Starfield(スターフィールド)のネタバレ解説・考察まとめ

『Starfield』とは、ベセスダ・ゲーム・スタジオが開発し、2023年に発売されたアクションロールプレイングゲーム。同社初の完全オリジナルの宇宙を舞台とした作品。
物語の舞台は、24世紀の広大な銀河系で、人類が様々な惑星に移住し、文明を築いた未来の世界。プレイヤーは、未知の惑星を探索し、宇宙の秘密を解き明かす旅に出る。独自の進化を遂げた数多の惑星を探索しつつ、戦闘、貿易、外交など、多岐にわたるミッションを楽しむことができる。

『Starfield』の概要

『Starfield』とは、ベセスダ・ソフトワークスより2023年に発売されたアクションRPGゲーム。『The Elder Scrolls』や『Fallout』シリーズで知られるベセスダが手がける作品であり、同社初の宇宙を舞台とした作品。

舞台となるのは24世紀の広大な銀河系で、人類が様々な惑星に移住し、文明を築いた未来の世界。プレイヤーは、「コンステレーション」という探査組織の一員として、未知の惑星を探索し、宇宙の秘密を解き明かす冒険に出る。銀河系全体を舞台に、数々の異なる文化や歴史を持つ惑星を巡り、多様な文明と出会う壮大なストーリーが展開される。

本作の銀河系は、プレイヤーが自由に探索できる広大なエリアで構成されており、様々な惑星には独自の生態系や環境が存在する。プレイヤーは、探査船を駆使して新たな惑星に降り立ち、資源を収集したり、未知の生物と遭遇したりする。メインストーリーに加え、多数のサイドクエストや隠された謎がプレイヤーを待ち受けている。

本作の大きな特徴が「広大なオープンワールド」と「自由なカスタマイズ」の2点。広大な銀河系を自由に探索できるオープンワールドシステムにより、プレイヤーは自分の選択でゲームを進めることができる。また、キャラクターカスタマイズシステムにより、外見だけでなくスキルや能力を詳細に設定可能である。オリジナルのキャラクターや宇宙船を作り上げ、従来のべゼスタ作品と同様に、多彩なプレイスタイルを楽しむことができる。

サウンドトラックには壮大なオーケストラが使用されており、ゲームの雰囲気を一層引き立てている。これらの要素が組み合わさり、『Starfield』はプレイヤーに圧倒的な没入感と冒険の楽しさを提供する作品となっている。

2023年9月に発売された本作は、同月米国で最大の売り上げ1位にランクインし、2023年全体でも7位となった。
発売直後の2週間でプレイヤー数が1000万人を突破したことが発表された。

『Starfield』のあらすじ・ストーリー

『Starfield』とは、23世紀の広大な宇宙を舞台とした、アクションRPGゲーム。人類は太陽系を越えて銀河系の各地に進出し、多様な惑星や星系を探索しながら新たなフロンティアを開拓している。プレイヤーは、自由と探検を求める「Constellation」という組織の一員となり、失われた文明の遺物や未知のテクノロジーを追い求める旅に出る。『Starfield』では、様々な種族や勢力が存在し、宇宙の歴史や文化が複雑に交錯する中で、プレイヤーは戦闘や交易、交渉を通じて自分の運命を切り開いていく。広大な宇宙での自由な探索と、独自のストーリーが織り成す深遠な世界観が特徴の本作は、プレイヤー次第で、さまざまなプレイが可能となっている。

コンステレーションとの出会いとアーティファアクトの収集

ゲーム開始直後にプレイヤーは、採掘作業中に謎のアーティファクトと呼ばれる物質の破片に触れる。
そして不可解な幻覚を見た後、意識を失うが、意識を取り戻した後採掘遠征の支援者であるバレットと出会う。
バレットは、アーティファクトの謎を解明し、散らばった破片を集めることを使命とする探検家集団「コンステレーション」のメンバーであることを話す。

その後プレイヤーは、ニューアトランティス市にあるコンステレーションの本部であるロッジへと向かう。
ロッジにて、グループリーダーのサラ・モーガンを含む他のコンステレーションメンバーと出会う。
サラは、残りの破片を集め、重力異常を引き起こす原因となっている謎を解明するため、プレイヤーに同行することを提案する。
ここからプレイヤーの残りの破片の所在を探す長い調査が始まる。

ユニティの発見とスターボーンの襲来

プレイヤーは様々な場所を巡る。

物語の前半では、プレイヤーは銀河中のさまざまな場所を訪る。
数々の惑星を訪れ、コロニー連合、リュウジンインダストリー、クリムゾン・フリートなど複数の勢力と協力したり、敵対しながらストーリーが進んでいく。

ストーリーが進むにつれ、プレイヤーは仲間と一緒に他の惑星でアーティファクトの破片を探す旅を続ける。

そして、アイ宇宙ステーションへと訪れ、そこで宇宙全体の異常を検出するため、観測を行っているコンステレーションメンバーのヴラジーミル・サルの支援を受ける。
コンステレーションは異常をもたらす力が、何らかの形でアーティファクトとつながっていると確信しており、さらなる答えを求めるための探索が続く。

