サムライチャンプルー(アニメ・漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『サムライチャンプルー』とはマングローブが原作・制作を行い、渡辺信一郎が監督を務め2004年5月から9月にかけて放送された異色の侍アニメ、及びアニメを原作とした漫画作品である。天涯孤独の少女フウがひまわりの匂いのする侍を探して、ムゲン・ジンの三人で旅を続ける物語である。日本の古き良き和のテイストと現代のヒップホップがミックスされた独特な世界観と、登場する侍たちの痺れるようなアクションシーンがこの作品の大きな魅力である。

『サムライチャンプルー』の概要

『サムライチャンプルー』とは、マングローブが制作・原作の2004年5月から9月にかけてフジテレビ系列にて放送された、渡辺信一郎が監督を務める全26話からなるアニメ作品だ。ヒロインである天涯孤独の少女フウはひまわりの匂いのする侍を探している。そんなフウの前にたまたま居合わせた琉球育ちの無頼漢ムゲンと、クールで無口な剣士ジンを用心棒として共に旅をすることになる。この旅の中で三人はそれぞれの過去と向き合っていくこととなる。

日本の江戸を舞台としているこの作品の世界観は、和テイストと海外のヒップホップ文化が独特に融合しこれまでに見たことのない、ユニークなものになっている。江戸時代なのに金髪にピアスをつけた若者が登場したり、ヒューマンビートボクサーが登場したりする。江戸時代とはミスマッチな部分が多くあるにも関わらず、いつの間にかその世界観を受け入れてしまう。違和感なく和とヒップホップが混じり合い一つの作品として確立しているのだ。また、この作品では侍たちが繰り広げる痺れるようなアクションも魅力の一つである。

このアニメの監督を務める渡辺信一郎監督は、これまでに『カウボーイビバップ』や『坂道のアポロン』『スペース☆ダンディ』などの多くの有名アニメ作品の監督を務めた名監督である。また、日本を代表するヒップホップユニットSHAKKAZOMBIEや日本のローファイ・ホップの先駆者であるNujabesなどをはじめ、多くのアーティストがこの作品の音楽を担当している。

『サムライチャンプルー』のあらすじ・ストーリー

旅の始まりは突然に訪れる

舞台は天下泰平の世が訪れた江戸。天涯孤独の少女フウは茶屋の夫婦のもとで世話になりながら、ひまわりの匂いのする侍を探し続けていた。
ある日、茶屋の客同士の喧嘩に巻き込まれ、茶屋が全焼しフウは住む場所を失ってしまう。その喧嘩の原因人物である無宿人ムゲン、無宿浪人ジンの二人の男に、共にひまわりの匂いのする侍を探して欲しいとフウは願い出る。渋る二人にフウは寛永通宝を取り出し「裏が出たら私の旅に付き合ってもらう」と持ちかける。結果は裏。
こうして三人の奇妙な冒険の旅が始まることになる。ムゲンとジンはひまわりの匂いのする侍の正体を知らずに旅を続けることになる。ムゲンやジンの強さを聞きつけて戦いを挑む者や復讐を企てるものも現れる中で、二人は剣の腕を磨き力をつけていくのだった。

一方で旅を続けるためには宿代や船賃を稼がなくてはならない。三人はあの手この手でバイトをしては金を稼ぐ毎日が続いた。
途中化け物が現れるという山を通りかかった三人は、化け物を倒すと賞金がもらえるという話を聞いて浮き足立つ。だがその正体は三人が出会ったあの茶屋で喧嘩に巻き込まれ片腕をなくした佐々木竜二郎(ささきりゅうじろう)だった。
原因となったムゲンを恨み、鬼若(おにわか)という巨体を持つ大男を仲間に引き入れムゲンに復讐をしようと計画していた。佐々木はフウを誘拐し人質にとる。フウは鬼若を見て一瞬驚くが、鬼若の「俺が怖いか?」という質問にフウは怖くないと答えるのだった。

佐々木は、ある女を利用してムゲンを色仕掛けで誘い出すと毒を盛り、ムゲンの力が弱まったところを見計らい奇襲を仕掛けた。鬼若の圧倒的な怪力になす術の無かったムゲンだった。
鬼若はムゲンと戦う最中、佐々木がフウに暴力を振るっている様子が目に入った。激情する鬼若。鬼若はいつの間にか、自分を怖がらなかったフウに特別な感情を抱いていたのだ。そして鬼若は、フウを助けるために自分の雇い主である佐々木を殺したのだった。
直後、ムゲンは鬼若にトドメを刺すために刀を向ける。鬼若も刀を振り上げたがフウのやめての一言により、鬼若はその刀を手放したのだった。ムゲンの刀は鬼若の体を貫いた。その場に崩れ落ちる鬼若。フウは倒れた彼に「どうして私を助けてくれたの?」と問いかける。鬼若は「お前は俺を怖がらなかった」と言い残し、息を引き取ったのだった。

