ホロライブ(VTuberグループ)の徹底解説まとめ
ホロライブとはカバー株式会社が運営するバーチャルYouTuber事務所ホロラブプロダクションに所属する女性VTuberグループである。ホロライブは、バーチャルアイドルのプロデュースを行っている。メンバーはアニメキャラのような見た目をしており、ライブ配信や動画投稿を行うのが特徴だ。2017年設立以降多くの人気タレントを世に出した。YouTube以外にもさまざまな配信プラットフォームで活動し多くのファンを獲得している。海外でも高い人気を誇り海外展開も積極的に行っている。
ホロライブの概要
ホロライブはカバー株式会社が運営するVTuber事務所ホロライブプロダクションに所属する女性アイドルVTuberグループだ。2017年9月にカバー株式会社からデビューしたアイドルVTuberときのそらを筆頭にさまざまな個性を持ったメンバーが所属する。
カバー株式会社が独自に開発したシステムを使用し、YouTubeを始めとする各動画配信サイトで動画投稿やライブ配信を行い高い人気を誇る。
ホロライブは女性VTuberのみが所属するグループであり、この特徴を活かしアイドル活動からエンターテイメントまで幅広い活動を行う。特にアイドル活動をメインとしているメンバーが多いことから、歌や音楽に関する配信が多くを占める。メンバーの誕生日やデビューの周年記念には3D姿でのライブ配信が行われ、メンバーやリスナー、ファンとっても一大イベントである。
普段はメンバーそれぞれが得意ジャンルを活かしたライブ配信や動画投稿を行っているが、メンバー同士のコラボ企画が多いのも特徴だ。コラボ企画ではメンバー同士の掛け合いはもちろん、1人ではないからこそできる内容となっており、普段の配信では見られないメンバーの顔や面白さがある。
ホロライブの人気は日本国内のみでなく海外からも高い人気を得ている。そのため日本だけでなく、海外で活動するホロライブインドネシアやホロライブEnglishが設立された。
海外視聴者が多いことも考慮した分かりやすい配信を心掛けており、中でもショートアニメやミュージックビデオは人気の高いコンテンツだ。日本のサブカルチャー文化は国外でも高い人気コンテンツであり熱狂的なファンも多く、そういったファンの心を掴んでいる。日本のアニメ・漫画が好きなファンにとって、アニメのようなキャラクターがリアルタイムで動き表情を変えていく様は非常に魅力的だ。
そして配信者だけではなく、運営からのサポートが充実しているのも特徴である。
公式チャンネルではメンバーのにぎやかな日常を描いた3Dアニメーション番組『ホロぐら』や、普段の配信では見られないメンバーの一面を引き出すバラエティ番組の企画・配信を行っている。
これら以外にもアバターを通してバーチャルライブ・イベントへの参加やファン同士でコミュニケーションが取れるメタバース空間『ホロアース』や、好きなメンバーの情報やスケジュールの確認、ファン同士の交流ができるコミュニティもある公式アプリ『ホロプラス』などファンのためのサービスにも力をいれており、配信以外でも好きなメンバーとコミュニケーションを取れるサービス展開をしている。
また更なる展開として、メディアミックスプロジェクト「ホロライブ・オルタナティブ」を行っており、ホロライブの良さをより伝えていくために幅広い展開をしている。
ホロライブの活動経歴
ホロライブ設立
ホロライブはカバー株式会社CEOの谷郷元昭がバーチャルリアリティ技術を活用した新しいエンターテイメントの可能性を追求という想いから始まった。
2017年にバーチャルYouTuberとして活動を始めた「キズナアイ」の成功に可能性を強く感じ、バーチャルYouTuber事業に乗り出すことを決定。カバー株式会社初のバーチャルYouTuberとしてときのそらが2017年9月にニコニコ動画にて活動を始め同年12月から本格的にYouTubeで活動を開始した。
また同年12月にはホロライブプロダクションの前身ともいえるライブ配信スマートフォンアプリ『ホロライブ』がリリースされた。『ホロライブ』はときのそらのAR投影・ライブ配信の視聴用アプリとしてリリースされ、2018年4月5日にはLive2D・3Dキャラクターを表情認識で操作できるVTuber配信用アプリとしてリニューアルされている。
カバー株式会社は元々VRやAR技術を活用したさまざまなプロジェクトを手がけていたこともあり、自社製システムを使用してのVRやARでのライブ配信・動画投稿を行う専属のVTuberオーディションを2018年5月より開始。そしてデビューしたメンバーをホロライブ1期生と呼び、以降ホロライブの名前はカバー株式会社が手掛けるVTuber事業やブランド、事務所の名称として広く使われるようになった。
