あげくの果てのカノン(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『あげくの果てのカノン』とは、米代恭による漫画作品。地球外生命体の襲来によって機能を失った近未来の東京を舞台に、長年片思いをする男性との不倫に走る女性を描いたSF恋愛作品である。小学館の雑誌『月刊!スピリッツ』で2015年10号から連載が開始された。高月かのんは高校時代から片思いをする境宗介との再会に舞い上がる。次第に2人はお互いの孤独を埋めるように身を寄せ合う。しかし、境はこの世界を救う英雄で、他の女の人のものだった。

『あげくの果てのカノン』の概要

『あげくの果てのカノン』とは、米代恭によって、小学館の『月刊!スピリッツ』に2015年10号から2018年4号まで連載された漫画。「全国書店員が選んだおすすめコミック2018」の一般部門の15位に選ばれている。コミックスは全5巻が刊行されている。

高校時代から8年間片思いを続ける高月かのん(こうづきかのん)と大好きな先輩、境宗介(さかいそうすけ)との不倫を軸に、雨が降り続く東京の街を舞台に、「ゼリー」と呼ばれる地球外生命体と戦うSF要素を含んだ作品になっている。
かのんは一方的に片思いをこじらせている宗介と再会し、くすぶっていた恋心が頂点に達する。次第にお互いの孤独を埋めるように身を寄せ合う2人。しかし、宗介は地球外生命体(ゼリー)と戦う異星生物対策委員会 (SLC) という組織の戦闘員として活躍しており、さらにはSLCで研究を行い若くして優秀な成績を残す美しい妻、境初穂(さかいはつほ)がいた。
ゼリーとの戦闘では身体を著しく負傷することもあり、宗介はそのたびに記憶や好みに変化を与える「修繕」という処置を受けていた。修繕には「処置を受けた人間の心が変化する」というデメリットがあり、心変わりをする宗介に、かのんと初穂は不安を抱きながらも離れられないでいた。

この漫画の見どころは、地球外生命体(ゼリー)の襲来によって機能を失った東京・永田町を舞台に、8年間の片思いを続けるかのんと、ゼリーと戦う宗介の、先の見えない不倫の行く末である。
SFと不倫という組み合わせを楽しむことができるのが、『あげくの果てのカノン』である。

『あげくの果てのカノン』のあらすじ・ストーリー

再会編

東京・永田町はゼリーと呼ばれる地球外生命体の襲来により壊滅的な打撃を受け、ほとんどの人々は地下での生活を送っていた。
高月かのん(こうづきかのん)は高校時代の先輩である境宗介(さかいそうすけ)に8年間片思いをしている。
ある日、かのんは地上にある喫茶店から宗介が出てくるのを見かけた。その喫茶店はSLCにも近く、彼が大の甘党であることも知っていたため、いつか会えるかもしれないと思い、かのんはその喫茶店でアルバイトを始める。
宗介と会うこともないまま半年が過ぎ、アルバイトを辞めようと思っていたある日、彼が喫茶店を訪れた。接客をするかのんは、誤ってコーヒーを自分の手にこぼしてしまい、思わず「先輩!服汚れてないですか?」と声をかける。宗介は火傷をした手にハンカチを巻き手当てをしてくれた。ハンカチは捨ててかまわないと言う彼に、かのんは「ちゃんと返すので連絡先を…」と言うと、彼は快諾した。「先輩!」と呼ばれたときに、かのんのことを思い出していた。それから宗介は度々、喫茶店を訪れるようになる。

ある日、かのんが宗介の誕生日が近いことを口にすると、「祝ってよ」と思いがけない言葉をかけられる。彼の誕生日を祝えることをかのんは喜んでいた。
数日後、喫茶店に来た宗介にかのんは誕生日プレゼントを渡す。「当日は忙しいだろうから、先に渡しておこうと思って」とかのんが言うと、宗介は「高月さんを誘うつもりだったから、当日、おめでとうって言って」と言う。「奥さんは?」と聞くかのんに「僕と一緒は嫌かな?」と言う。そして、誕生日の約束をして宗介は喫茶店を出て行く。
しかし後日、宗介から当日は仕事が入ってしまったと連絡が来る。

