学術的に考察する『仮面ライダー龍騎』まとめ！正義とは何か？
ここでは『仮面ライダー』シリーズの特撮ドラマ『仮面ライダー龍騎』を学術的観点から考察した内容をまとめた。わかりやすい「正義の味方」ではない主人公の物語は、子どもたちに「正義とは何か？」という疑問を投げかけている。
0－1.仮面ライダー
石ノ森章太郎原作・東映製作の特撮テレビ番組で、現在までに20を超えるシリーズ作品がつくられている。主人公の若者が「変身!」のかけ声と共に仮面ライダーになり、敵の怪人と戦うのが基本形式。
出典： sonicch.com
0－2.平成仮面ライダーシリーズ
昭和のシリーズよりもストーリー性がいっそう重視されるようになり、目の肥えた大人にも面白い複雑な展開を見せる。中には日曜朝から放送してもいいのか危ぶまれるほどに暗いストーリーも。また、若手俳優を登用することで"イケメンヒーローブーム"を生んだ。
出典： dic.pixiv.net
1.仮面ライダー龍騎とは
2002年～2003年に放映された「平成仮面ライダーシリーズ」第3作目。
主人公が、鏡の中の世界であるミラーワールドの怪人ミラーモンスターが次々と人々を襲うのを守るために仮面ライダーとして戦う。
複数の仮面ライダーが登場し、それぞれの目的のために、最後の1人になるまで戦わなければならない宿命を背負っていた。
主人公はモンスターと戦いながらライダーバトルも止めようとするが、主人公の願いとは裏腹にライダーバトルは繰り広げられていく。
2.「正義」「死」とは何かを真正面から問うた問題作
2－1. テーマは「戦わなければ生き残れない！」
「13人の仮面ライダーが自らの望みを叶えるために最後の1人になるまで殺し合い続ける」という破天荒なシチュエーションを採用した人間同士の競争、それに付随する人間関係の描写を重視した作品になっている。
犯罪者が仮面ライダーになることもあり、従来の「仮面ライダー＝正義」という常識を覆している。
2－2. 主人公が最終回前に死ぬ！？
主人公は、最終話1つ前の第49話でモンスターから人をかばって致命傷を負い、敵の駆逐後に力尽きて息を引き取っている。
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