旅を続ける中で数々の敵と対峙していくが、その中でも本気で三人の命を狙うものもいれば、指示を受けただけで殺意のない敵も存在する。あらゆる戦いを通して、人々の心に触れていくことで三人は徐々に成長していくのだった。

人の手助けを行い出会いと別れを繰り返す

三人は宿代や船賃を稼ぐためにさまざまな仕事やバイトを引き受けていた。その中で組の用心棒を引き受けたがその組同士の抗争に巻き込まれたり、通りすがりの人々を助けるために自らが追われる身になったりするなどのトラブルに巻き込まれることもある。だが同時に通りすがりの人々を助ける、正義のヒーローとしての役目を果たしていたのだ。

ジンはある雨の日、橋の上で一人佇んでいる女に声をかけた。彼女はその川に飛び込もうとしていたのだが、ジンの一言でその命が救われることになる。ジンは宿代を稼ぐため鰻屋のバイトを請け負っていた。慣れないうなぎに苦戦していたところ現れたのは先ほど声をかけた女、紫乃(しの)だった。
紫乃はジンの慣れない手つきを見て自身も店を手伝うと言う。紫乃のおかげでうなぎは飛ぶように売れたのだった。そして紫乃はジンに告白する。「私ね、明日から女郎屋で働くの。だから自由に歩き回れるのも今日が最後」と言い残し、紫乃は立ち去ってしまったのだった。それからジンは紫乃のことが忘れられず、彼女のいる女郎屋の前に毎日やってくる。店の人間が邪魔だとジンを追い払ってもジンはやってくるのだった。
その頃ムゲンとフウは、カブト相撲(昆虫のカブトムシを戦わせ賭け事をする)で大金を儲けていた。ジンはその話を聞くなり二人に金を貸してくれと相談する。何の事情も知らない二人は女を買おうとするジンに驚くが黙って金を貸すことにした。そしてジンはその金を持って紫乃のいる女郎屋へと向かう。一度は紫乃に会うことはできたが、彼女はこれきりにしてほしいとジンを拒絶するのだった。ジンはどうにかして紫乃を店から助け出そうと考える。

そして、再び女郎屋に現れたジンは、川の向こうに縁切寺があることを彼女に伝え足抜けをしようと告げる。その言葉に最初は動揺し慌てる紫乃だったが、一度は命を助けてくれたジンの言葉を信じここから抜け出すことに決める。そして店の者の目をかいくぐり見事に脱出することに成功した紫乃。直後、足抜けがばれてしまい追っ手がかかる。そこへ助っ人に現れたムゲンとフウも参戦し、ジンと紫乃は無事に追っ手から逃れ縁切寺へと向かうための船がある岸へと辿り着いた。紫乃は川の向こうへ行くための小舟へ乗り込むが、そこに待ち受けていたのは紫乃の夫である男だった。だが紫乃は男に向かって「私の人生を取り返す」と言い放ち、持っていた金を投げつけた。するとジンは彼女一人だけを乗せた小船を岸から離す。紫乃はジンを捕まえようとその手を伸ばすが、間一髪でその手は虚しく空を切る。離れていく小舟の上で、紫乃は「ありがとう」とジンに礼を述べるのだった。
一期一会の出会いの中で三人はさまざまな出会いをして別れていく。その繰り返しの中で己の強さや弱さを学んでいく。

三人が抱えるそれぞれの過去

三人は旅を続けながらもお互いの過去を知らずに行動をともにしていた。その旅の途中でムゲンやジン、フウのそれぞれ三人の過去を知ることのできるエピソードが存在する。
ムゲンとジンとフウの三人は、ひまわりの匂いのする侍を追ううちに海を渡ることになったのだが、そこへ突然海賊たちが現れ三人を襲う。だがその海賊のボスであるムクロはムゲンと同じ故郷の出身だった。そして彼は、ムゲンも元海賊であり自分たちの仲間であったことを語る。また、その妹であるコザの話では、過去にムゲンに罪なすりつけ彼を裏切っていたのだと言うのだ。

最初はムクロを避け続けるムゲンだったが、旅を続けるためには金が必要になる。そこでムクロが提案した仕事に協力する代わりに、今後自分の前に二度と姿を見せないことをムゲンは約束させた。結局はこれもムクロの罠だったのだ。盗みのために乗り込んだ船は炎上し、船の上から投げ出されたムゲン。暗い海の中を漂いムゲンは死にかけるが、運よく浜辺に流れ着き何とか命を取り留めたのだった。
その後も旅を続けるうちに三人は、お互いに迷惑をかけないようにと深く過去に立ち入ることはしない。だが誰かが危険な場面になると助け合ったり、協力しあったりするなどを繰り返して絆を深めていくのだった。

