ナポリの男たち(実況グループ)の徹底解説まとめ

ナポリの男たち(なぽりのおとこたち)とは、ゲーム実況者であるジャック・オ・蘭たん、すぎる、hacchi、shu3の4人からなるゲーム実況グループである。ゲーム実況の投稿を中心に、生配信やオリジナル曲の投稿、コラボ企画などさまざまな活動を行う。YouTubeやニコニコ動画にて活動をしており、動画再生回数は10万回を超えるものばかりの人気実況者グループである。

shu3「これが仲間になるということではないでしょうか」

shu3の名言が綴られた手紙が読まれた配信の切り抜き動画のサムネイル。

ナポリの男たち結成7周年を記念して配信された2023年の生配信で、shu3が述べた名言。
この配信では各メンバーがナポリの男たち結成7周年目にして思うことを手紙に綴り、配信でそれを発表する「結成7周年だし感謝の手紙で泣かせ王決定戦」という企画が行われていた。「これが仲間になるということではないでしょうか」は、shu3がその手紙の後半に綴った一文となっている。
ナポリの男たちの中でも一番実況者歴が浅いshu3。グループ結成当初は知る人しか知らないような人物であり、他メンバーと比べて知名度が低かった。手紙の中でも語られているが、shu3自身、もともとは単なる「視聴者」として他3人を尊敬していたとの事で、他メンバーと比べるとどこか一歩引いた立場にあった事が窺える。
しかし、そのような立場も一緒に過ごしていく内に少しずつなくなっていき、手紙を書いた時点では「なんなんだこいつら」と思うほどになっていたという。しかし、もともとあまり仲が良くなかったナポリの男たちの事を考えると、そうした心の変化は他のメンバー全員にあてはまることだといえる。shu3自身の心の変わりざまを感じると同時に、ナポリの男たちが見知らぬ人同士から仲間になるまでに歩んできたこれまでを窺わせる名言である。

ナポリの男たちの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

初めはグループ内イチ仲が悪かったhacchiと蘭たん

蘭たんとhacchiが出ているYouTubeチャンネル「ナポリの男たち切り抜き【公認】」のサムネイル。左が蘭たん、右がhacchi。

結成当初は、ほとんどのメンバーが初対面で仲があまりよくなかったナポリの男たち。そのなかでも特に不仲で、ファンからも不安な声があげられていたのが蘭たんとhacchiである。今でこそ企画内で「両想い」になるような事もある仲の良さを発揮している2人だが、グループ結成当初は、その真逆を行く険悪ムードがあったのだ。
蘭たんとhacchiの特徴として、どちらも語彙がすぐれ、お互いに真っ向から意見を言い合うところが存在する。なかでもhacchiの方はゲーム実況に並々ならぬ愛を持っている実況者であった為、ナポリの男たちそのものに最初の頃は疑いの眼差しを向けていたところがある。hacchi自身、後にナポリの男たちに入る前は「適当にワイワイ撮ってはい完成」という感じの集まりなら参加を断るつもりでいた事まで明かしている。そのため、グループ結成当初から遠慮なくクオリティの高さを求める節があった。対し、蘭たんも真向に物を返す為、これが当時の不仲の原因であったとファンからは考えられている。
また2人の不仲の原因として、hacchiが所属していた「亀戸組」にあると意見する者もいた。蘭たんと亀戸組の関係があまりよくなかった事が理由のようだが、こちらはあまり2人の仲には関係ないと推測される。

米津玄師と岡崎体育の2人と行われた飲み会

米津玄師が描いたナポリの男たちのイラスト。

2018年5月2日、米津玄師のX(当時の名称はTwitter)にて、シンガーソングライター・岡崎体育とナポリの男たちと飲んできた事を告げる呟きがされ、ファンを騒然とさせた。この出来事は音楽界隈からも注目される事態となり、音楽系のニュースを取り扱うメディアサイト・Real Sound(リアルサウンド)でも取り扱われている。
米津玄師いわく、ナポリの男たちのメンバー・蘭たんの事がずっと好きだったとの事で、呟き内では会えた事を喜んでいた。どのようにしてこの飲み会が開かれたのか、その詳細は不明だが、ナポリの男たちは岡崎体育との繋がりがある。過去には彼を自分達の生配信・ナポリの男たちの夜会にゲストとして迎えた事もあり、今回はその縁から開かれた飲み会と推測される。
また、岡崎体育自身もナポリの男たちのファンである事を明かしている。このほかにも、小説家の乙一や武田綾乃がファンである模様。ナポリの男たちが有名人からも一目置かれる人気グループである事が窺える。

ナポリテンのメインビジュアルを務めたのは元ラブデリック・スクウェア所属のゲームデザイナー

ナポリテンのメインビジュアルを担当したゲームデザイナー・倉島一幸。

2019年に、実況界隈初となる実況者の展示会を開いたナポリの男たち。そのナポリテンのメインビジュアルであるポスターを制作したのが、実はプロのゲームデザイナーの倉島一幸である事が明かされている。
倉島一幸は株式会社Onion Gamesに務めるゲームデザイナーだ。その前は『ファイナルファンタジー』シリーズで有名なゲーム会社・スクウェアに所属していた。代表作としては『スーパーマリオRPG』のキャラクター監修が挙げれる。また、さらにそれ以前はラブデリックと呼ばれるゲーム会社にいた。ラブデリックは独自のゲームシステムを用いたゲームを作る事で、ゲーム好きの間では有名な会社だ。このシステムを用いた作品は「ラブデリック系」と確立したゲームジャンルの名で呼ばれており、ラブデリックが解散した後もその名は語り継がれている。
倉島一幸にメインビジュアルを依頼したのは、ナポリの男たちとのこと。ラブデリック系のゲームを実況した事があり、その事がきっかけで「いつか一緒に仕事ができないだろうか」と思うようになったのだという。
依頼を受けた当初、倉島一幸はよくわからないままに仕事を引き受けていた事を明かしている。その後、改めてナポリの男たちについて知っていく中で彼らの驚異的な人気に気づき、「(絵を描くことに)プレッシャーを感じた」という。

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