ホロライブプロダクションの設立
2019年12月にはカバー株式会社が運営していた別プロジェクトのイノナカミュージック、ホロスターズと共にホロライブプロダクションに加わることが発表されたことにより、事務所名としてのホロライブから女性アイドルVTuberグループとしてのホロライブへ変更となる。
これまでは女性VTuber事務所ホロライブ、男性VTuber事務所ホロスターズ、音楽プロジェクトイノナカミュージックとしてそれぞれカバー株式会社内で別々のプロジェクトで運営していたが、各プロジェクトが独立していることによる施策やリソースの重複、運営コストや管理の複雑さに伴う業務の非効率化が目立つようになった。これらの解消と共に所属VTuberへのサポート体制強化のため組織を再編成しホロライブプロダクションへ統合、組織全体の成長を目指した。
ホロライブプロダクションへ統合するもののホロライブ、ホロスターズおよびイノナカミュージックはそれぞれ女性VTuberグループ、男性VTuberグループ、音楽レーベルとして存続し、運営は今まで通り行われる。
各プロジェクトが統合した事によりホロライブプロダクション全体としての統一されたブランドイメージがより明確となる。これによりファンやリスナーへより正確なメッセージを伝えやすくなり、ホロライブブランドの知名度や信頼性を向上でき、ブランド名やロゴも統一できるため見た目にも統一感が出せるようになった。またこれまで独立していたプロジェクトが統合し連携が取りやすくなったことから、各プロジェクトのメンバー同士の交流も増加、今まで以上に多彩で画期的な企画やイベントの実現がしやすくなる。
そしてホロライブプロダクションへの統合は運営やメンバーのみでなく、ファンにとっても大きなメリットを与えた。統合により各グループ、プロジェクトのファン同士の交流が増え、ホロライブプロダクションとしての一体感がより大きいものとなった。また統合されたプラットフォームやイベントを通し、より多くのファンがさまざまなイベントや企画へ参加する機会が増えるようになる。
ホロライブIDの設立
ホロライブインドネシアはホロライブメンバーの海外リスナーやファンの増加を受け、ホロライブプロダクションがグローバル展開の一環として計画し2020年4月に設立したアイドルVTuberグループである。
「キズナアイ」から始まったVTuber文化は国内で大成功となり多くの人気VTuberが誕生した。これによりVTuber業界は急速に成長しその関心は国際的にも高いものとなった。VTuberコンテンツは国外でも数多くのファンを獲得しており、英語圏のリスナーからの支持が特に多い。海外リスナーにとってわからない日本語での配信でありながらもVTuberの魅力を大いに楽しんでいた。
ホロライブのライブ配信や投稿動画にも英語のコメントが増加したことから海外展開の必要性を感じグローバル展開に踏み切る。ホロライブのグローバル展開は、VTuberコンテンツの世界的規模の拡大と、世界中のファンからの需要に応えるために始まった。
ホロライブインドネシアはその第一歩として設立されたグループである。ホロライブインドネシアはインドネシア語のみでなく、個人差はあるもののメンバーのほとんどが英語、日本語も扱えるためより多くのリスナーへアプローチが出来ることにより国際的な認知度をより高めることへ繋がった。インドネシアは若い年齢層が多くX(旧Twitter)やYouTubeなどのソーシャルメディアやデジタルコンテンツの利用が活発であり、この地域のリスナーにアプローチすることでホロライブブランドの知名度をより向上させることを目的としている。
ホロライブEnglishのデビュー
ホロライブプロダクションより英語圏向けアイドルVTuberグループとして2020年9月にホロライブ Englishがデビューした。
ホロライブプロダクションのグローバル展開の一環としてホロライブインドネシアに続いてのデビューである。海外リスナーやファンの増加を受け、英語圏の視聴者を対象に日本以外のリスナーやファンの更なる獲得を目指し設立された英語圏アイドルVTuberグループだ。
ホロライブ Englishは、英語圏の視聴者に向けたライブ配信や動画投稿を行うことでホロライブプロダクションのグローバルなファンベースを築いている。ホロライブ Englishはさまざまなコンテンツ配信や動画投稿と独自のキャラクターやエンターテイメント性から多くのファンを惹きつけ北米や欧州を中心に人気を誇る。特にがうる・ぐらの人気は群を抜いており、ホロライブプロダクション内だけでなく、VTuber界で見てもトップクラスの人気を得ている。