そして旅を続けるうちに、かつてジンが師匠である真里谷円四郎(まりやえんしろう)を斬ったという噂を聞きつけるムゲンとフウ。ジンと同門であった男たちから襲撃を受けるなどして、その疑いは濃厚になっていった。だがジンは師を斬ったのは事実であると述べるが、その内容をはっきりとは語らないのである。二人もあえて聞く必要はないと問いただすことはしなかった。

絆を深め合うきっかけになったある女との出会い

旅を続けるために旅をしながら働くことになる三人。そこではさまざまな人々との出会いが待ち受けていた。ムゲンとジンは用心棒のアルバイトを請け負ううちに、さまざまな強敵と対峙し自身の強さに磨きをかけていくことになる。
フウが探している「ひまわりの匂いのする侍」の正体はフウの実の父親だった。だがそのことを隠し続け旅を続けるフウと何も知らないムゲンとジン。三人は旅の最中で出会う人々と交流を深めながら、徐々に互いの過去を知っていくことになる。時にはケンカをしながらも危険な場面では力を合わせ、困難を乗り越えていくうちに絆を深め合っていくのだった。

そして、途中で現れる盲目の旅芸人沙羅との出会いが三人の運命を少しずつ変えることになる。沙羅はフウに「ムゲンとジンのどちらか二人を連れて行きたい」と相談を持ちかける。フウは悩んだ挙句、ジンを沙羅とともに行かせることを決断した。フウとムゲンと別れジンと沙羅の二人きりで旅を続けようとした最中、沙羅が突然ジンに襲いかかったのだった。なぜ命を狙うのかとジンは沙羅に尋ねるが、沙羅は何も語らない。そのまま二人は斬り合いの途中で吊り橋から谷底へと落ちてしまうのだった。沙羅とジンが谷底へ落ちたという知らせを聞きつけフウとムゲンは現場へと向かうが、そこにいたのは沙羅のみだった。二人は沙羅に何があったのか事情を聞こうとするが、沙羅はただの事故だったとフウに伝える。
だがムゲンは、沙羅が大切な商売道具である三味線を現場に残したままにしていたことや沙羅の様子から、彼女がジンを斬った犯人だと勘付いたのだった。「河原で待ってる」と沙羅はムゲンに伝えるとその場をさってしまう。そしてその夜。言われた通りにムゲンは河原へとやってくると沙羅はムゲンに向かって刃を向ける。だがその圧倒的な強さに、ムゲンは全く歯がたたない。そこへ現れたフウは二人が斬り合う様子を見て驚き、すぐさま二人を止めるのだった。怪我を負ったムゲンを庇うフウを見て、闇夜に沙羅は姿を消した。
翌朝、命を取り留めたジンは体力を回復しムゲンとフウの元へと戻ってくる。フウは自身が沙羅とともに行かせてしまったことが原因で、ジンが死んでしまったのだと思い込んでいたためジンの帰還に安心したのだった。
そしてムゲンは、再び沙羅との勝負に決着をつけると宣言する。
彼女との戦いに向かうムゲンに向かって、ジンは「水の流れに逆らわず身を任せれば、奴を捕まえることができる」と、ムゲンにアドバイスをするのだった。そのアドバイスをもとに、ムゲンは沙羅に勝利する。
だが、沙羅はムゲンに対し、攻撃を躊躇したのだった。そして沙羅には人質に取られている子供がおり、その子供がもうこの世にいないことを知ってしまったため、自分が勝つことにこだわらなくなったことを語り息を引き取るのだった。そのやるせなさや焦燥感にムゲンは雨の降りしきる空に向かって咆哮する。その後フウはいつかこの旅の終わりが来ることを意識してしまうようになった。

本来はひまわりの匂いのする侍を探すための旅だったが、フウはこの旅を続ける中で三人で旅をすることの楽しさを実感していた。互いに家族もなくこうして旅を続ける中で、絆が深まっていたのである。だがいつかはひまわりの匂いのする侍を見つけ出し、この度に終わりが来ることは必然であり避けられないことを、フウは悟ったのだった。

最強の敵現る

旅の道中で知り合う人々から「ひまわりの匂いのする侍」に関する情報を得ていく。やがて「ひまわりの匂いのする侍」こと、霞清蔵(かすみせいぞう)がいるという長崎まで辿り着いた三人。だがフウは二人の前から突然姿を消してしまうのだった。残された手紙には「二人と別れるのが辛いこと」「この先は一人でなんとかすること」「ライバル同士であるムゲンとジンには、斬り合って欲しくないこと」などが書かれていた。
すると残された二人の前へ現れたのは、霞清蔵を暗殺するためにやってきた刈屋景時(かりやかげとき)という男だった。彼は幕府の密命を受けてキリシタンたちの先頭に立ち戦いを扇動した罪により、霞清蔵の暗殺の命を受けたと話す。ムゲンとジンはフウを追う刈屋を足止めさせるために戦うが、刈屋はこれまでのどの敵よりも強くまるで隙がない。早々にムゲンを海へ放ったあとその剣先をジンに向ける。そして刈屋は、ジンがかつて自分の師である真里谷を殺したことを知っていたのだった。そのことによりジンは、彼が幕府の密命でやってきた刺客であることを直感で悟る。

