深夜のダメ恋図鑑(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『深夜のダメ恋図鑑』とは尾崎衣良による漫画作品。2013年より『プチコミック増刊』で連載し、その後『プチコミック』に移籍して2015年より2022年まで連載した。2018年にはテレビドラマ化され、馬場ふみか、佐野ひなこ、久松郁実が主要キャストを務めた。恋に仕事に悩める女子3人の恋愛エピソードが描かれる。
福間千代、古賀円、千鳥佐和子の3人は、定期的に集まり、恋愛話に花を咲かせていた。言い寄ってくる既婚者や、家事を全くしない彼氏、体毛が気になる彼氏の話など、ダメンズたちの話で盛り上がる。

(左)国分諒 (右)千鳥佐和子

同僚に、佐和子の小言について愚痴をいう諒に対し、佐和子は「あたしアンタのママじゃないから 自分で汚したケツも拭けない男はいらないのよ」と言い放った。自分は一切家事をしないにも関わらず、最低限のマナーとルールを守らない諒に佐和子は静かに怒りをぶつける。そのあと佐和子は諒を家から追い出す。普段は小言を言いながらも、諒の汚した後始末をしてしまう佐和子であったが、怒りが爆発すると容赦がない。

郡元ゆうこ「外では仕事をバリバリやっている人間が、なんにも気づかない、言われたことすらまともにできない、こと家庭のことになるとこんなにも愚鈍になるのはなんでなの……?」

円の友人であるゆうこが、夫に「外では仕事をバリバリやっている人間が、なんにも気づかない、言われたことすらまともにできない、こと家庭のことになるとこんなにも愚鈍になるのはなんでなの……?」と静かに怒りをぶつける。子供のお迎え、買い物、料理の支度など、帰宅後もやることがたくさんあるはずだが、それらは全てゆうこがこなしていた。旦那の学は帰宅後のんびりソファーでくつろいでおり、「もう少し協力してほしい」とゆうこが言ったことで気まずい雰囲気になってしまう。その後、学はラーメンを調理しようと鍋に火をかけるが、「鍋の持ち手を奥にして」というゆうこの言いつけを守らなかったために、息子がやけどしそうになる。家族の安全に対して神経が使えない学への、ゆうこの怒りが感じられる。

古賀円「お互いできることをやっただけでしょ」

(左)市来信博 (右)古賀円

酔っ払いに絡まれた円を守り切れず、自分を責める市来に円は「お互いできることをやっただけでしょ」と言葉をかける。男女の役割やあり方に、日々理不尽さを感じている市来にとって、円の言葉は新鮮なものであった。初めて会ったときはお互いに印象が良くなかったが、このあたりから市来は円への好意を自覚するようになる。

『深夜のダメ恋図鑑』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

真っ二つに割れた作品への口コミ評価

本作は多くの女性から激しく共感したと支持を受ける一方で、低い評価をつける人もいる作品である。評価の男女比は明かされていないが、女性が男性に読ませたいという声が多い。

ゆうこが主役の番外編が「HugKum」に掲載

(右)郡元ゆうこ (左)ゆうこの上司

円の友人で、一児の母親であるゆうこが主役の番外編が、子育て情報サイト「HugKum」にて掲載されている。本編で登場する千代、円、佐和子は独身の女性であるため、子育てあるあるというのは描かれていない。しかし番外編では、共働きの中で、家庭内での負担は妻のほうが多いという様子が描かれているため、子育て世代の女性からは共感を得やすいといえる。

『深夜のダメ恋図鑑』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):TWICE「STAY BY MY SIDE」

ドラマ版のオープニングで流れる曲。

ED(エンディング):Sonar Pocket「baby baby」

ドラマ版のエンディング曲。

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