ナポリの男たち(実況グループ)の徹底解説まとめ

ナポリの男たち(なぽりのおとこたち)とは、ゲーム実況者であるジャック・オ・蘭たん、すぎる、hacchi、shu3の4人からなるゲーム実況グループである。ゲーム実況の投稿を中心に、生配信やオリジナル曲の投稿、コラボ企画などさまざまな活動を行う。YouTubeやニコニコ動画にて活動をしており、動画再生回数は10万回を超えるものばかりの人気実況者グループである。

ナポリの男たち 年末ヒットソングメドレー2020

2019年から行われている、ナポリの男たちが年末に公開している歌動画「ヒットソングメドレー」シリーズ。ここでいう「ヒットソング」とは本当に世間でヒットした曲ではなく、ナポリの男たち内で作られたオリジナル曲の事をいう。もともとは、蘭たんの発案で始まった歌動画で、フリー音源サイトで公開されていたメロディーに蘭たんが歌詞をつけ、それを各メンバー1人ずつ歌うといった内容となっている。当初は蘭たんだけが歌詞を作っていたが、その内他のメンバーも歌詞を作るようになり、2020年に入った頃からは作編曲家のimeiに曲を作ってもらうようになったりと、少しずつ様相を変化させている。蘭たんも最初は歌詞を作るだけの担当だったが、2022年からは本人も歌うようになった。当初は歌う事を嫌がっていたメンバーもいたが、回を増すごとに歌う事に慣れていっているようで、歌唱力そのものも上がっているように感じるとファンの間では話題だ。
そんな毎年恒例行事にもあたる人気シリーズの中で最も再生数を誇るのが、この「ナポリの男たち 年末ヒットソングメドレー2020」である。いい曲かと思ったらどこかおかしい内容の歌詞の逸脱さや各メンバーのこだわりを見せた歌い方などに、コメント欄は多くのファンからの笑いで溢れた感想で賑わっている。ナポリの男たちが、ただゲームをするだけのグループではない事がよくわかる動画シリーズだ。

ナポリの男たちの用語

540円

ナポリの男たちの視聴者を指す用語。ナポリの男たちのニコニコ動画のチャンネル(会員制)の会費が540円であった事が由来である。蘭たんが生放送の中で「540円の人達」と呼んだため、そこから広がり、リスナーネームとして定着した。
なお、その後会費は一度値上がりして550円となったが、リスナーネームは540円のままとなっている。

ナポオ/ナポ男

ナポリの男たちの初期の略称。結成したばかりの頃に使われていた略称で、グループ名の「ナポリ」の「ナポ」と「男たち」の「男」をくっつけた物となっている。
しかし次第に「ナポリ」という略称の方が広がっていった為、こちらの略称は使われなくなってきた。

ナポリ

ナポリの男達の略称。グループ名の「ナポリ」の部分だけを呼ぶ形の略称である。グループ結成当初は「ナポオ」「ナポ男」と呼ばれていたが、次第にこちらの略称が使われるようになった。メンバーも「ナポリ」と自分達の事を呼んでいる。

『ナポ in』

ゲーム制作を主としたサークル「七転び八転がり」とのコラボで生まれたゲームの略称。正式名称は『アパシーナポリの男たち in 学校であった怖い話』である。タイトルにもなっている『学校であった怖い話』は、1995年に発売されたスーパーファミコンのゲーム『学校であった怖い話』(略称『学怖』)のこと。『ナポ in』の制作には、『学怖』を制作したシナリオライター・飯島多紀哉が携わっており、シナリオは全て書き下ろしのオリジナルストーリーとなっている。また、作中BGMはナポリの男たちが年末にあげてる動画「年末ヒットソングメドレー」の作曲を担当しているimieが担当した。
なお、本作はあくまでも企画として制作されたゲームのため、非売品である。ゲームの内容は、YouTubeにて公開されているナポリの男たちによる全4本の実況動画「ナポ男×学校であった怖い話」にて視聴できる。