その頃先に霞清蔵の元へ向かうフウだったが、刈屋の仲間達に捕まってしまう。するとそこへ一度は倒れたはずのムゲンが現れ、自己を犠牲にフウを逃したのだ。その判断はこれまでの一匹狼を貫いてきたムゲンからは想像できない姿である。そのおかげで無事に父親との再会を果たすフウだったが、その姿は酷く衰弱しきりとてもぶん殴ってやる気になどなれない姿だった。フウは自分の素性を名乗らずに父親に話しかけ、別れの言葉を告げるとその場をさろうとする。だが父である霞清蔵は弱りきり目の見えない状態でも、目の前にいる少女が実の娘のフウであることを察したのだった。そしてすまなかったと謝罪の言葉を述べる霞清蔵。直後に現れた刈屋によって霞清蔵は命を落としてしまう。刈屋はジンを倒したのち、霞清蔵の娘であるフウもろとも暗殺するためにここまでやってきたのだった。刈屋はフウに狙いを定めると逃げる彼女を崖まで追い詰めていく。そこへ一度敗れたはずのジンが現れる。彼はかつて真里谷から教わった捨て身の攻撃により、強敵の刈屋を倒ようやく倒したのだった。

フウの目的が果たされた今。ムゲンとジンは最後の決着をつけるため、互いの刀を抜くことになる。これまでのフウだったら、互いに斬り合って欲しくないと二人を止めていた。だが旅を終えた現在、フウには二人の戦いを止める意味がなくなってしまったのだ。覚悟を決めるフウだったがムゲンとジンの刀が触れ合った瞬間、これまでの戦いの影響により互いの刀は同時に折れてしまう。そして、その場に倒れ込むムゲンとジン。結局この旅の中で二人の決着はつくことは無かったのだった。

『サムライチャンプルー』の登場人物・キャラクター

主人公

ムゲン

CV:中井和哉
琉球生まれの剣士。推定年齢20歳の男性。強靭な肉体の持ち主で独特な剣術を使う。傍若無人な振る舞いや女好きな性格をしており、一緒に旅をするジンやフウを困らせることもある。琉球にある孤島に生まれた天涯孤独の身であるが、海賊として育てられムクロやその妹のコザとともに琉球のとある島で育った。だがムクロに嵌められ一度は罪人として処刑されてしまう。運よく命を取り留めた彼は、そのまま島を抜け出し江戸に出てきた。文字の読み書きが苦手であり、頭もあまり賢くない。その反面、戦いにおいてのセンスはピカイチであり、感も鋭い。女に弱く美人がいるとつい口説いてしまうこともしばしば。

ジン

CV:佐藤銀平
伊達メガネをかけた長髪長身の剣士。推定年齢20歳の男性。かつて最強を誇る「無住心剣流」の刺客、真里谷円四郎(まりやえんしろう)の一番弟子だった男。性格はムゲンと対照的に、冷静でクールな性格をしている。少々自分に自信があるような発言が目立つが、その発言と能力が見合っていないことがあるのが玉に瑕である。剣の腕は相当なものでジンの噂を聞きつけた猛者たちが腕試しに、勝負を挑んでくることもある。女性に興味がなさそうに見えるが、通りすがりの女性の面倒を見たりムゲンとともに遊郭に入ったりするなど興味はあるらしい。釣りが苦手。次々と魚を釣り上げるフウとムゲンを見てムキになり、池に飛び込んでしまうなど負けず嫌いな部分もある。

フウ

CV:川澄綾子
本作のヒロイン。推定年齢15歳。ピンクの着物を着ており、結い上げた髪にかんざしを差している。モモさんと呼ばれるモモンガを飼っており、フウが危険な場面に陥ると助けてくれることもある。華奢な見た目からは想像つかないほどの大食い。母を幼い頃に病で亡くしており、それ以来茶屋の夫婦のもとで世話になりながら働いていた。勝気な性格で危ない場面でも自分から先陣を切って飛び込んでいく場面が多々ある。困った人を放って置けないお人好しでもあるため、旅の中で他人同士のトラブルに首を突っ込んでは、事件に巻き込まれることもよくある。いつか母と自分を置いていった父親を、母の代わりにぶん殴ってやると心に決めている。異性にモテないこともないがうまくいかないことがほとんど。

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