Overcooked!(オーバークック)のネタバレ解説・考察まとめ

『Overcooked!』は、Ghost Town Gamesが開発しTeam17が発売したゲーム。2016年にSteam版が発売され、2017年には『Overcooked! スペシャルエディション』としてNintendo Switch版が配信開始。2018年にはXbox One版も発売された人気クッキングアクションゲーム。ゲーム内では、プレーヤーがシェフとなり、指示された料理を作り提供する。もちろん一人で遊ぶ事も可能だが、最大4人まで同時プレーが可能。制限時間内で、より多くの料理提供を目指す。

『Overcooked!』の概要

『Overcooked!』とは、Ghost Town Gamesが開発し、Team17が発売したアクションゲーム。2016年にSteam版、2017年にNintendo Switch版『Overcooked! スペシャルエディション』が、2018年にXbox One版が発売された。更に同年2018年には『Overcooked! 2』、2021年には『Overcooked! 王国のフルコース』(『Overcooked!』と『Overcooked! 2 』本編の内容に、追加コンテンツや新しいシェフなどの新規コンテンツが加えられたもの)が発売となった。『Overcooked! 2』においてはPlayStation Partner Awards2019 でインディーズ&デベロッパー賞(日本を含むアジア地域にてPlayStationのタイトルラインナップの拡大に貢献した3タイトルに贈られる賞)を授賞するなど、ゲーム界からも多大な注目を浴びた作品である。本作品は、プレイヤーがオニオン王国のシェフとなり、様々なギミックのあるキッチンで、注文された料理を作っていくクッキングアクションゲームである。各ステージによって、ギミックも作る料理も違うので、それに応じて対応する事が求められる。例えば船上で料理をしていると、床が傾いてしまい、キッチンの位置が移動してしまう。氷の上で調理しようとすると、すべって海に落ちてしまうなど。料理にしても、サラダにスープ、ピザ、ハンバーガーなど様々なメニューが用意されている。もちろん調理も、切る・煮る・焼く・揚げると、色々な工程がある。各ステージには、基本として4分間の制限時間が設けられており、時間内でいくつのメニューを提供できるかによって、星の数で評価される。1つ星以上獲得すれば次のステージに進む事が出来る。1人でも楽しめる作品ではあるが(1人で2人のシェフを切り替えながら操作する)、4人まで同時プレーが可能となっており、複数人で協力して料理を作り、星獲得を目指していくところがこのゲームの醍醐味である。

『Overcooked!』のあらすじ・ストーリー

魔獣を倒しオニオン王国を救う物語

最終ステージ“腹減りの刻”

イントロはオニオン王国の“終末”から始まる。全ての建物は燃え、火の手や黒い煙があちこちから上がっている。その原因となっているのは、大きなミートボール頭の魔獣。この魔獣の食欲を満たせなければ、オニオン王国を滅亡から救う事はできない。オニオン王国の王様は、シェフ達(プレーヤー)にオニオン王国の運命を託す。シェフ達は、魔獣の満足する料理を作るため、タイムポータルに入り、過去へタイムリープ。“料理の秘術”をマスターする旅に出る。未来に起こる事が決まっている“終末”に備えて腕を磨く。ステージは全部で6つ用意されている。第1ステージで設定されているシーンは3つ。レストラン、船上、町中。第2ステージではトラック、レストランの2つ。第1ステージと違うのは、レストラン内に、提供用とは別に食材や鍋・フライパンなどの運搬用ベルトコンベアーが出現する。第3ステージでは氷上、船上、トラックの3つ。第4ステージでは暗闇に包まれたレストラン。ベルトコンベアーが設置されているキッチンもある。第5ステージでは宇宙空間、マグマの2つ。第6ステージでは、船上、レストラン、氷上、宇宙空間。そして“終末”でもあるビルの屋上で繰り広げられる最終ステージへと向かう。最終ステージ“腹減りの刻”では、魔獣の望み通りの料理を食べさせて、オニオン王国を守る。これが全体のストーリーである。