蘭たんP

毎年年末に公開されているナポリの男たちの歌動画「年末ヒットソングメドレー」シリーズでの蘭たんの呼び名。蘭たん発案(プロデュース)の動画シリーズであった事や、当初は彼が作詞や選曲を担当していた事がプロデューサーっぽいという事でつけられた模様。なお、2022年頃から蘭たんPも歌う側に回ったからか、動画コメント欄では蘭たんPではなく純粋に「蘭たん」と呼ぶファンが増えた。

ナポリの男たちの名言・発言

蘭たん「『ジャック・オ・蘭たんは知らないけど、ナポリなら知ってるよ』になりたい」

蘭たんが名言を口にした配信のサムネイル。

2016年に行われた蘭たんの個人配信で蘭たんが述べた名言。
普段はあまりナポリの男たちに対して語らない蘭たんだが、この個人配信で述べられた「『ジャック・オ・蘭たんは知らないけど、ナポリなら知ってるよ』になりたい」からは、彼が彼なりにグループに対して熱い思いがある事が察せられる。そもそもナポリの男たちは蘭たんがきっかけとなり始まったと言っても過言ではないため、口にしないだけでその胸の内には深い思い入れがあってもおかしくないといえる。
しかし、グループ結成当初は、蘭たん自身が人気実況者であった事から「蘭たんは知っているけど、他のメンバーはわからない」「蘭たんは見ているけど、ナポリの男たちまでは見ていない」といった意見も存在しており、彼自身ばかりが注目を浴び、ナポリの男たちの注目がそれ以上にはなりきれないところがあった。前半の「『ジャック・オ・蘭たんは知らないけど、」という言葉からは、そんな意見を振り払い、ナポリの男たちをもっと有名にしたい、人気にしたいという蘭たんの思いが見え、彼の本グループでの活動に対する情熱が窺える名言といえる。

すぎる「最近ね、仲良しすぎるとはちょっと思ってた」

ナポリの男たち結成2周年記念の配信のサムネイル。

2018年に行われた配信ですぎるが言った名言。
この時、ナポリの男たちは結成からすでに2年が経っており、互いの距離感が縮まっている状態にあった。ほとんど初対面であった頃のギスギス感も少なくなり、2年間の活動を通して徐々に距離を縮めていたナポリの男たちの姿にファンは心打たれる者も多く、その中でトドメと言わんばかりにすぎるが述べた「最近ね、仲良しすぎるとはちょっと思ってた」という言葉はさらにファンの心を打つ名言となった。
最初は「本当に続けられるのか」不安がられていた節があるナポリの男たち。それが、いつの間にか一緒に活動するのが当たり前になり、活動外の私生活でもふざけたやり取りを行う間柄まで距離を縮めていた。ファンとしては怖すぎるぐらいに彼らが仲良くなってくれた事は、嬉しい朗報以外の何ものでもない。それを明言したこのすぎるの言葉は、リアルタイムでその言葉を聞いたファンにとっては忘れられない名言である。

hacchi「浮かれちゃうじゃないですか、どうしても楽しいことがあると」

名言を述べたhacchi(画像左、頭が鳥の男性)。

2018年に行われた配信でhacchiが述べた名言。
今でこそグループの年上枠として落ち着いた雰囲気を持つhacchiだが、ギスギスした空気があった初期のナポリの男たちにおいて、実は一番ギスギスしていたのは彼と言っても過言ではない。くだらないネタで笑う他3人を横に自分は一切笑わず、どこかピリッとした空気を出していたり、意見の衝突で張り詰めた空気を作り上げてしまったりと、他メンバー達に対してどこかトゲがある姿勢で活動をしていた。これは、hacchiはメンバー内でも実況という動画ジャンルに並々ならぬ思いを抱えていたのが、主な原因と推測される。hacchi自身、適当に撮影をするようなグループであったら、結成への誘いを断るつもりであったことも過去に明かしているため、そうした実況への真面目な姿勢が他の3人の態度と一線を画した模様。
しかしナポリの男たちの結成から2年が経ち、活動を通して少しずつhacchiも他の3人と距離を縮めていく。結果、「浮かれちゃうじゃないですか、どうしても楽しいことがあると」という言葉が出てくるほどに、hacchiにとってナポリの男たちでの活動は大きなものとなっていったと考えられる。hacchiの心情の大きな変化にファンが胸打たれた名言だ。

lintian
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