数日後、かのんは高校時代からの友人、マリとすーちゃんと会う。2人はかのんが高校時代に宗介に告白をして振られていることも知っていた。
かのんはアルバイト先の喫茶店に宗介が度々来ており、少し話をしたりすることを打ち明けると、2人は驚くが、「もう結婚しちゃったからどうしょもないよね」と言う。
それを聞いたかのんは「もうそういうんじゃないよ」と言う。「先輩の世界にいられるって思えるだけで幸せなの」と2人に話す。

変化編

かのんはアルバイトがない日は、SLC(異星生物対策委員会)の入口でこっそり宗介の姿を見つめるのが日課になっていた。
その日も遠くから宗介を見ていると、彼と目が合ってしまう。慌ててその場を離れるかのんだが、宗介から「どこかお店に入ろう」と誘われる。
宗介はかのんに「僕を見て、昔と変わったと思うことある?」と聞く。かのんは宗介と再会したときから、昔と違って軽薄で信用できないが、だからこそ近くで話すことができると思っていた。
しかし、かのんは「先輩は昔と同じで優しいし、全く同じではないけど、高校とは環境が違うから、ちょっとくらい違ってるのは当たり前かな…」と答える。それを聞いた宗介は嬉しそうに笑う。

数日後、待ち望んでいた宗介とのSLCデートの日がやってきた。
入口で待っていた宗介は、演習で右目を負傷し修繕を受けていた。SLCを見学していると宗介が「花は好き?」と聞く。好きだと答えるかのんに、宗介はある地下の施設を案内する。
そこは地下にも関わらず晴れており、たくさんの花が咲いていた。宗介はSLCが管理する植物の資料館にかのんを連れてきていた。貴重な施設なので一般公開もしておらず、この日のために特別に開けてもらうよう頼んでいた。さらにこの施設はどんな天気も作り出すことができ、宗介はかのんに何が見たいか聞く。かのんが星空が見たいと答えると、そこには満天の星空が広がった。かのんは小さい頃に見た星空の思い出を宗介に話した。
すると宗介は「今度見に行こう」とかのんを誘う。初穂のことを思い出し、黙ってしまうかのんに宗介は「困らせちゃったね」と言い、地上に戻ろうとする。
かのんは「はい」と言ったら罰を受ける、と思いながらも、「8年間ずっと好きでした」と告白する。「先輩となら北でも南でもどこでも行きます」と言うかのん。宗介は「やっぱり高月さんは最高だな」と答える。
その瞬間、宗介の頭部が切断された。SLCの施設からゼリーが脱走し、宗介が襲われたのだった。
その後、かのんは施設の隊員によって保護されていた。

修繕編

SLCでの出来事は公にはされず、かのんも急に貧血を起こしたということになっていた。その後、宗介には会えず、生きているのかもわからなかった。

そんな中、突然、喫茶店に宗介の妻、境初穂(さかいはつほ)が訪れる。かのんが接客をすると初穂は「いつも夫は何を買っているの?」と聞く。
初穂は帰り際に「今度はあなたなのね」とかのんに囁いた。

アルバイトを終え、帰宅する途中、かのんは宗介に遭遇する。宗介はかのんを心配していた。かのんも宗介が生きていたことを喜んだ。2人はそのまま、廃墟となったビルで話をしていた。
かのんは宗介が生きていて良かったと何度も伝える。しかし、宗介は「あんな状態になったのに、元に戻るなんてまともじゃない」と答える。顔に修繕跡が残った宗介は初穂から「化け物みたいだ」と言われていた。「私は気持ち悪くないです」と答えるかのん。宗介はかのんがずっと自分のことを好きでいてくれることで、まだ変わっていない自分がいると思えて安心していた。そして、宗介はかのんに好きだと伝える。

