KO世紀ビースト三獣士(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『KO世紀ビースト三獣士』(こうせいきビーストさんじゅうし)とは、1992年に発売されたOVAシリーズ。翌年の1993年には続編となる『KO世紀ビースト三獣士II』が発売され、物語も完結した。もともとはTVアニメ用の企画だったが、いったん頓挫した後にOVAで再スタートしたという経緯を持つ。
ヒューマンと呼ばれる謎の侵略者により、ビーストたちは追い詰められていた。ビーストのワン、メイ・マー、バドの3人は、謎のロボット神霊機たちと共に、ヒューマンが探し求める秘宝ガイアを求めて旅に出る。

CV:宍戸留美

Dr.パスワードの孫。6歳の女の子。天真爛漫な性格で、ワンたちにもすぐに懐き、祖父の死を乗り越えて彼らとの旅を笑顔で楽しむ豪胆な少女。
実はDr.パスワードとは血縁関係が無く、その正体はガイアの生体端末である。Dr.パスワードがどこで彼女と出会い、ガイアの端末であることを知ったのかは不明。

Dr.パスワード

CV:石森達幸

ヒューマンの科学者。ヒューマンながらビーストに対する敵意も偏見も持たない珍しい人物。
ツァー・マスターの命じるビーストたちへの攻撃を疑問に思い、これに対抗する術を求めてガイアの存在に辿り着く。ワンたちにこれを依頼したのは、彼らがガイアの守護者たる神霊王のパーツをそれぞれ神像として崇めていた一族の出身で、「神霊王の乗り手足りうる」と判断したためのようである。

V・ダァーン

CV:松本保典

ヒューマンの戦士。「魔法」と称する強力な電撃攻撃を得意とするが、実際にはこれは溜めこんだ電気を利用したもので、電気が無くなるとほとんど無力である。
残忍で狡猾な性格だが、後半ではツァーマスターに見限られて電気の補充ができなくなり、ギャグ担当としての活躍が目立つようになった。

V・ジョーン

CV:水谷優子

ヒューマンの戦士。肉体を用いた接近戦を得意とし、トンファーを得意の武器としている。
V・ダァーンと比べると冷徹な性格で、ツァー・マスターに見限られた後も執拗にワンたちを狙い続けた。

C・シーガル

CV:折笠愛

失敗続きのV・ダァーンたちを見限ったツァー・マスターが、新たにワンたちの追撃の司令官に任命した人物。
その正体はDr.パスワードの本当の孫で、過去の記憶を消された上でツァー・マスターに利用されていた。

ツァー・マスター

CV:加藤精三

ヒューマンの指導者。その正体は、地球が北半球と南半球に別れる以前に作られた人工知能である。
南半球ごと封じられた人類のために、手付かずの北半球を我が物とするべく、ビーストたちに侵略戦争を仕掛ける。

『KO世紀ビースト三獣士』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ワン「俺は今、無性に血が騒いでるぜ!」

目の前でDr.パスワードを殺され、怒り心頭のワンは、「俺は今、無性に血が騒いでるぜ!」と絶叫する。ワンの純粋な怒りは、神霊機たちを目覚めさせ、ここから彼らの反撃が始まっていく。
脚本を担当したあかほりさとるの前作『NG騎士ラムネ&40』の名セリフのセルフパロディでもある。

ワン「これじゃ蛸壺だよ、蛸壺」

ワンたちにとっての切り札である神霊王は、きわめて高い戦闘能力を持つ一方、コックピットの居住性が悪いという大きな欠点を持つ。最初に乗り込んだ時は泡のようなものに封じられていたワンたちだが、この際に彼らの体格を計測した神霊王側が最適化したのか、次に乗った時は直径が数10センチほどの丸形ポッドに詰められていた。
「これじゃ蛸壺だよ、蛸壺」とは、あまりにもあんまりなコックピットにむりやり詰め込まれたワンが口にした不満の声である。この時ワンたちはV・ジョーンに追い詰められており、「神霊王に乗っていよいよ逆転!」という盛り上がるタイミングで発したこともあり、強いギャップでクスリと笑えるシーンになっている。

『KO世紀ビースト三獣士』の主題歌・挿入歌

第1期『KO世紀ビースト三獣士』

OP(オープニング):宍戸留美「恋はマケテラレネーション」

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