一般レーベルからも出版されたライトノベルまとめ

ライトノベルレーベルから出版された作品が、後ほど一般レーベルからも出版されるということが、最近はよくありますね。一般レーベルからも出版された、代表的なライトノベル作品をまとめてみました。

桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』

今は無き富士見ミステリー文庫から出ていたものが、角川文庫からも出されました。
『私の男』で直木賞を受賞された、桜庭一樹さんの作品です。
良質な少女小説で、あまりライトノベルっぽくない雰囲気の小説ですが、語り口調がライトなので読みやすいと思います。

籘真 千歳『θ 11番ホームの妖精』

電撃文庫から出されていたものが、早川文庫からも出版された作品。
早川文庫版もイラスト表紙なので、レーベルは違うもののさほど雰囲気は変わっていないように思えます。
良い意味でライトノベルっぽさの薄いSF小説なので、早川文庫から出版されている方がしっくりくるような気もします。

有川浩『塩の街』

『図書館戦争』で有名な、有川浩デビュー作品です。
電撃文庫版が出版された後、比較的早い段階でハードカバー版が出版され、その後角川文庫に。
これ以降はほとんどハードカバーでの出版になるので、ライトノベルの印象があまりない作家さんかもしれませんね。

橋本紡『半分の月がのぼる空』

エンタメのジャンルでも小説を多く発表している、橋本紡代表作。
キャラクターの台詞を、作品の舞台の方言に直したバージョンが、ハードカバーで出版されました。その後、文春文庫からも出されています。
文春文庫版はイラスト表紙なので、雰囲気は電撃文庫版とあまり変わらない印象。

桜庭一樹『GOSICK』

アニメ化もされた作品で、もともと富士見ミステリー文庫から出版されていたのですが、角川文庫とビーンズ文庫で復刊されました。
ビーンズ文庫はライトノベルレーベルということもあり、富士見ミステリー文庫とあまり印象は変わりません。
角川文庫版の方はライトノベルっぽさが消失していますが、ヴィクトリカの可愛らしさは健在。

いかがでしたか?

一般レーベルから出版されると、ライトノベルを手に取らない方にも読まれるようになったりするのが面白いですね。
表紙イラストや挿絵のあるライトノベル版と、すっきりシンプルな一般レーベル版。どちらにもそれぞれ良さがあるような気がします。

keeper
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@keeper

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