上昇する料理の難易度

料理の内容は、ステージを進めるにつれ、少しずつ難易度があがっていく。“サラダ”では、まな板の上で野菜を包丁でカットし、皿に盛り付ける。“スープ”では、野菜をカットした後、鍋の中で一定時間煮る。“サラダ”に比べて1工程作業が多くなっている。このように、ステージが進むにつれ、料理工程は徐々に複雑化していく。“ハンバーガー”では、肉をまな板でミンチ状にした後、フライパンで一定時間焼く。その後、注文に応じて野菜をカットし、焼いたハンバーグと一緒にバンズにのせる。“フィッシュ&チップス”では、フィッシュ、じゃがいもをそれぞれカットし、揚げる。“ピザ”では、生地をまな板の上で伸ばし、注文に応じてチーズや野菜、ソーセージなどをカットして、生地の上にトッピングする。その後、ピザ窯に入れ、一定時間焼く。“ブリトー”では、お米を鍋で調理し、注文に応じて鶏肉か牛肉のどちらかをカットし、フライパンで焼く。トルティーヤの上に、調理済みのお米と焼いた肉をのせる。最終ステージ“腹減りの刻”では、ここまで作ってきた料理がすべて登場する。限られた時間内で、すべての料理の中から、注文される物を“食の魔人”に素早く提供しなければならない。

『Overcooked!』のゲームシステム

左上に注文内容、左下に得点、右下に制限時間が表示されている。左にいるシェフはスープの盛り付けをしている。右にいるシェフはトマトを使って調理をしている最中のようだ。

基本的な流れ

ゲームはイントロからはじまり、ステージを1つずつクリアしていくと、最終ステージにたどり着く事が出来る。プレーする際、まず、自分の好きなシェフを選んでスタートさせる。(シェフの選択肢は、ステージをクリアする事に増えていく。シェフは、各ステージで変更可能)ゲーム内では、画面右下に制限時間が表示されている。(基本ステージは4分間)時間表示はカウントダウンされていき、プレーヤーはその時間内で一つでも多くの料理を作り、提供する事で得点となる。その得点によって、星の数で評価される。星を一つ以上手にいれるとステージクリアとなり、次のステージに進む事が出来る。また、料理の注文内容は画面左上に表示される。各料理を提供するのにも制限時間があり(下の画像左上に表示されているのが注文内容。料理の絵の上にバーがあるが、それぞれのバーの長さが違うのがわかる。その長さが短くなると、残り時間が迫っている)、その時間を守れないと得点がマイナスとなる。注文内容には、メニューと、使用する食材と個数が示されている。プレーヤーは、キッチンに置かれた食材ボックスから食材を取り出して料理に取り掛かる。全ての料理において、完成した料理は必ず皿に盛り付ける必要がある。最後に、矢印の描かれたベルトコンベアーに載せるとお客様に提供されて、得点となる。得点は画面左下に表示されている。また、ゲームは協力プレーが基本となっている。1人でプレーする場合でも、2人のキャラクターの操作を切り替えながら、同時にプレーする。例えば、Aのキャラクターにトマトをカットする指示を割り当てた後、Bのキャラクターに切り替えて皿洗いの作業をさせるなど。2人以上でプレーする場合は、一緒にゲーム画面を囲みながら「じゃがいも取って」「ハンバーグ焼いて」などと声を掛け合い、いかに合理的に料理を仕上げて提供していくかが肝となる。

ステージ

イントロ“終末”

右にいる大きな生き物が魔獣。料理を待ち構えている。

チュートリアルを兼ねたステージ。オニオン王国を滅ぼそうとする魔獣の口に、料理を作って提供する。ここで作る料理はサラダ。基本的な包丁の使い方、皿への盛り付け方、提供の仕方などを身につける。

第1ステージ

レストランのキッチンでスープを作る。

1-1ではレストランでスープを作る。1-2では町中でスープを作る。1-3では船上でスープを作る。1-4ではレストランで新レシピ“ハンバーガー”を作る。1-5ではレストランでスープを作る。1-6ではレストランでハンバーガーを作る。調理中に、キッチンの床が割れてしまうというギミックがある。

第2ステージ

トラックの上にキッチンがある。ハンバーガーを作る。

2-1ではハンバーガーを作る。キッチンが2台の走行するトラックに分かれて存在しており、両キッチンは定期的に1つにつながる位置まで近づき、そして離れるようになっている。2-2ではレストランでスープを作る。このキッチンはねずみが出現し、用意しておいた食材を持っていかれるので注意が必要である。2-3ではレストランでハンバーガーを作る。キッチンは2つに分かれていて、食材や調理した食材を、2つのキッチンを取り囲むように設置されているベルトコンベアーに載せてやり取りをしながら、料理の完成を目指す。2-4ではレストランでハンバーガーを作る。キッチンは2つに分かれている。このキッチンでは、ベルトコンベアーが2つのキッチンの中央に設置されている。このベルトコンベアーでやり取りをしながら料理を完成させる。

第3ステージ

氷上のキッチンで、フィッシュ&チップスを作る。

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