話題沸騰中のおすすめマンガ

ネットで話題沸騰中のマンガを何作品か紹介していく。どの作品も作りこみが素晴らしく、興味深い内容になっている。アニメ化しても、おかしくない作品。全三作品。

ヒナまつり

概要
若手ヤクザの新田の元に、超能力少女ヒナが現れ、行くところがないと新田の家に住み着いてしまう。新田はヒナを追い出そうとするが、ヒナの強力な能力の前では逆らうことができず、世話を焼くことになる。
世間知らずなヒナとそれに振り回される新田、周りの人々を描いたコメディマンガである。

メインキャラクター
ヒナ…異世界から飛ばされてきたサイキック少女。口数が少なく、無表情。世間知らずで空気の読めない行動が多く、新田を困らせている。
なんだかんだで、新田と仲良し。
新田 義史…若手ヤクザ。武闘派ではなく、インテリヤクザで家事もこなす。家ではただの主夫である。面倒見がいい性格だが、トラブルによく巻き込まれる。
三嶋 瞳…ヒナが通う中学校の同級生。クラスでヒナの世話係にされた。何かと面倒事に巻き込まれる。順応性が高く、何でもこなせてしまう、スーパー中学生。巻を追うごとに、その 力を発揮する。悪意なく辛辣な発言をして、まわりを引かせることがある。
アンズ…ヒナを処分しにやってきた第二のサイキック少女。初期は、身勝手な振る舞いをしていたが、ある出来事をきっかけに更正する。喜怒哀楽がはっきりとした、心優しい女の子。

左からヒナ、アンズ、瞳

見どころ
とにかくギャグが面白い。ネタのバリエーションが豊富なので、どの層にも楽しめると思う。紹介したキャラのほかにも、個性豊かなキャラが多い。標準的なギャクマンガは巻を重ねるごとに、質が落ちていくが、この漫画は安定して面白い。

ダンジョン飯

概要
スライムやマンドラゴラなどの定番のモンスターを調理しながら、ダンジョンを踏破する、アドベンチャーとグルメ混ぜ合わせたマンガ。作り方が詳細に描かれているため、リアリティーが出ている。

あらすじ
ライオス一行はダンジョンの深層にてレッドドラゴンに挑むも、空腹からチームプレイに乱れが生じ、レッドドラゴンからライオスをかばった妹のファリンが丸呑みにされ、彼女を除いた面々は脱出魔法によって辛くも迷宮から脱出することには成功するものの、装備品以外の所持金もアイテムも失ってしまう。金銭的な問題から仲間の2人は他に職を求め、残ったライオス・マルシル・チルチャックの3人はファリンが完全に消化される前に一刻も早く救出するためにダンジョンに戻ることにする。
しかし、金銭・食料・仲間などの不足はいかんともしがたく、ライオスはダンジョン内で食料を調達しながらの踏破と、その手段としてモンスター(魔物)を食べることを提案。 さっそく大サソリを捕まえて調理してみたが、食べられたものではなかった。そこへ魔物食の研究には一家言あるセンシが合流し、見事な手際で歩き茸・大サソリ・スライムを水炊きに調理し、ライオスたちの空腹を満たすのであった。
意気投合したライオスたちはレッドドラゴンを調理することを夢見るセンシをギルドに加え、襲い来る凶暴なモンスターを倒し、調理し、食べながらダンジョンを踏破することになる。

出典: ja.wikipedia.org

見どころ
ゲテモノ扱いされているモンスターを様々な工夫をして、調理する過程が面白い。料理の作画は手が込んでいて、おいしそうに見える。モンスターフェチの主人公がいい味を出している。キャラ同士の掛け合いも、クスリと笑える。死者蘇生ができるので、シリアスな展開は基本なく、ゆるく進展していく。

乙嫁語り

19世紀後半の中央アジア、カスピ海周辺の地域を舞台に、「乙嫁」をキーワードに、厳しい自然の中に生きる人々の生活と文化、時に人間の愚行を織り交ぜた物語を緻密で丁寧な画で描く。乙嫁とは、「弟の嫁」「年少の嫁」を意味する古語である

出典: ja.wikipedia.org

概要
19世紀後半の中央アジア。街に定住するエイホン家に、北方の移牧民ハルガル家から20歳の花嫁、アミルが嫁いできた。花婿カルルクの年齢は12歳と若いが、二人はゆっくりと愛を育んでいく。シルクロードの生活文化に触れながら、登場人物たちの道のりを描いた作品。アミルの他にも、幾人か乙嫁が登場し、それぞれの物語を見ることができる。切ない話や、ほっこりする話が多い。やや大人向けのマンガ。

見どころ
表紙からわかると思うが、作画がかなり緻密で綺麗である。民族衣装や刺繍物、小物類、家の柱の彫り物など、細部の書き込みが丁寧で、作者の愛が伝わってくる。私たちにとって、馴染みのない文化を視覚的に伝えてくる。物語自体も面白く、アミルの複雑な家庭環境や恋する乙女の恋模様など興味深い要素が盛りだくさんである。
ぜひ、一度手に取ってみてほしい。

tt_taku1
tt_taku1
@tt_taku1

目次 - Contents