影鰐-KAGEWANI-(カゲワニ)のネタバレ解説・考察まとめ

『影鰐-KAGEWANI-』とは、2015年に放送された高嶋友也監督によるオリジナルアニメ。現代日本に出現し人々を襲う未確認生物「奇獣」の謎を追う生物学者・番場宗介の戦いを描く。番場は両親を殺した奇獣を、猿楽製薬の木村雅貴は自社の利益のために奇獣を追う中、伝説の存在「影鰐」を巡る陰謀に巻き込まれていく。恐怖感を煽る暗く澱んだ紙芝居風の独特な視覚演出が特徴である。2016年には第2期『影鰐-KAGEWANI-承』が放送された。

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『影鰐-KAGEWANI-』(カゲワニ)の概要

『影鰐-KAGEWANI-』とは、2015年10月から12月まで『ULTRA SUPER ANIME TIME』枠内で第1期が放送されたテレビアニメである。翌2016年4月から6月にかけては第2期となる『影鰐-KAGEWANI-承』が放送された。本作はテレビ東京の短編アニメ『闇芝居』第1期を手掛けた高嶋友也監督によるオリジナル作品であり、タイトルは島根県沖に伝わる伝説の怪魚に由来している。

物語の舞台は、現代日本に突如として出現し、人々を無差別に襲う謎の未確認生物「奇獣」が跋扈する世界である。主人公である生物学者・番場宗介(ばんば そうすけ)は、幼少期に自身の両親を惨殺した奇獣の行方を突き止めるべく、各地で発生する奇獣事件の謎を追い続けている。一方で、巨大企業・猿楽製薬のエージェントである木村雅貴(きむら まさき)もまた、自社の利益や目的を果たすために奇獣の存在を追跡しており、異なる思惑を持つ者たちが奇獣を巡って交錯していく。

演出面では、一般的なセルアニメや3DCGアニメの華やかな手法とは異なり、恐怖感を煽る暗く澱んだ特殊効果を加えた独自の紙芝居風タッチが採用されている。この独特な視覚表現が、不気味な奇獣の造形や緊迫した物語展開と相まって、視聴者に強い没入感と根源的な恐怖を与えるホラー作品として確立されている。

『影鰐-KAGEWANI-』(カゲワニ)のあらすじ・ストーリー

第1期

獣出現と過去の因縁

現代日本の各地で、人々を無差別に捕食する謎の未確認生物「奇獣」が突如として現れ始める。生物学者の番場宗介(ばんば そうすけ)は、幼少期に自らの両親を惨殺した奇獣の正体を突き止めるべく、その足跡を執拗に追っていた。一方、巨大企業・猿楽製薬のエージェントである木村雅貴(きむら まさき)もまた、組織の利益のために奇獣の追跡を続けていた。

猿楽製薬の陰謀

調査を進める番場は、すべての奇獣の根源ともいえる伝説の存在「影鰐」に辿り着く。しかし、木村の真の狙いは奇獣の生態調査ではなく、その細胞を用いたクローンの影鰐を生成し、強力な生物兵器へと転用することにあった。番場は、倫理を逸脱した企業の闇に直面する。

影鰐との共生

不測の事故により死の淵に立たされた番場だったが、幼い頃に負った傷に残る影鰐の細胞が、木村の造り出したクローンと共鳴。奇跡的に一命を取り留めた彼は、その身に影鰐を宿す「共生体」へと変貌を遂げる。人知を超えた力を得た番場は、兵器化を阻止すべく木村を急襲した。

闇への潜伏

謎の老女シーロン・メイからの不穏な警告を背に、番場は夜の街へと姿を消す。影鰐の力を制御しつつ、自らの運命に決着をつけるための孤独な放浪が幕を開けた。

第2期

再燃する戦火

猿楽事件から4か月。番場は各地の奇獣を屠りながら影鰐の行方を追っていたが、軍事利用を企む本間丈二ら猿楽製薬の特殊部隊に捕らえられてしまう。
移送先で再会した木村の依頼により、事故が起きた研究施設へと向かうが、そこで影鰐を狩る宿命を背負った暗殺者ナギ・ヤグルの強襲を受ける。

失われた記憶とナギの過去

ナギが放つ特殊な音叉の力によって能力を封じられ、窮地に陥る番場。シーロンの自己犠牲によって辛うじて窮地を脱した彼は、昏睡の中でオリジナルの影鰐が潜む場所と、ナギが抱く憎悪の根源を知る。一方、本間の手によって実験体にされかけるも、木村の密かな介入により脱出に成功する。

聖域での決戦

番場は因縁を断ち切るため、木村と共にメイ族の集落跡地へと向かい、ついにオリジナルの影鰐と対峙する。無限の進化を繰り返す強大な力に圧倒される番場だったが、そこへ合流したナギと共闘。憎しみを越えた協力により、ついに強敵を追い詰める。

裏切りの進化

ついに決着かと思われたその瞬間、真の野望を露わにした木村が介入する。彼はオリジナルの影鰐を倒すのではなく、自らの肉体へ取り込むことで究極の進化を目論んでいた。最強の細胞を吸収した木村の異様な姿を前に、物語は衝撃の結末を迎える。

『影鰐-KAGEWANI-』(カゲワニ)の登場人物・キャラクター

主要人物

番場 宗介(ばんば そうすけ)

圭之介
圭之介
@keinosuke_333

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