メディアミックスプロジェクトの発表
ホロライブオルタナティブ(Hololive Alternative)は、ホロライブ所属のVTuberたちが新たな世界観や物語を描くメディアミックスプロジェクトのことである。メディアミックスは、各コンテンツの魅力を最大限に引き出すことで、ファン層の拡大やコンテンツ自体のブランド化につながる。これによりイベントや企画のクオリティの向上やコンテンツのさらなる発展が見込まれる。
ホロライブオルタナティブは、ホロライブメンバーのキャラクターや設定をもとに新しい一面や物語を展開し、ファンにこれまでとは一味違う楽しみを提供することを目的に始まったメディアミックスプロジェクトだ。プロジェクトの初発表となった「hololive IDOL PROJECT 1st Live.『Bloom,』」では、アニメーションティザーPVが公開された。他にも漫画やゲームとメディア展開を広げており、メンバーたちの異なる側面や新しい物語を楽しむことができる。
ホロライブオルタナティブはホロライブメンバーをより深く掘り下げ新しいシナリオや設定を再解釈することで、普段のライブ配信や投稿動画で見る姿とは一味違った新しい一面を見る事が出来るプロジェクトである。
ホロライブ初の海外イベント参加
2022年7月にアメリカで開催された北米最大級のアニメコンベンション「Anime Expo 2022」に初参加し、海外のファンとの直接交流が実現した。これにより海外のファンとの繋がりがより一層強いものとなる。
「Anime Expo」は全米で最大規模のコンベンションで、1992年より毎年1回開催されている。主催はSPJA(The Society for Promotion of Japanese Animation)が執り行っており、基本的に運営は非営利のボランティアだ。
主に日本のアニメや漫画などのポップカルチャーにフォーカスを当てた大規模コンベンションとなっているが、大勢の参加者が訪れるため各コンテンツの関連グッズの販売ブースや、豪華ゲストを招いてのトークセッション、アニメ作品の上映やコンサートなどさまざまなイベントが行われる。開催時期はコロナ禍ということもあり、Anime Expo 2022の入場には入場者全員のマスク着用やコロナワクチンの証明書確認が義務付けられた。また参加できなかったファンのためにYouTubeとTwitchなどでAnime Expo公式ライブが配信された。
この大規模コンベンションにホロライブプロダクションが初参加した。出展ブースでは、ホロライブの海外イベント企画hololive Meetプロジェクトで初年度のアンバサダーを務めたときのそら、アユンダ・リス、がうる・ぐらの3名のイラストを使用したグッズ販売が行われた。初の海外イベントへの参加で海外ファンとの交流も叶い、よりファンとの結びつきを強くすることが出来たイベントである。
ホロライブのメンバー
ホロライブ0期生
ときのそら
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目次 - Contents
- ホロライブの概要
- ホロライブの活動経歴
- ホロライブ設立
- ホロライブプロダクションの設立
- ホロライブIDの設立
- ホロライブEnglishのデビュー
- メディアミックスプロジェクトの発表
- ホロライブ初の海外イベント参加
- ホロライブのメンバー
- ホロライブ0期生
- ときのそら
- ロボ子さん(ろぼこさん)
- AZKi(あずき)
- さくらみこ
- 星街すいせい(ほしまちすいせい)
- ホロライブ1期生
- アキ・ローゼンタール
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- 『ぺこみこ大戦争!!』フルMV【さくらみこ/兎田ぺこら ホロライブ】
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- 『Candy-Go-Round』
- 『でいり~だいあり~!』
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- ENメンバー
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- 新衣装・新髪型
- た行
- 立ち絵 (立ち画)
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