スタンドUPスタート(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『スタンドUPスタート』とは、福田秀による日本の起業漫画。2020年より『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて連載。「“資産は人なり”。資産を手放す投資家はいない!」が口癖の自称「人間投資家」三星大陽が、失敗や挫折を経験した所謂普通の人たちを「スタートアップ」(起業)させ、彼らに再び生きる意味を取り戻させていくオムニバスストーリー。TVドラマ化もされた人気漫画「ドロ刑」の作者福田秀が描く、シン・時代の働き方UPグレードコミック。
起業というものは、10年で7割が倒産、4割が不安障害を抱え、9割が年収500万円にも満たない世界。そんな博打の世界に自分の才能を費やすなと大海は大陽に言う。
それに対し「倒産も不安障害も年収の低さも終わりなんて誰が決めた?躓いたって何度でもスタンドアップできる。リストラだって終わりじゃない。次へのスタートアップだ!」と大陽は返した。
三星大海「痛みを伴う選択でも必要ならば決断するのが責任というものです」
大海は学生時代、自転車操業で倒産寸前の大木モーターに対し、大手ミズノオートのフランチャイズ契約を勧める。「この店の看板はそんな軽いもんじゃねーんだ!」という言葉に、大海は「痛みを伴う選択でも必要ならば決断するのが責任というものです」と冷静に返した。
『スタンドUPスタート』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
作品の根底にあるのは渋沢栄一の思想
作者は思想の方向性として渋沢栄一を軸にしていると語っている。そのため大陽は渋沢栄一に憧れ、いくつもの名言を引用している。また25話では、夢オチではあるが、大陽が渋沢栄一になるという話もある。
起業家の悩みや事業内容などをリアルに描いた実用漫画
作者は連載開始にあたって起業家や企業の方に綿密に取材を行っており、それにより実用書にも負けない、よりリアルな起業漫画となっている。
そのため多くのビジネス用語や事業の種類が登場するが、その詳細を初心者にも理解しやすいようにわかりやすく描いている。作者は今の働き方に疑問を感じていたら、スタートアップも検討してほしい。失敗しても何度でもスタンドアップする後押しとなる漫画となればいいと語っている。
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目次 - Contents
- 『スタンドUPスタート』の概要
- 『スタンドUPスタート』のあらすじ・ストーリー
- 林田利光編
- 神崎裕也編
- 音野奈緒編
- 三ツ星重工編
- 様々なスタートアップ
- ワカラン社発足
- 『スタンドUPスタート』の登場人物・キャラクター
- 三星家
- 三星 大陽(みほし たいよう)
- 三星 大海(みほしたいが)
- 三星 義知(みほし よしとも)
- 大陽を慕う主要人物
- M
- 大空 虎魂 (おおぞら どらごん)
- 林田 利光(はやしだ としみつ)
- 神崎 裕也(かんざき ゆうや)
- スタートアップまたはリスタートした人物
- 音野 奈緒(おとの なお)
- 大木 大吾(おおぎ だいご)
- 東城 充(とうじょう みつる)
- 福島 あかね(ふくしま あかね)
- 和久井 未咲(わくい みさき)
- 大森 千里(おおもり ちさと)
- 小岩井 明(こいわい あきら)
- 檀 美優(だん みゆう)
- 小野寺 夏(おのでら なつ)
- ワカラン社
- 武藤 浩(むとう ひろし)
- 山口 浩二(やまぐち こうじ)
- 加賀屋 剛(かがや つよし)
- その他
- 武藤 光一(むとう こういち)
- 羽賀 佳乃(はが よしの)
- 『スタンドUPスタート』の用語
- 三ツ星重工株式会社(みつぼしじゅうこうかぶしきがいしゃ)
- りその銀行(りそのぎんこう)
- 『スタンドUPスタート』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 三星大陽「日本を世界一の“起業先進国”にする!俺は!人の意識を起業する!」
- 三星大陽「リストラだって終わりじゃない。次へのスタートアップだ!」
- 三星大海「痛みを伴う選択でも必要ならば決断するのが責任というものです」
- 『スタンドUPスタート』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作品の根底にあるのは渋沢栄一の思想
- 起業家の悩みや事業内容などをリアルに描いた実用漫画