めしぬま。(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『めしぬま。』とは、日本の漫画家・あみだむくが2016年から『月間コミックゼノン』にて連載しているグルメ漫画。日常生活の中で日々の疲れを感じる主人公の飯沼が、食事を行う中で美味しさや喜びを全身で表現していく。繊細なキャラクターの描写と、細部まで描き込まれた料理と食事のシーン、そして飯沼の食事をするときの恍惚な表情が話題を呼ぶ人気作品だ。

飯沼の後輩。
コンビニで飯沼とホットスナックを食べたことをきっかけに、飯沼の胃袋の脅威を知る。
その後、何かあることに飯沼を食事に誘い飯沼の胃袋の限界を見極めようとしてくる。
絵にかいた体育会系キャラで熱血なタイプ。
飯沼とデカ盛り早食いチャレンジを行う話で、チャレンジこそ失敗したものの飯沼の胃袋に再度驚かされる場面が描かれており、飯沼への興味が絶えることは無かったようだ。

社長(しゃちょう)

飯沼が務めている会社の社長。
社長という肩書はあるが、気さくなタイプで色々と面倒見がいい。
表にはあまり出てこないが、息子のことを気にかけており、その件でも飯沼に相談する場面がある。
とあることがきっかけで飯沼の食べる姿に惚れ込み、直々に飯沼を食事に誘う場面も描かれている。
飯沼を誘った際、飯沼が遠慮して回転ずしを選択したが飯沼と会話を楽しみつつ食べる様子を堪能していた社長も積み上げられた皿の枚数を見てびっくりする場面が描かれていた。その後何かと社長と交流ができた飯沼だが、社長仲間同士の「推し会」で飯沼が連れていかれるシーンがあり、飯沼本人は予想してなかったのか終始驚いた表情ばかりみせていた。

その他の登場人物

笹原(ささはら)

CV:渡辺けあき

飯沼の同僚。イケメンの花山先輩に好感を抱いている。
作中始めでは飯沼に全く興味が無かったものの、飯沼の食事をする姿をみて飯沼に興味を持ち始める。
その後、飯沼の食事の際の表情を見たいが為に、飯沼に食べ物を与えてはその様子を見るなどの行為に及ぶシーンが度々みられる。
本誌に於いては笹原での表記だが、アニメに於いては笹原幸恵とフルネームでの登場。

竹谷先輩(たけやせんぱい)

飯沼の先輩であたり、花山の同期となる人物。仕事に向かう姿勢は、至って真面目で能力も高い。
その反面、若干不器用なところがあり後輩である社員とのコミュニケーションの取り方に悩んでいるところがある。
コミュニケーション能力に長けている同期の花山に嫉妬心を抱いており、愚痴をこぼす場面もある。

『めしぬま。』の用語

めしぬま。

主人公飯沼のあだ名。(からかわれる意味合いでも使われている描写あり)
また作品のタイトルにもなっていると共に、一つの比喩表現として使われる「沼(ぬま)る。」とかけたタイトル。

沼る

沼にハマって抜け出せなくなった状態を連想させた言葉。
色々な物事、事象、その他にハマり、抜け出せなくなるという夢中になる状態を表した言葉。
この作品の場合、飯沼本人が食事に関して沼った状態であり、その時その時の食に掛ける情熱等が細かく描写されている。
次いで、その食事に沼っている飯沼に沼っていく周りの登場人物たちを指すだろう。
食事をしている飯沼に動物的本能の部分であるような様子など、女性陣が飯沼のその恍惚とした表情を見ることで様々な興味を持ち目が離せなくなってしまった状態になっていく。

穴場の名店

飯沼が食への探求心から自分で訪れ、メモに書き留めている名店。
作中にも頻繁にメモが登場し、都度書き込まれていく場面がある。飯沼自身が気に入って付ける場合もあれば、同僚や作品内のテレビコマーシャルなどを介して情報を得て、実際にその場所まで赴きメモに書き留めるシーン等が描かれている。

恍惚な表情

『恍惚な表情』
作品の中で幾度となく出てくる用語である。特に飯沼と初対面であったりする人物が使うことが多く、一度でも飯沼と食事をしたものはみな一様にこのような表現を使う場合がある。
食事に対し、全身で食事を食べた際のおいしさや、喜びを表現している様子が描かれている。

『めしぬま。』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

第一話で登場する本誌初めての食事

第一話:そうだ、カツ丼を食べよう…。より

『めしぬま。』の第一話で本誌最初の料理のワンシーン。
湯気の立つ、熱々のカツ丼。
卵のかかっている感じや、添え物の三つ葉、カツの下にある玉ねぎ等細部にわたって細かく描かれている。

飯沼が食べているときの口元の描写

Kazuhira165
Kazuhira165
@Kazuhira165

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