スノウボールアース(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『スノウボールアース』とは、2021年より辻次夕日郎が『月刊!スピリッツ』で連載しているSF冒険アドベンチャー漫画であり、作者の初連載作品である。人類と銀河怪獣群の最終決戦にて「救世主」と呼ばれる少年・流鏑馬鉄男は巨大ロボットである・ユキオを失いつつも怪獣群を討伐し、10年ぶりに地球に帰還する。ただ帰還した鉄男を待ち受けていたのは、雪と氷に覆われ、多くの怪獣が跋扈する変わり果てた地球であった。SF要素と王道的なバトル漫画要素が見事にマッチしていることが、本作最大の魅力。

ミシマモールに住んでいる女性でショートカットの髪が特徴的な人物。
責任感が強く、真面目な性格である。
シマモールの2代目技術課の課長で、「人間の大地」の熱を利用した生活設備を制作する。
初代技術課の課長であった剥音の母は、ネズミ型の銀河怪獣に捕食され命を落としており、剥音はネズミ型の銀河怪獣を母の仇として、討伐用の武器を制作していた。
鉄男と交流を深めていくうちに彼のやさしさに触れ、鉄男に心を開いていった。

作中に登場した怪獣

人間の大地

雛鳥のような姿をした怪獣。
蒼と契約関係を結んでいる怪獣であり、炎を操ることができる。
普段はミシマモールの地下に眠っており、ミシマモール全域に熱を贈り人々の生活を支えている。
戦闘能力はかなり高く、空を飛べるほどの機動力と高熱をもって他の怪獣を圧倒するほどである。

師の剣(ヘラクレス)

ケンタウロスのような姿をした怪獣。
逸石と契約している怪獣であり、未来を見通すを能力がある。
能力と驚異的な身体能力を併せ持ち、非常に高い戦闘能力を持つが、能力の対象は有機物に限られるという弱点を持つ。

その他人物

相模逸石 (さがみ いっせき)

E-RDEの灯のリーダーでメンバーからは「大佐」と呼ばれている。大柄で眼帯をつけている男性であり、鉄男に続く次世代のパイロットを生み出そうとした子供の育成プログラム「E-RDEの灯」を発案した人物。
救世主に強い憧れを抱いており、古い救世主である鉄男を殺害し新たな救世主になろうと画策する。
怪獣使いであり、操る怪獣はケンタウロス型の師の剣(ヘラクレス)という怪獣。未来を見通す能力があり、その能力と高い運動能力を用いて鉄男とユキオのコンビと互角の戦いを繰り広げた。ただ能力対象は有機物のみという特性を鉄男に見切られ、戦いに敗北する。

流鏑馬 虎鹿(やぶさめ こじか)

E-RDEの科学者で鉄男の父親。地球防衛大機星スノウマン(ユキオ)の開発者である。

『スノウボールアース』の用語

銀河怪獣

A.D.2025年に地球の生物の殲滅することを目的とした巨大な怪獣。
鉄男とユキオが10年にわたって戦ってきた敵である。

E-RDE(エルデ)

鉄男らが所属していた対銀河怪獣組織。鉄男とユキオのコンビを指揮し、銀河怪獣に対抗していたが、最終決戦後に突如地球に現れたヒト型の銀河怪獣の冷気を発する能力により壊滅状態に陥る。

全球凍結(スノウボールアース)

鉄男が宇宙で銀河怪獣群との最終決戦を終え、帰還した時の地球の状態。
ヒト型の銀河怪獣の能力により、地球全域が氷と雪で覆われている。

E-RDEの灯

相模逸石 (さがみ いっせき)が発案した鉄男に続く次世代のパイロットを生み出そうとした子供の育成プログラム。E-RDEが壊滅したのちは逸石をリーダーとした多くの怪獣使いを有する組織となっている。

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