【オカルト】本当にあった怖い話「つきまとう女」「山の測量」「迷信」の内容を紹介!【閲覧注意】

本記事では「本当にあった怖い話」としてネットのオカルト掲示板などに掲載されている、「つきまとう女」「山の測量」「迷信」の内容をまとめて紹介している。「つきまとう女」は北海道に弾丸ツーリング旅行に出かけた主人公が、首を吊った女の幽霊につきまとわれるという恐怖体験談だ。読み応えのある内容となっているので、ぜひ最後まで記事を楽しんでほしい。

店内に入って席に座った時に着信が入った。
母からだった。
すっかり、電話入れるのを忘れてた。
「11時過ぎても帰ってこんし、電話はつながらんし、ホンマにアンタなんしょんな!!」
と、怒鳴られた。母が友人の家に電話をかけたらしく、キャンプのため海に行ったことは、すでにばれているらしかった。
とにかく婆ちゃんがカンカンにお怒りらしい。
その時は意外に落ち着いており、まだ、山に肝試し行ったことはばれてない。
ばれたら婆ちゃんや爺ちゃんがどれだけ怒り狂うか…。
ショック死するほど悲しむのでは、と思って言わないことにした。
確か、キャンプ場で隣の客が変な人だったから、ファミレスで時間をつぶしてるとか何とか適当に嘘を言ったと思う。
片づけもあるだろうからと翌日の昼までに家に帰る事を条件に許可が下りた。
後から父に聞いたら、その時の婆ちゃんはいつもからは想像できないほどに怒っており、
「もう知らん!!」と自分の部屋にこもってしまったらしい。
父も生まれて初めてあんなに怒った婆ちゃんを見たらしい。

皆、ビビってたはずなのに、なぜか自然とさっきの恐怖体験の話になった。
こっからの会話は思い出しながらだから若干変わってると思う。
最初は、
「ホンマなんだったん?あれって集団暗示ってやつか?」
「コックリさんとかってあんな感じになるんか?こわー!」
みたいな話だったんだけど、
「でも俺、意識はあったんよね。ボーとして、流れに逆らえんかっただけっていうか。
ゆすられた時に流れが消えた感じですっきりしたけど。」
「(友人の兄)さんは、ゆすられた時、すっきりせんかったんですか?」って友人の兄に一人が聞いた。

「俺、最初から最後まで全部意識あったよ。あれ演技なんよ。どう?ビックリしたやろ?
幽霊なんておらんって!冷めた??じゃ、もう一回行こう。もぅ一回さっきの所行こう。」
俺らは、はぁ!!演技?ふざけんな!!って本気で怒った。
皆、あの時、自分がおかしくなってたのを自覚してたから、余計に怖くなって怒ったんだと思う。
「冷めさせてしまって悪かったわ。なぁ、もっかい行こうや…。次はふざけたりせんけんさー。
さっきの所いこーや、なぁー。なーって。もっかい行けばいいやんかー。」
皆が「絶対もう行かん。」っていっても、
「行こうやー。根性無しかー。あれくらいでビビる奴がどこにおるんやー。
もっかい行けばすむことやんかー。」
と、さっきの所に皆で戻ろうって繰り返す。
語尾が異常に伸びてるのが印象的だった。
俺たちは兄にドン引き。冗談でもこれはおかしいって思い始めた。

隣に座っていた半泣き状態の弟(兄の手を引いて車まで走ったやつ)が、脇腹をつつき、腕を差し出してきた。
腕には、爪で深くえぐるように引っ掻いた跡が残っていた。
今まで気付かなかったのが不思議なくらい血が出ていた。
演技でここまで弟にするか…。
脛を指差すので見ると、そこも内出血していた。
皆、兄が演技ではなく今もおかしいままだと確信した。

「行こうや-。行けば分かるンやけんー。」
ってうわ言のように呟く兄を無視し、明日、朝一でとりあえずお寺に行こうって事になった。
疲れてたからか、賑やかで安心したからか眠気が襲ってきた。
それに気付いたのか、弟は、兄貴は自分が見るから、寝たい人は寝てくれって言った。
俺は我慢できずにすぐ寝てしまった。

ファミレスの店員に起こされて目が覚めた。
皆寝ていたみたいだった。
問題の兄も寝ていた
。店員の手前、皆を起こしてみたところ、兄は正常に戻っていた。
昨日のことはあまり覚えていないらしいが、とにかくとても幸せな気分で嬉しくて仕方なかったらしい。
神社で縄を見つけてからはその後の記憶があやふやで、皆を呼んだことも覚えてないということだった。
記憶はあまり無いが、感覚として、達成感から来る快楽的なもの?が凄く、やり遂げた!という感覚だったらしい。

