あげくの果てのカノン(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『あげくの果てのカノン』とは、米代恭による漫画作品。地球外生命体の襲来によって機能を失った近未来の東京を舞台に、長年片思いをする男性との不倫に走る女性を描いたSF恋愛作品である。小学館の雑誌『月刊!スピリッツ』で2015年10号から連載が開始された。高月かのんは高校時代から片思いをする境宗介との再会に舞い上がる。次第に2人はお互いの孤独を埋めるように身を寄せ合う。しかし、境はこの世界を救う英雄で、他の女の人のものだった。

かのんが一方的に片思いしている高校時代の先輩。SLC(異星生物対策委員会)で戦闘員として活躍する有名人。
大学時代から初穂と交際しており、お互いSLCに入隊が決まった際に結婚した。
戦闘による負傷を、ゼリーの組織を使用した修繕で処置しているため、記憶や好みに大きく影響を与える副作用を受けている。
避けられないことと理解しているが内心では心変わりすることに苦悩している。
修繕を受け入れ昔のまま変わらず自分を愛してくれるかのんに惹かれ不倫関係となった。後に初穂とは離婚する。

境初穂(さかいはつほ)

宗介の妻。若くして優秀な成績を残すSLCの研究員。
修繕による影響を承知の上で宗介と結婚したが、実際は宗介の変化を受け入れられず、心変わりを克服するべく日々研究に励んでいる。
SLC本部での事故をきっかけに宗介とかのんの不倫を知り、自分とまるで正反対のかのんに嫉妬心と対抗心を抱く。
後に宗介とは離婚する。

高月ヒロ(こうづきひろ)

高月ヒロ(こうづきひろ)

かのんの義弟。いつもかのんのことを心配している。
かのんに対し恋愛感情を抱きつつも気持ちを伝えることはできないため、宗介と不倫関係となったかのんを見て苛立ちを募らせる。
10年後、一流企業に勤める会社員となり、かのんにプロポーズするが断られる。

かのんの友人

マリ

かのんの高校時代からの友人。

すーちゃん

かのんの高校時代からの友人。
自身も不倫の経験があり、かのんに理解を示す。

ユカリ

かのんが東京から離れていたときに日雇いのバイト先で出会う。
後に、かのんが働くカフェの経営者となる。

SLC関係者

的場(まとば)

宗介のかつての同僚。
修繕処置を施され、頭部がゼリーのように変形している。

稲村(いなむら)

初穂が最も信頼をしていた後輩。
宗介から的場の服用していた薬の成分を、初穂の居場所を教えることを引き換えに調べるよう依頼される。

その他

早苗(さなえ)

初穂が住み込みで働いていた牧場の家族の小学生。
初穂が持ち出していたゼリーに襲われるが、間一髪のところで初穂に助けられる。

『あげくの果てのカノン』の用語

SLC(異星生物対策委員会)

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