私の夫と結婚して(小説・漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『私の夫と結婚して』とは、2024年1月からAmazonプライムビデオで配信された韓国ドラマで、原作はソン・ソジャクによるウェブ小説である。主演はパク・ミニョンで、ナ・イヌやソン・ハユンなどが出演する。同僚のミンファンと結婚したジウォンだが、病気になった上に親友と夫の不倫を目撃した後、死んでしまう。しかし目を覚ましてみると、なぜか10年前に戻っていた。人生をやり直すことになったジウォンは、運命を変えることを決意する。本作はAmazonプライムビデオランキングで1位を獲得し、大ヒットしている。

『私の夫と結婚して』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ジウォン「私の捨てたゴミを拾えてよかったわね」

第11話、結婚式でスミンを祝福するジウォン

ジウォンは自分をどん底に叩き落したミンファンとスミンを結婚させることを決意する。それから幸せを奪おうとするスミンや、借金返済に追われるミンファンの心理を利用して、様々なことを画策してきた。そしてジウォンの思惑通り、ついにスミンはミンファンと結婚することとなる。2人の結婚式に参列したジウォンはスミンに対し、「おめでとう。私の捨てたゴミを拾えて良かったわね」と微笑みながら言い放った。復讐を成功させて放ったジウォンの言葉が痛快な名台詞だった。

殺されそうになるジウォンをジヒョクが救う場面

第13話、ジウォンを助けに来るジヒョク

ユラの周辺の情報からジウォンの危機を察知したジヒョクは、彼女を助けに向かう。その間、ジヒョクはジウォンへの留守電メッセージで、自分が交通事故で死ぬためそばにいてあげられないことを語る。そして彼女に、大好きだと自分の思いを伝えた。その直後、ジヒョクはマンシクの運転するダンプカーに追突されそうになっているジウォンを庇い、轢かれてしまった。自分の命を捨ててもジウォンを守りたいというジヒョクの熱い思いに、心を打たれる名場面だった。

ジウォンがスミンに勝利する場面

第16話、スミンを取り押さえるジウォン

スミンはミンファンを殺して逃走し、ジウォンの元に突然現れて彼女を結束バンドで縛る。そしてジウォンの家に火を放とうとシンナーを撒き散らす。「私の勝ちよ」と勝ち誇るスミンに対し、ジウォンは「いいえ、勝ったのは私」と言い返し、結束バンドを引きちぎって彼女を投げ飛ばした。ジウォンは始めからスミンが来ることを予想し、彼女を迎え撃つために様々な準備を行っていた。ジウォンはスミンを取り押さえ、「あなたが落ちるべき地獄よ。味わって」と告げる。ジウォンの家に仕掛けられたカメラの前で、ミンファン殺害を認めたスミンは警察に逮捕された。逃げずに最後までスミンと真正面から対峙し、彼女に勝利したジウォンの姿にスカッとする名場面だった。

『私の夫と結婚して』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

役作りで37キロまで減量したパク・ミニョン

本作で主役のジウォンを演じたパク・ミニョンは末期がんを患う役柄をリアルに表現するため、食事制限を行い、撮影現場ではイオン飲料しか飲まない生活を送って37キロまで体重を減量した。そのため朝目覚めるとめまいがして、壁を掴んで立たなければならないほどになってしまい、日常生活にも支障が出ていたようだ。しかし見違えるほど痩せた姿になったことから、撮影の際はキャラクターを具現化できたことに喜びを感じていたという。

スミン役を演じて涙を流したソン・ハユン

本作で悪役であるスミンの熱演が話題となったソン・ハユンは1年間知り合いに会わず、視聴者に配慮するためにインスタグラムも全て削除し、自分の本当の姿を見せないようにしていたという。また現場では他のキャストと話し合ったり学んだりすることはあったものの、スミンというキャラクター上、孤立しなければならないためふざけることはできなかったようだ。しかし特にジウォンに対してきついセリフを吐かなければならないこともあるため、ジウォン役のパク・ミニョンに「ソン・ハユンはミニョンのことが大好き」とメールを送ることもあった。撮影中は「辛い」などと口にしたことはなかったが、撮影後は大変だったことを思い、涙を流したという。

