禁断シリーズ(刑部真芯)のネタバレ解説・考察まとめ

『禁断』シリーズとは、刑部真芯による人気少女漫画で、両親を交通事故で亡くした高瀬萌子は、加納財閥の息子・加納毱也に引き取られる。萌子は毬也を実の兄のように慕っていたが、彼の本当の目的は萌子を理想の女性に育てることだった。作者のデビュー作となった1作目『禁断〜秘密の花園〜』を皮切りにコミックスが発売され、刑部真芯の耽美な世界観を堪能できるとして人気を誇る作品である。

加納財閥

毱也の実家で、毱也の実の父親が実権を握っている。毱也と萌子が出会うきっかけになった孤児院も運営している。

『禁断シリーズ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

加納毱也「誰が飽きた人形 一晩中抱くんだよ」

毱也の実の父親から、毱也と離れるように言われた萌子は、毱也の元から離れる前日の夜に強がって同級生の蓮太郎と付き合うことにしたと、毱也に告げる。それを聞いた毱也は嫉妬に狂い、萌子を抱く。萌子は、「もっと抱きしめて」と毱也に抱きつき、彼を熱く求める。そして翌日、毱也の実の父親の部下が家に迎えに来て、萌子を空港まで送るのだが、その時に、会議を抜け出した毱也が萌子の前に現れ、萌子に「誰が飽きた人形一晩中抱くんだよ」と言った。毱也にとっての渾身の告白と言っても過言ではないだろう。

加納毱也「萌子そのくらいにしとけ…お仕置きがキツくなるだけだぞ…」

パーティーで毱也が萌子にくれた指輪を、無理やり見知らぬ女に取られてしまい、ふてくされていた萌子は、毱也に口答えしてしまう。その時に毱也が萌子に「萌子そのくらいにしとけ…お仕置きがキツくなるだけだぞ…」と言った。その後、萌子は指輪を無事に返してもらうが引き換えに、毱也の好みで伸ばしていた長い髪の毛を毱也からの寵愛を一心に受ける萌子に嫉妬したその女に、バッサリとショートカットに切られてしまう。萌子は毱也には逆らえないことがわかる一言だ。

加納毱也「あのなーアイツの体は悦んでオレに抱かれてんだ」

体育祭の日を毱也に黙っていた萌子。毱也が何故隠していたか、萌子に尋ねると、毱也には関係ないと素っ気ない態度をとってしまう。いつものように毱也に抱かれていると、毱也はキスマークをつけたがるが、萌子はそれを嫌がる。そして体育祭当日、萌子を見に来た毱也は、体育倉庫で嫌がる萌子を、無理やり抱く。萌子がいないことに気づいた、同級生の蓮太郎は、衣服が乱れた萌子を見つける。その時、「なんでこんな酷いことをするんだ」と、蓮太郎が毱也に詰め寄った際、毱也は「あのなーアイツの体は悦んでオレに抱かれてんだ。オレが躾けたからな 嫌がってんのは口だけだ…何回いったと思ってる 見してやるぜなんならなー」と言い放った。毱也の不器用な萌子への愛と、蓮太郎の優しさが、垣間見えるシーンでもある。

高瀬萌子「今日は…毱也と初めて会った日なの…」

蓮太郎に、機嫌が良いと指摘された萌子が、「今日は…毱也と初めて会った日なの…この日は毎年毱也と外で食事する約束になってるの…」と嬉しそうに話すのが、いつも暗い萌子にとって、本当に嬉しいんだなという様子が伝わってくるセリフである。
天涯孤独であった萌子の運命が変わった記念すべき日とも言えるだろう。

『禁断シリーズ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

仲が良い萌子と森津

仲が良い萌子と森津。萌子は出先のお店で、森津に毱也のことを相談する。抱かれる時に、縛られたり、目隠しされたりと、毱也の性癖について相談する。というより、半分以上、のろけ話である。萌子はどこにも行かないと言っているのに、毱也は不安がるらしい。

森津のストレス解消法はぬいぐるみの購入

森津のストレス解消法はぬいぐるみの購入。萌子と毱也の恋愛話を聞いていると、疲れも倍増するらしい。そんな日々を癒すべく、森津は今日もぬいぐるみを買うのであった。

勘違いから毬也にプロポーズしていた森津

幼稚園の頃、森津は、毱也に初めて出会い、毱也に一目惚れし、「俺と結婚してください!」とプロポーズするが、その後、毱也が男だと知り、愕然とする。勘違いから毬也にプロポーズしていた森津。

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