パラノーマル・アクティビティ(Paranormal Activity)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『パラノーマル・アクティビティ(Paranormal Activity)』とは、ゲームデザイナーであるオーレン・ペリが監督・脚本を務めたモキュメンタリー・ホラー映画。モキュメンタリーとはフィクションをドキュメンタリー映像のように表現する手法のこと。本作は低予算の自主製作映画であったにも関わらず、高い評価を得たモキュメンタリー・ホラー映画の金字塔だ。2010年には続編の『パラノーマル・アクティビティ2』と、日本版である『パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT』が公開された。

『パラノーマル・アクティビティ(Paranormal Activity)』の用語

悪魔

霊の専門家であるフレドリックス教授は、ケイティとミカが直面している問題は「自分の専門ではない」と説明し、「悪魔の専門家を頼るように」と助言する。
この映画で言う「霊」とは死者のことであり、もとは人間だ。対して「悪魔」は人間とは関係のない、人知を超えた邪悪な存在として登場する。

『パラノーマル・アクティビティ(Paranormal Activity)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

燃え上がるウィジャボード

ケイティの反対を無視して家にウィジャボードを持ち込んでしまったミカ。激怒して家を出ていこうとするケイティを追いかけ、ミカが家から離れると、設置されていたハンディカメラが驚くべき光景を記録する。テーブルの上に放置されたウィジャボードが火の気もないのに燃え上がったのだ。炎は周りのものには燃え移らず、しばらくウィジャボードを焦がして消えていった。
このときの燃え跡はメッセージになっており、それを元に調査したミカはケイティと同じように悪魔に取りつかれた少女、ダイアンの記録を発見する。

深夜に何時間もミカをみつめるケイティ

怪現象がエスカレートしていったある日の深夜、ミカがハンディカメラを仕掛けた寝室で、ケイティがゆっくりと起き上がる。トイレなどに行く様子はなく、ケイティはベッドを回り込んで寝ているミカの目の前に立つと、そのまま何時間もミカを眺め続けた。
この場面は映像が早送りになっており、右下の時刻の表示がどんどん進んでいく演出が、視聴者にケイティの異常さを伝えている。
翌朝、ケイティは自分の異常な行動のことは一切覚えていなかった。

『パラノーマル・アクティビティ(Paranormal Activity)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

撮影現場は監督の自宅

オーレン・ペリ監督。

本作はカップルが住んでいる家の中だけで進行するストーリー。撮影現場はオーレン・ペリ監督の自宅だったという。

スティーヴン・スピルバーグがリメイクを断念

スティーヴン・スピルバーグ。

『ジュラシック・パーク』などで知られる巨匠、スティーヴン・スピルバーグが本作を絶賛し、リメイク権を獲得した。しかしハリウッドの技術をもってしても原作の恐怖を超えるものは作れないと判断され、リメイク版の制作を断念したというエピソードがある。

イタリアで放送されたCMにクレームが殺到

本作のテレビコマーシャルがイタリアで放送された際、あまりの怖さに何人もの子どもがパニックを起こし、テレビ局にクレームが殺到したという。

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