可愛さとカッコ良さの差別化に気を配ったナ・イヌ

本作でジヒョク役を好演したナ・イヌは、ドラマの出演により人気が沸騰し、インスタグラムのフォロワーが200万人を超えるなど大ブレイクしている。188㎝の高身長でモデルのようなスタイルだが、ドラマの序盤では少し大きめのサイズのスーツを着てダボッとさせ、ヘアスタイルや眼鏡でダサさを演出していた。ジヒョクは可愛い面とカッコいい面がある役なので、可愛く見せる時は「ジウォンを心から愛してる」という気持ちで肩の力を抜いて演じ、全く違う姿を見せることに気を配ったとイヌは語っている。またイヌは一番印象的だったシーンとして、第7話の宝探しゲームでジウォンが水の中に入って旗を取りにいくシーンを挙げている。危険な行為をするジウォンに対し、ジヒョクが彼女に命を大事にしてほしいという気持ちが爆発するため、どの程度気持ちを抑えるかに気を配っていたようだ。

『私の夫と結婚して』の主題歌・挿入歌

挿入歌:LYn「演劇」

2000年にデビューした韓国歌手のLYnが歌った楽曲である。2回目の人生をやり直す主人公の崩れた信頼による混乱と喪失の感情を、レトロで夢幻的なムードで描いている。

0qdenpachixx
0qdenpachixx
@0qdenpachixx

Related Articles関連記事

韓国・韓流ドラマの主題歌・挿入歌・OSTまとめ

韓国・韓流ドラマの主題歌・挿入歌・OSTまとめ

韓国・韓流ドラマとは、韓国で制作されたテレビドラマである。「韓ドラ」とも呼ばれ、日本では2003年に放送された『冬のソナタ』が一世を風靡して以来、根強い人気を誇っている。1話につき1時間以上の見ごたえのあるストーリーや斬新な演出も人気の理由として挙げられるが、中でも注目されるのが「OST」と呼ばれるサウンドトラックである。K-POPアイドルや歌手が担当する主題歌は、特に話題となることが多い。

Read Article

キム秘書はいったい、なぜ?(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

キム秘書はいったい、なぜ?(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『キム秘書はいったい、なぜ?』とは、2018年に韓国で放送されていたテレビドラマで、御曹司と秘書が繰り広げる恋をコミカルに描いている作品。主人公はエリート御曹司でユミョングループの副会長であるイ・ヨンジュンと、その秘書であるキム・ミソ。副社長と秘書という間柄から次第に恋愛関係になるまでの過程が笑いあり、涙ありの展開になっている。二人はそれぞれの思い出したくない誘拐事件の真相を解きあかしながら、思いやり、信頼関係を築いていき、恋の駆け引きをするラブコメディーである。

Read Article

トキメキ☆成均館スキャンダル(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

トキメキ☆成均館スキャンダル(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『トキメキ☆成均館スキャンダル』とは、2010年に韓国のKBSで放送されたテレビドラマ。原作はチョン・ウングォルの小説『成均館儒生たちの日々』。幼いころに父を亡くし、病気がちの弟と母を養うため男装してお金を稼ぎながら家族を支える主人公のキム・ユニ。そんなユニがあるとき科挙試験の代筆を請け負うことになる。それをキッカケに女子禁制の名門校である「成均館(ソンギュンガン)」に入学が決まってしまう。寄宿舎での生活を通し共に学び合う仲間たちとの恋愛や友情、夢を育んでいく青春ラブストーリー。

Read Article

CUBE Entertainment(韓国芸能プロダクション)の徹底解説まとめ

CUBE Entertainment(韓国芸能プロダクション)の徹底解説まとめ

CUBE Entertainment(CUBEエンターテインメント)とは、元JYP Entertainment代表のホン・スンソンが設立した韓国の芸能事務所である。「PENTAGON」や「(G)I-DLE」など、メンバー自身が楽曲制作などを手がける「自作ドル」が多いのが特徴。2008年に創設されK-POP企業の中では中堅に位置するが、所属アーティストのスキルは高い。

Read Article

韓国ドラマ『彼女の私生活』まとめ!日本語訳やドラマ動画・OST・主題歌・メイキングを徹底紹介!【キム・ジェウク×パク・ミニョン】

韓国ドラマ『彼女の私生活』まとめ!日本語訳やドラマ動画・OST・主題歌・メイキングを徹底紹介!【キム・ジェウク×パク・ミニョン】

『彼女の私生活』とは、美術館で主席学芸員として働きプライベートはK-POPアイドルを追っかけるヲタク女性と、美術館の館長で彼女の上司にあたる絵を描けなくなった画家との出会いを描いたラブコメディーである。アイドルのヲタ活、学芸員の仕事にも触れることのできるお仕事ドラマ。

Read Article

目次 - Contents