コンステレーションと行動を共にし、古代文明が残した「アーティファクト」を収集を進めていく中で、アーティファクトが未知の技術を秘めており、銀河全体に大きな影響を及ぼす可能性があることが判明する。

スターボーンとの対立

しかし、「スターボーン」という存在の介入により、彼らの探索は妨害される。

これらの謎めいた存在もまた、失われた破片を探しており、コンステレーションをはるかに超えた技術を持っていることが判明する。
コンステレーションの中でも、「スターボーン」はエイリアンだと考えるメンバーもいれば、単に高度な技術を持つ人間だと考えるメンバーもいる。

やがて、プレイヤーはこれらのアーティファクトを集めることで、謎の施設「ユニティ(The Unity)」の存在を突き止める。
ユニティは、異なる宇宙へのポータルであり、ここを通じて「スターボーン」と呼ばれる存在が異なる次元からやってきていることが判明する。

「スターボーン」は、アーティファクトの力を危険視しており、それを収集しているプレイヤーを阻止しようと対峙する。
彼らは、人類全体がこの技術を持つことに対して深い懸念を抱いており、力の乱用を防ぐために介入してくる。
「スターボーン」との対立は物語の重要な要素であり、最終的にプレイヤーは彼らと直接対峙することになる。

クライマックス ユニティへの到達

後半のクライマックスでは、プレイヤーはついにユニティに到達し、そのポータルを開くための最終的なアーティファクトを収集する。
ユニティを開くことで、プレイヤーは異なる宇宙へと旅立つことになる。ここでプレイヤーは、スターボーンの真実や彼らの目的を完全に理解することになる。

宇宙飛行士が収集するアーティファクトの破片が1つ増えるごとに、スターボーンの攻撃は激しくなっていく。
使者と呼ばれる「スターボーン」がプレイヤーの船を脅迫し、ハンターと呼ばれるスターボーンはコンステレーションの拠点であるアイとロッジを攻撃する。
どちらかの場所を守ることを選択せざるを得なくなった宇宙飛行士は、仲間の一人を犠牲にしてしまう。

プレイヤーは、最後のアーティファクトの名前が「アームラリー」であることを知るが、その目的は依然として謎であった。
コンステレーションは安全に調査を続けるために、アームラリーをロッジから移動させるしか無かった。

ついに、プレイヤーはスターボーンの使者とある星で話すように招待される。
「スターボーン」の使者は、自分が別次元の宗教的指導者、キーパー・アクイラスであることを明かし、コンステレーション襲撃で死んだ仲間の別宇宙バージョンであることを告げる。
使者は、ふさわしくない者からアームラリーへのアクセスを遮断するために、「アームラリー」を管理したいと考えていると話す。

ユニティと決断

最終的にプレイヤーは、別次元の宇宙(ニューゲーム)を選択し、今度こそ仲間を失わないエンディングをめざすか、現在の宇宙(セーブデータ)に留まるか選択を迫られる。
これは主人公のキャラクター、そして操作するプレイヤーにも問いかけている選択であり、RPGゲームならではのニューゲームに対するメタフィクションとしての表現である。

ユニティを通じて、プレイヤーは「シングルプレイヤー」ではなく、「マルチバースプレイヤー」としての役割を果たすことになる。
これは、異なる次元や可能性の中でプレイヤーの行動がどのように影響を及ぼすかを示している。

また、これは多次元宇宙と周回プレイを重ね合わせたメタファーとなっており、本作固有の神秘的で複雑なストーリテリングの手法となっている。

『Starfield』のゲームシステム

1000を超える惑星は、それぞれ異なる環境や生態系を持っており、様々な冒険が待ち受けている。
都市が建設された惑星や、自然のまま残された惑星など、様々な種類の惑星が存在し、惑星の探索は、徒歩で行うことも、宇宙船で行うことも可能。
プレイヤーは自分のキャラクターの外見やスキル、武器や装備、宇宙船をカスタマイズし、自分好みのスタイルで冒険が可能になっている。

キャラクタークリエイト

髪型や目など、主要な項目をカスタマイズできる。

プレイヤーは、外見や能力、性格などを自由に設定して、自分だけのキャラクターを作成することが可能。

戦闘

惑星ごとに気温や重力などが設定されており、独自の文明などを探索するのが今作の醍醐味である。

『Starfield』では、一人称視点と三人称視点の両方に対応したガンアクションゲームが可能である。
プレイヤーは、様々な武器や防具を装備して、敵と戦うことができる。

また、今作では惑星ごとにことなる重力が設定されており、低重力の惑星では、ジャンプすることで立体的なアクションが可能なところが、いままでのシリーズと異なり新鮮である。

スキル

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