怪異と乙女と神隠し(とと神)のネタバレ解説・考察まとめ
『怪異と乙女と神隠し』とは、ぬじまによる漫画、および漫画原作のアニメ作品。ウェブコミック配信サイト『やわらかスピリッツ』で2019年より連載を開始した。書店員として働く小川董子が『逆万引きの本』を手にしたことにより、同僚である化野蓮、その妹の乙や周囲の人間と共に様々な怪異事件に巻き込まれていく。作中に登場する怪異は、マイナー寄りだったり比較的歴史の新しい”現代の怪異”が登場したりすることが多いのが特徴。
怪異と対峙するミステリー要素、登場人物達の関係性など人間ドラマを掛け合わせた点が魅力。
花村美甘(はなむら みかも)
出典: x.com
姫魚よるむんを演じていたVTuber。進行性の難病を患い歩けないため、車いすに乗っている。
畦目とは入院中に知り合い、お互いをちゃん付けで呼び合うほど仲良くなった。
体調悪化により姫魚よるむんを引退したが、よるむんの暴走を止めるために董子と蓮に助けを求める。
余命わずかであったが、神社姫としての力を得たよるむんの応援により難病が回復へと向かった。
皆川咲良(みながわ さくら)
飼い猫のカゲトラが行方不明になり、探すためにフリーのカメラマンとなる。
小柄な体つきのためシズクに小学生と勘違いされたが、シズクより1歳年上の23歳。
カゲトラは咲良が生まれる前から両親に飼われていたため、生まれてからずっとカゲトラと一緒に過ごしてきた。
カゲトラが行方不明となった時に、思わず叩いてしまったことで恭一朗が言葉を発せなくなってしまった。
猫の王の影響から抜け出て、咲良と恭一朗の元に戻ってきたカゲトラの最期を看取った。
皆川恭一朗(みながわ きょういちろう)
咲良の弟。長髪で咲良とそっくりの見た目をしている。
8年前、猫の王に誘われて踊り出したカゲトラを外に出してしまい、罪悪感から言葉を発せなくなってしまう。
咲良に止められても、町の掲示板に探し猫の貼り紙を貼り続けていた。
カゲトラを看取った後は普通に喋ることが出来るようになる。
怪異
きさらぎ駅駅係員
血まみれのロープの姿をしており、きっぷうりばに常駐している。
蓮が持ってきた怪異や呪物を、異界駅行きの切符と交換してくれる。
言葉を発しただけで、董子や乙が震えて怯えるほど得体のしれない怪異。
タナカ
出典: x.com
都市伝説『時空のおっさん』のひとりで、空白の世界に迷い込んだ者を見張り、元の世界に帰す役割を持つ。
蓮と乙の生活を援助し、蓮が存在を繋ぎとめるための処置を行った。
怪異と関わる董子を「普通に生きるべき」と諭した。
玉心堂書店の店員
出典: x.com
董子が幼少の時に出会った不思議な書店・玉心堂の女性店員で、董子が本に興味を持ったこと、特徴的な文語調のしゃべり方を使うようになったこと、そして作家の道を志すことへのきっかけを作った。
蓮はその女性店員の正体を、江戸時代に読書好きとして有名になった姫が死後怪異化した『書籍姫』であると推測している。
姫魚よるむん(ひめうお よるむん)
出典: x.com
登録者80万人の大人気のVTuberで、人魚のアバターを使用している。リスナーのことを「ザコ」の愛称で呼ぶ。
よるむんを演じていた美甘の体調悪化により電撃引退となるが、神社姫と画霊のミックスとしての力を得たよるむんは美甘の手を離れあちこちに現れるようになる。
怪異となったよるむんに応援された者は、自らの限界を省みずに倒れるまで活動してしまう。
最期は余命わずかな美甘に力を与えて消えたが、のどかの使っていたタブレットによるむんの力が残っており、猫の王に襲われピンチとなった董子と蓮を助けてくれた。
すず
出典: x.com
Related Articles関連記事
2024年4月春アニメ(前々期アニメ)まとめ
2024年4月から放送を開始する春アニメを50音順に紹介する。2024年4月春アニメは、注目の新作アニメや人気シリーズの続編などが多数ラインナップされている。アニメのタイトルや放送情報、キャスト声優やスタッフなどの情報をわかりやすくまとめた。
Read Article
さらい屋 五葉(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『さらい屋 五葉』とは『月刊IKKI』(小学館刊)で連載されていた時代劇漫画、およびそれを原作としたテレビアニメである。時は江戸時代、藩主から暇を出され江戸にやってきた侍・秋津政之助は、誘拐組織「五葉」の頭である弥一の用心棒をすることになった。渋々、弥一の仕事を手伝う政之助だったが、この出会いをきっかけに人として成長していくのである。『ふたがしら』や『ACCA13区監察課』など人気作品を生み出してきたオノ・ナツメが描く、かどわかしを生業にした個性豊かな登場人物たちの時代劇エンターテインメントだ。
Read Article
目次 - Contents
- 『怪異と乙女と神隠し』の概要
- 『怪異と乙女と神隠し』のあらすじ・ストーリー
- 小説家の卵と呪書
- 化野兄妹と怪異の末裔
- 混ざりものの怪異
- VTuberと画霊
- 猫の王、そして花火大会
- 『怪異と乙女と神隠し』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 緒川董子(おがわ すみれこ)
- 化野蓮(あだしの れん)
- 化野乙(あだしの おと)
- コオネ女学院
- 畦目真奈美(うなめ まなみ)
- 天地のどか(あめつち のどか)
- 赤根珠緒(あかね たまお)
- 宇佐美エリカ(うさみ えりか)
- 桑島麻里(くわしま まり)
- その他登場人物
- 早見シズク(はやみ しずく)
- トモコ
- 花村美甘(はなむら みかも)
- 皆川咲良(みながわ さくら)
- 皆川恭一朗(みながわ きょういちろう)
- 怪異
- きさらぎ駅駅係員
- タナカ
- 玉心堂書店の店員
- 姫魚よるむん(ひめうお よるむん)
- すず
- 『怪異と乙女と神隠し』の用語
- 逆万引きの本
- 月読の変若水(つくよみのをちみず)
- きさらぎ駅
- 『怪異と乙女と神隠し』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 緒川董子「これは私、緒川董子と口の減らない友人・化野蓮の、ささやかな友情と別れに関する記録だ。」
- 化野乙「ごめんなさい。董子さん。巻き込んでごめん、なさい。危ない事に。私、あなたに、関わって、ごめんなさい。甘えて、ごめんなさい。もう、もういいです。ありがとうございました。董子さん。」
- 緒川董子「これで君は私の“ファーストキスの相手”だ。関係性(しがらみ)としちゃ相当だろう?」
- 『怪異と乙女と神隠し』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「幼い時にだけ行けた場所がある話」のエピソードは董子の口調を読者に受け入れてもらうための回
- 『怪異と乙女と神隠し』のモデルとなった場所は神奈川県川崎市
- 『キュアメイドカフェ』と『青鬼ONLINE』とのアニメ化記念コラボレーション
- 『怪異と乙女と神隠し』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):遊遊『ハザードシンボル』
- ED(エンディング):大渕野々花『朱く染めて心臓』
- 挿入歌
- 天地のどか(会沢紗弥)『エール送ってる』
- MOKA☆『おっちょこちょい節』