数日後、かのんの家にマリとすーちゃんが遊びに来ていた。恋愛の話になり、すーちゃんがその場にいたかのんの弟、高月ヒロ(こうづきひろ)に「好きな子いないの?」と聞く。かのんは「家族のそういう話はあんまり聞きたくないね」と言う。
ヒロはかのんに対し、家族以上の気持ちを抱いていたが、伝えることはできずにいた。そんなヒロの気持ちに気付かないかのんが、宗介と不倫関係になり、振り回されるのを見て苛立っていた。マリたちとの会話の最中も、宗介と連絡を取り続けるかのんにヒロは「人といるときくらい携帯置けば?」と言う。苛立ちが募り「堺さんと付き合う気満々かよ」とマリたちの前で言う。マリとすーちゃんは驚きつつも、かのんを責めた。

数日後、喫茶店に宗介が訪れ、かのんにプレゼントを渡す。「近々、ゼリーとの戦闘があるから、もし次の修繕で僕が変わってしまっても、君が好きだった証があったらいいと思って」と話す。それを聞いたかのんは、先輩はいつか自分を好きじゃなくなると思い知る。
後日、戦闘の後、宗介からプレゼントされたイヤリングを付け、SLCの近くを歩いていると宗介が施設から出てきて声をかける。物陰で宗介にキスをされるが、いつもと様子が違うことに戸惑ってしまう。
宗介は「そういう僕ごと好きになってくれたんじゃないの?」と聞く。「高月さんみたく、ずっと変わらない人なんていないんだよ」と言われてしまう。しかし、かのんは「気持ちが変わってつらくないわけがない、先輩はそんな人じゃない」と言うが、宗介は「君に何がわかるの」と言い、かのんを残し立ち去ってしまう。

その後、初穂はゼリーによる修繕の変化抑止の研究を成功させ、記者会見で宗介との仲睦まじい姿を見せた。
一方かのんは1ヶ月以上、宗介からの連絡が途絶えていた。気分転換に出かけていたかのんはデパートでヒロと遭遇する。一緒に映画を見た帰りに、ヒロはかのんに告白するが、かのんはその告白を拒否する。ヒロはかのんを励まそうとしただけだ、とごまかす。「そうだよね」と答えるかのんだが、本当はヒロの気持ちに気付いていた。しかし、宗介以外の人に好かれても意味がないと思っていた。

逃避行編

数日後、喫茶店に初穂が訪れ、かのんに「あなたと話がしたい」と言う。立場は違えど宗介が好きだという気持ちは同じだと言う。かのんは初穂に宗介の良さを語り、会話が弾むが、ふとした瞬間に初穂は自分のことを許していないと感じる。

その後、家に帰った初穂は宗介にケーキが食べたいから買ってきてほしいと頼む。宗介はかのんのアルバイト先の喫茶店へケーキを買いに行き、久しぶりにかのんと話をする。
かのんはいつまでも自分が、宗介のことを好きだと思って舐めているのかと激怒する。もう来ないでほしいと告げるかのん。しかし、宗介は「会いたかった」と言う。そんな彼に対し「先輩の心変わりを浮気の免罪符にしないでください」と言った。彼は「僕が好きでこの体質になってると思うの?」と言い、店を出る。彼を追いかけ、「逃げないでください」と言う。宗介は閉店後にまた来ると告げる。
閉店後、2人は喫茶店でお互いの気持ちをぶつける。かのんは宗介に「これ以上失望させないでください」と言う。彼は幻想を抱きすぎているかのんに「そんな気持ち背負いたくない」と答える。しかし、かのんでなければ埋められない穴がある、と告げる。そんな宗介にかのんは「やっぱり先輩は最高です」と答える。
宗介はかのんに、「全てを捨てて逃げよう」と言い、自身の故郷である北海道へ連れて行く。宗介は幼い頃暮らした土地を見ても、過去の記憶や好みをはっきり思い出せなくなっていた。
一晩泊まり、2人は東京へ帰ることにする。

