「新・牡丹と薔薇」にはまったら元祖「牡丹と薔薇」を振り返ってみよう
2004年に放送された東海テレビ・フジテレビ系昼ドラ「牡丹と薔薇」が時を経て、「新牡丹と薔薇」としてこの冬復活した。
そこで今回は前作「牡丹と薔薇」をおさらいしてみます。
伝説の昼ドラのリメイク
これぞ昼ドラ!と思わせてくれるようなドロドロの愛憎劇や過激なセリフは放送当時話題になりました。
伝説の昼ドラ「牡丹と薔薇」のおさらい
あらすじ・ストーリー
昭和45年、看護師の上村鏡子(33歳)は年下の恋人である是沢豊樹と長年同棲しており、年齢的なこともあり子供をほしがっていた。
一方、豊樹は巨大建設会社の社長の一人娘・富貴子と知り合い、恋に落ち、3か月足らずで豊樹の子を妊娠する。
また、同じ頃鏡子も妊娠するが、想像妊娠であった。
鏡子は豊樹をひき止めようと必死に妊婦のふりをするも、ひょんな事でばれてしまい絶縁される。
豊樹は富貴子と結婚し、豊樹は野島家に婿入り。同年、女児が生まれ真世と命名。
しかしその夜、真世は産院から誘拐される。
その犯人は鏡子。復讐のため、看護婦という立場を利用し誘拐し、警察や野島家からの追求をうまく逃れた鏡子は、赤ちゃんに”ぼたん”と名付けて自分の娘として育てる。
また、野島夫妻は翌年また女児を授かり、香世と名づけた。
時は流れ、ぼたんは中学2年生になり、香世というひとつ年下の金持ちの友人ができた。
二人は友情を深めるが、ふとしたことがきっかけでぼたんは香世に一方的に絶交をしてしまった。
さらに時は流れ7年後、21歳になったぼたんは家計を助けるためデートクラブで働きはじめた。
最初の客は香世の父である豊樹であった。
なぜか豊樹はぼたんを抱くことをせず、ぼたんは野島家の住み込み侍女として雇われた。
しかしそこには、昔絶交された悔しさを忘れられない香世の姿があった。
ぼたんは数々の仕打ちを受け続けることになる。
さらに恋愛をめぐりさらに香世に仕打ちはエスカレート。
しかし、やがてすべての人が真実を知り…。
というストーリーです。
キャスト
大河内奈々子 [三上(野島)ぼたん]
小沢真珠 [野島(清原)香世]
西村和彦 [清原由岐雄]
川上麻衣子 [三上(上村)鏡子]
神保悟志 [野島(是沢)豊樹]
北原佐和子 [ 野島富貴子]
名シーン・名場面/迷シーン・迷場面
これぞボタバラな名(迷?)場面、名セリフの数々を紹介。
香世(小沢真珠)のセリフが名セリフであることが多く、名言としてよく取り上げられるのは
「役立たずのブタ!あんたなんて、ぼたんじゃなくてブタよ!」
ほかにも
「香世様って呼びなさい!」
「そんなにぶたれたかったら、あたしがぶってあげるわよ!」
「嫌だわ。貧乏人になるくらいなら、あたし死んだ方がマシだわ」
「だらしないサンドバッグだわね」
「ぼたん、こんな事ですむと思ったら大まちがいよ!あたしがブチ切れたら何をするかわからないわよ!」
といった普段絶対に使うことのないセリフが多数、香世の口からは発されています。
特に過激なセリフが多かったのは香世役の小沢真珠さん。
声を張り上げてこのようなセリフを発していたことが多々あったので、迫力がすごいです。
このようなインパクトのあるセリフがこれだけあったにもかかわらず、これ以上のインパクトがこのドラマにはあります。
一番のインパクトはこちら。
狂牛病が心配だから、よーく焼いたのよ
香世はぼたんと浮気をする夫・由岐雄へ財布にグレイビーソースをかけた珍料理財布ステーキを出すシーンがあります。
こちらのシーンは、とてつもない衝撃を与え、ドラマを見ていない人でも知られています。
ちなみにこの脚本家の書いたほかのドラマでも、不思議な料理というのは登場してきます。
ほかにも、ぼたんの母、鏡子(川上麻衣子)がダイヤを「おいしい、おいしい!」と飲み込むシーンなども強烈なシーンとして衝撃を与えました。
新牡丹と薔薇とは
今秋から「新・牡丹と薔薇」の放送がはじまりましたが、前シリーズに劣らず、ストーリーが入り組んでいます。
ここからドロドロの愛憎劇に発展していくことは間違いなさそうです。