、それに日本語タイトルをくっつけるというのもあります
例えば…

おしゃれフリーク→LE FREAK/CHIC

LE FREAK/CHIC(1978) → おしゃれフリーク

彼女はサイエンス→SHE BLINDED ME WITH SCIENSE/THOMAS DOLBY

SHE BLINDED ME WITH SCIENCE/TOHOMAS DOLBY(1983)→彼女はサイエンス

君はTOO SHY→TOO SHY/KAJAGOOGOO

TOO SHY/KAJAGOOGOO(1983)→君はTOO SHY

今夜はブギ・ウギ・ウギ→BOOGIE OOGIE OOGIE/A TASTE OF HONEY

BOOGIE OOGIE OOGIE/A TASTE OF HONEY(1978)→今夜はブギ・ウギ・ウギ

そしてこのパターンではこんなのもありました。

I STILL CAN'T GET OVER LOVING YOU/RAY PARKER Jr.(1984)
→アイ・STILL ・愛してる/レイ・パーカー・ジュニア

wwwwwwww

動画はありませんでしたが、ジャケ写は見つかったのでアップしておきます。

てなわけで、軽いノリで始めてみた「トンデモナイ邦題」探しの旅、次回はよりトンデモナイ要素が増えてきますのでお楽しみに。

matsurika
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@matsurika

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