その時、ニュースでは永田町付近で住民が何者かに襲われる事件が相次いでおり、ゼリーが関係しているのではないかと報道される。

戦闘編

ニュースが流れると同時に、宗介に電話が掛かってくる。
非常事態となり宗介は東京に戻ることになり、すでに迎えのヘリコプターが到着していた。宗介はかのんを残し東京へ帰っていった。残されたかのんは、一人で東京へ向かうが、上野まで来たところでゼリー脱走の影響で電車は全て止まっていた。歩いて自宅へ向かい、やっとたどり着いた自宅は窓ガラスが割れ、家族は誰もいなかった。ショックを受けるかのんだが、家族は近くの小学校へ避難していた。
避難所で家族と再会し安心するかのんだが、ヒロは「これはかのんのせいだ」と責める。脱走したのはSLCのゼリーで、SLC内でゼリーを扱える人間は限られていた。
かのんは脱走したゼリーは宗介を呼び戻すために、初穂が放ったものだと確信する。そして、初穂は行方不明になっていた。

ゼリーとの戦闘が続く中、ニュースではゼリーを逃がしたのは初穂ではないかと報道されていた。その上、宗介が不倫していたことや、不倫相手としてかのんの目元を隠した写真までテレビで放送されていた。そのニュースはかのんが居る避難所でも流れていた。
すぐにかのんの素性は明らかになり、避難所で陰口をたたかれるようになっていた。そんなかのんの心の支えは、消灯後に来る宗介からのラインのメッセージだけだった。

その頃、初穂は本田という偽名で東京から遠く離れた土地の牧場で働きながら、研究を続けていた。

仲違いしていたマリがお金を稼ぐため夜の仕事を始めたことを聞いたかのんは、心配になり変装をして彼女の働くお店に向かう。謝りに行ったかのんだが、マリには「謝ってもしょうがない」と言われてしまう。
さらに、お店に来ていた宗介と偶然、遭遇する。驚くかのんに宗介はいつも通りの顔で話しかける。宗介は指輪をはめていなかった。宗介に触れようとするかのんだが避けられてしまう。かのんは宗介がすでに心変わりをしており、自分のことをなんとも思っていないことに気付く。宗介を好きになって9年目。かのんの恋は中途半端で子供みたいな恋愛のまま、あっけなく終わった。

最後の戦い編

SLCから脱走したゼリーの最後の一体が駆除され、永田町の緊急避難命令も解除された。宗介に振られてから1週間が過ぎ、かのんは自宅へ戻っていた。今まで集めていた宗介の写真などを全て捨てたが、プレゼントで貰ったイヤリングだけは捨てることができなかった。

その頃、初穂は変わらず牧場で働いていた。ある日、初穂が住み込みで働いている家の娘、早苗(さなえ)が風邪をひき寝込んでおり、初穂と早苗が2人きりで家にいた。初穂が目を離した隙に、こっそり持ち出していたゼリーのメメちゃんが突然、巨大化し、早苗を襲っていた。メメちゃんは修繕研究の要であり、調査を続ければいつか心変わりをなくせるかもしれないと思っていた。しかし、目の前で早苗が襲われているのを見た初穂は、メメちゃんを殺す決心をする。早苗を非難させ一人で戦う初穂。初穂は左腕を切り落とされてもメメちゃんに立ち向かう。そして、自分のしでかしたことにケリをつけるため東京へ戻ることを決める。

