【絵本・児童書】オトナが読んだっていいじゃない!
絵本や児童書は子供たちだけのもの、というわけではありません。子供向け児童向けとジャンルわけされているだけで中身は意外とオトナ向けのものもあったりします。自分が読んだ作品で子供さんはもちろん、オトナもいっしょに楽しめる絵本や児童書を選んでみました。小さなお子様をお持ちのお父さんお母さんには新たな読み聞かせの扉が開けることを祈って。
「少年弁護士」というタイトルにひかれました。
現実に近い等身大の物語設定に、はまりました。
主人公のセオが超完璧なエリートではないのがいいです!
けっこうふつうの男の子で、「弁護士」らしく一生懸命努力する姿がよかったです。
弁護士の両親もユニークですね。
弁護士・裁判・傍聴、と難しくて遠いと思っていた世界が、身近に感じられるようになります。
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タイムライダーズ
日本風にいえば、いわゆるタイムパトロールもの。
作者の経歴(ミュージシャンからゲームクリエイターまで)から納得のSF描写は、筋が通っているように見えて実際は結構力技で面白いです。
主人公たちを支援するロボット(2m近い巨漢)の「ボブ」というキャラクターが可愛らしいロボ萌え小説。
最初のエグい状態から屈強な戦士へと変化するさまは、まさにターミ○ーター。
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少年シャーロック・ホームズ
三谷さんがいかにホームズの話を読み込んでいて、数ある事件のトリックを上手く混ぜ合わせ子供でも楽しく世界に浸れる冒険推理小説にしてあるのは大人目線では「素晴らしい」の一言に尽きます。
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ズッコケ熟年三人組
中には、挿絵がありません。
本当の意味で、小学生時代のズッコケとの決別が図られています。
そして最後のシーンは、「過去への回帰」と「まだ見ぬものへの挑戦」という
ともすれば矛盾するものを上手くあらわした、素晴らしいものだと思います。
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バルト 氷の海を行きぬいた犬
著者自身が犬を飼っているのか、不安げに後ろ足の間に尻尾をしまいこんでいる様子、助けてくれた調査員を見つけて千切れそうに尻尾を振っている様子など、犬の全身から気持ちが伝わってきます。
氷点下の中を生き抜いた犬はバルトと名付けられ、現在は命の恩人を新たな飼い主とし、調査員の一員となって幸せに暮らしているそうです。
著者の感銘がそのまま伝わってくる仕上がり。
バルトの現在の幸せに心からホッとしました。
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