6時ごろ、十分に日が昇ったので、ファミレスを出た。
そのままどこか近くのお寺に行きたかったが、
兄が、朝早すぎるし、この辺の地理は良く分かんから、○○さん(山?)(地元の有名な寺らしい)に行こうと言い出した。
とりあえず、いったんキャンプ場によって、テントを片付けようということになり、キャンプ場へ向かった。
テントを畳んでいると、母から着信が入った。
「お父さんと○○キャンプ場の近くの喫茶店でモーニング食べよるけん迎えに行く。片付けまだなん?終わったらまた連絡して。」
とのことだった。
お寺で一緒にお払いしてほしかったが、お寺に行くというと、理由を説明しなければならない。肝試しがばれるのはごめんだった。

片付けが終わり、両親に迎えに来てもらい俺は帰ることになった。
父も母も同じ集落出身で、小さいときから盆には海、山に行くなと言われ続けてきたので不安だったらしい。
それに加え、婆ちゃんの慌てようにこれは異常だと感じ、迎えにきたということだった。

家に着くと、爺ちゃん、婆ちゃんはカンカンにお怒りだった。
殴られこそしなかったが、今にも殴られんばかりの剣幕で怒鳴られた。
嘘を付くことは最低だ!とか、
あれだけ何年も言い続けてきたのに海に行ったんか!裏切ったんやね!とか散々に怒られ、今日は一日中、お経を上げるようにと言われた。
言われた通りお経を読んでいると、父と母も部屋に入って来て、読み始めた。
最初、俺のために読んでくれていると思ったが、いつまでたってもやめて部屋から出ようとしない。
申し訳なく思って、
「もうえーよ。ありがとう。大丈夫やって、ちゃんと一人で読むから。」って言うと、
「お父さんとお母さん、あんた迎えにキャンプ場の海辺まで行ったやろ?やけん、今日一日ずっとお経読まないかんみたい。」
それを聞いて、ゾッとした。
父と母は、海が見えるか見えないかのキャンプ場にほんの少しの間いただけだった。
このままじゃやばいんじゃないかと不安になった。

肝試しで怖い体験したのも、俺が行ったらいかん所へ行ったからなんか…?
怖くなり婆ちゃんのいる居間に駆け込み、昨日、海と山へ行き、山で肝試ししたこと、そこで起こったこと全て洗いざらいしゃべった。
婆ちゃんは目をひんむいて怖い顔をしたが、とりあえず今日はお経を読み続けるように言った。
爺ちゃんはあきれた顔をしていたが、無事帰ってきたんやけんよかった。って言ってたと思う。

日が変わるまで、3人でお経を読み続けた。
日が変わって遅い晩御飯を食べている時、爺ちゃんに、なんでこの集落では盆に海、山に近づいたらダメなのか聞いてみた。
また、肝試しの時に怖い思いしたのは、行ったらいかん山や海に行ったからか聞いてみた。
爺ちゃんは、昔からダメって言われよるだけでずっと前に理由を聞いたけど良く覚えてないらしい。
聞いたことを要約すると、ここの集落に広がっているのは、特殊な仏教?(仏教じゃなかったかも)

で神道や一般的な仏教のようなお盆の意味じゃなく、独自のもの、山や海の神とは別で仲が良くない?とかなんとか。
興味あるなら、詳しくはお寺に聞けと言われた。
「怖い思いをしたのは、海や山に行ったことが、直接関係あるかどうかは知らん。まあ、無事に帰ってこれたんやけん良かった。」
爺ちゃんの言葉に、婆ちゃんはずっとうなずいてた。

「とりあえず、あんたは、明日、朝一番にお寺に行って来なさい」と祖母に言われた。

父に、「でも携帯のアラームが鳴らんかったら、お前ら危なかったんと違うか?」と言われ、悪寒がした。
本当だ。もしあの時に鳴らなかったとしたら、5人はどうなっていたんだろう。
「何のためにセットしといたんか知らんけど、良かったなあ。」
考えてみれば、11時にアラームセットしておいたのは、この集落の独自の迷信があり、破るとひどく怒られるためだ。
怒られないために…キャンプがばれないためにセットした。
もしこの迷信がなかったら…

肝試しの恐怖体験は、俺が海や山に行ったことに関係なく、おこるものであったとしたら…。

背筋が凍った…と同時に迷信に、また、これを受け継いできた集落に守られた気がした。

友人たち、友人の兄は皆お祓いを受けてその後、特に不幸なことは起こっていなないみたいです。
友人の兄は結婚して幸せに暮らしています。
俺は、次の日お寺へ行き、お祓い?してもらいました。
その後、また一日中お寺でお経上げました。
今まで特に変わったことは無いです。
元気に大学生やっています。



へたくそな長文に付き合って下さいまして、ありがとうございました。読みにくい文で申し訳ないです。

出典: fumibako.com

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