SLCは規模を縮小することになり、宗介は戦闘員から広報へ異動となっていた。
ある日、宗介は廃墟となった病院を訪れていた。そこではゼリーを使った修繕の研究がされていた。宗介がある病室を訪ねると、そこには頭部がゼリーのように変形したかつての同僚が横になっていた。寝たきりの的場(まとば)が服用している薬を盗み、初穂が後輩として最も信頼をしていた稲村(いなむら)に成分を調べるよう依頼する。薬は修繕後の変化が激しいときに処方される抑止剤だと言われていたが、実際は抑止剤ではなく促進剤だった。自分たちは失敗作だったと気付いた宗介。それでも実験や戦闘は続いている。宗介は自分たちにはやるべきことがあるはずだと考え、永田町へ向かっていた。

宗介が永田町へ向かう途中、偶然、初穂と遭遇する。そして、次の瞬間、SLCの施設内のゼリーが大爆発を起こし黒い塵をまき散らした。初穂は「永田町は消滅する」と告げる。SLCは世界に対して、ゼリーに関する独自の技術開発を謳ってきた。人体改造、不死、あらゆる可能性を模索し、議論を重ねていた。しかし、そのうち研究の歯止めがきかなくなりゼリーを持て余し始めていた。「だから私たちはまとめて葬り去られる。もう見放されてるのよ、ずっと」と初穂が言う。ゼリーの爆発自体は一部の研究者の間では極秘扱いで予見されていた。初穂がSLCからゼリーを脱走させるまでは、定期的にゼリーの心臓を破壊することによってバランスを保っていた。国は爆発によって永田町ごと見捨てるつもりだった。宗介と初穂は協力してゼリーの心臓を全て破壊し、永田町を救うことを決断する。そんな2人の様子はテレビで中継されていた。

かのんは2人の様子を黙って見ていた。互いに協力し合い戦う2人を美しいと感じた。そして、それは自分にはできなかったことだと思い知る。
その後、再び大きな揺れが起こり、地下に避難していた人たちは一斉に外へ逃げ出した。永田町は再び帰還困難区域に指定された。
かのんは宗介を忘れるため、あてもなくひたすら歩き続け東京から離れていた。

10年後編

かのんが東京を離れてから10年が経っていた。街や職を転々とし、現在は日雇いのバイト先で知り合ったユカリが経営するカフェで、パティシエとして働いていた。
ユカリから宗介について聞かれても、「なんであんなに執着してたかわかんないよ、普通に考えてクズだし」と話していた。

そんな中、ヒロが突然、店を訪れる。10年も家に戻らず、連絡もしなかったことを責められた。そして、初穂が主治医のカウンセラーと再婚し、失くした左腕には義手をつけていることを告げた。
騒動の後、SLCは完全に解体し、初穂の処分もうやむやになっていた。宗介は戦いでかなりの怪我を負い、初穂はその修繕の真っ最中に離婚届を突き付けていた。そして、宗介がその後どうなったのかは誰も知らなかった。
ヒロは帰り際、かのんにプロポーズするが、かのんはそれを断る。

店に戻ると、いつもとは違う人が卵を届けにやって来る。受け取りに行ったかのんが対応したその宅配業者は宗介だった。宗介はかのんのことを忘れていたが、店内で流れていたパッヘルベルのカノンを聞き、彼女のことを思い出す。かのんは受け取りのサインをし、立ち去る宗介に「先輩!」と声をかける。宗介は「なに?高月さん」と答える。
かのんは再び宗介に恋をしたのだった。

『あげくの果てのカノン』の登場人物・キャラクター

メインキャラクター

高月かのん(こうづきかのん)

『あげくの果てのカノン』の主人公。高校時代から8年間片思いを続ける23歳。片思いしている先輩、境宗介に会うために地上の喫茶店でアルバイトをしている。
先輩との不倫に悩みつつも自分の感情を止めることができない。
ゼリーの襲撃で両親を亡くしており、遠い親戚に引き取られる。同居している両親と弟のヒロとは血の繋がりがない。

境宗介(さかいそうすけ)

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