ステージS(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ステージS』とは、日本の漫画家・針川智也による漫画。集英社のWeb漫画アプリ『少年ジャンプ+』にて、2022年3月から連載を開始した。2022年7月に休載し、翌2023年12月に連載を再開している。
主人公の浮世めぐるは、10年前から想いを寄せていた幼馴染の竜海紗良と付き合うことになった。しかしそれからまもなくめぐるは交通事故に遭い死亡。その後古い祠に住む白蛇様に100日後に紗良が黒蛇という神に殺されると聞かされる。紗良を守るために、めぐるは蘇り、黒蛇を倒すための戦いを始めるのだった。

三ツ編文代(みつあみ ふみよ)

家電製品シェアNo,1の業界最大手企業である虎ノ門電機株式会社の社長。102歳という高齢だが、外見はまるで少女。顔の周りについている口とは一心同体とのことだが、それがなんであるかなど、詳細はわかっていない。

穢(けがれ)

霊犀(れいさい)

めぐるが一番最初に会敵した人型の穢。虎電では「隻涙の穢(せきるいのけがれ)」と呼ばれている。顔半分に4つの目があるのが特徴。

リリー

霊犀(れいさい)と一緒にいる穢。霊犀のことを「ダーリン」と呼んで慕っている。普段はネコの姿をしているが、人型にもなることが可能。

馮河(ひょうが)

霊犀やリリーと一緒に紗良を攫いにやってきた人型の穢。虎電では、「双涙の穢(そうるいのけがれ)」と呼ばれている。

その他

黒蛇(くろへび)

空を這う巨大な真っ黒い蛇神。どのような存在なのか、何が目的かなどは不明である。この黒蛇の排泄物が穢と呼ばれる存在。人型の穢達に「母」と呼ばれているので、性別があるのであればメスだと考えられる。

竜海紗良(たつみ さら)

主人公・浮世めぐるの幼馴染。人にやさしく明るい少女であり、めぐるが10年前の6歳のころから思いを寄せている相手でもある。”依代”として、人型の穢に狙われる。

『ステージS』の用語

黒蛇(くろへび)

空を這う巨大な真っ黒い蛇神。どのような存在なのか、何が目的かなどは不明である。人型の穢達に「母」と呼ばれているので、性別があるのであればメスだと考えられる。白蛇との因縁などはわかっていない。

穢(けがれ)

黒蛇が落とした排泄物。悪霊や呪いといった存在に当たる。生まれ落ちたばかりの穢は、人の魂のエネルギーである魄気(はくき)を吸って成長していく。目の数が強さを表しており、4つ目以上の存在はほぼ確認されていない。人型の穢も確認しており、これは目から血の涙を流しているような見た目をしている。それが片目にしかないものを「隻涙の穢(せきるいのけがれ)」、両目にあるものを「双涙の穢(そうるいのけがれ)」と呼び、「双涙の穢」のほうが「隻涙の穢」よりも数段強い。

『ステージS』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

大切なヒトを思い出すめぐる

浮世めぐるは、自身に宿る白蛇様の力をコントロールして強くなるために、「忘却の儀(ぼうきゃくのぎ)」という修行をする。「忘却の儀」は、自分の最も大切なものが失われた夢想世界で、大切なものを思い出して帰還するというもの。強靭な精神力が必要であり、これを無事に終えることができればめぐるは強くなることができる。ただタイムリミットは24時間。それを過ぎると夢想世界から現実世界に戻ることができないという。

めぐるの夢想世界では、交通事故で亡くなったはずの両親が生きており、紗良が存在していなかった。めぐるは最初は両親がいる日々を幸せに感じ、紗良のことを思い出せなかったが、すぐに何かが足りないと違和感を感じ始める。そして紗良を思い出した後は、本当はもっと一緒にいたかった優しい母親の手を振り切って駆け出す。最後に振り返った時、めぐるの母親は微笑んでめぐるを送り出した。めぐるは紗良が大切であること、好きだということを思い出し、見事に「忘却の儀」を終えるのだった。

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