阿部真央(あべま)とは【徹底解説まとめ】

阿部真央(あべ まお)とは、力強さと繊細さを兼ね備えた歌声で、同世代の女性を中心に幅広い層から支持を得るシンガーソングライターである。2009年にアルバム『ふりぃ』でデビューをし、表題曲でもある「ふりぃ」はラジオシングルとしてリリースされ、Billboard Japan Hotにて1位を獲得した。1990年、大分県大分市出身でポニーキャニオン所属。愛称は「あべま」で通っており、オフィシャルファンクラブは愛称から取り「あべまにあ」となっている。

阿部真央の概要

阿部真央(あべ まお)とは、1990年1月24日生まれ、大分県大分市出身のシンガーソングライター。
所属レコードはポニーキャニオン、所属事務所はヤマハミュージックエンターテイメントホールディングスで、「あべま」の愛称で呼ばれている。
歌唱力や表現力、多くの声色を使い分け、フェスやライブでのパフォーマンスが高く評価されている。
2009年にアルバム『ふりぃ』でデビューを果たし、表題曲でもある「ふりぃ」はBillboard Japan Hotで1位を獲得した。同年、5月27日には、1枚目のシングル『伝えたいこと/I wanna see you』、8月5日には2枚目のシングル『あなたの恋人になりたいのです』をリリース。どちらの曲もオリコンチャートでトップ20に入るヒットとなった。
デビュー当初は、若者層やコアなロック好きまで、幅広い音楽ファンからその音楽性や歌唱力を評価されていたあべまであるが、少しずつ同世代の女性を中心に高い支持を集めるようになる。
2010年1月13日にリリースした3枚目のシングル『いつの日も』は、発売1週間前にBillboard Japan Hot 100で2位を獲得し、同年1月27日にリリースした2枚目のアルバム『ポッぷ』はオリコンデイリーチャートで3位を獲得するなど、デビュー以降順調にその実力を世間に知らしめていった。
世間がコロナ禍にある2020年以降は緊急事態宣言で外出が規制されることもあり、YouTubeでのライブ活動を活発に始めると、同年6月5日には絢香やAimer、清水翔太、ONE OK ROCKのTakaなどとの共同で発足した[ re: ]プロジェクトに参加し、「もう一度」は再生回数が4000万回を突破している。それ以降も定期的にYouTubeでのライブ配信が行われ、あべまの強みであるライブパフォーマンスがデビュー当時とはまた一味違った、アコースティックな空気感が人気である。

阿部真央の活動経歴

メジャーデビュー前

阿部真央が音楽に目覚めたのは幼少期の頃だったという話がある。
祖父から演歌を歌うように言われたのがキッカケで歌が好きになり、小学3年生からはピアノも習い始め、地元のカラオケ大会に参加するなどし、徐々に音楽の世界に深く入っていく。
中学生の頃にはすでに歌手になることを志し、オーディションにも参加するようになっていた。
オーディション活動は高校生になっても継続し、続けていたピアノはギターに切り替えて地元大分市を中心に路上ライブを始める。
デビューアルバム『ふりぃ』にも収録されている楽曲「MY BABY」は高校1年生の時に書き上げた阿部真央の処女作である。
高校2年生には、YAMAHA TEENS' MUSIC FESTIVAL2006 大分大会に出場し「MY BABY」を披露して優勝を果たした。
高校卒業後はすぐに上京し、現在の所属レコード会社であるポニーキャニオンと契約をし、ROCK IN JAPAN FESTIVALなど数多くのメジャーなライブにも出演をするようになる。

アルバム『ふりぃ』でメジャーデビュー

2009年1月21日にアルバム『ふりぃ』でメジャーデビューを果たすと、2009年1月28日公開のBillboard Japan Hot 100にて、表題曲である「ふりぃ」が1位を獲得した。
デビューの翌週にはShibuya O-WESTにて初のワンマンライブ『阿部真央のふりぃらいぶ』を行い、同年3月21日には九州限定のライブツアー『阿部真央らいぶNo.0』をスタートさせるなど、デビューの勢いそのままに活動を広げていく。
同年5月27日にはファーストシングル『伝えたいこと/I wanna see you』をリリースし、オリコンチャート19位を獲得。
オリコンチャートへの登場回数は10回を記録し、長期間にわたってランクインを続ける結果となった。

土田晃之との対談

「なんの興味もない人に観てもらいたい。アウェイのライブが好き」

出典: natalie.mu

2009年5月15日にフジテレビが放送する音楽番組『僕らの音楽』にて、阿部真央がファンであると公言している土田晃之と対談を行った。
番組内では中森明菜の「少女A」のカバーを披露し、完全に阿部真央の曲として聴き入った視聴者が多く新世代の歌姫としての貫禄を見せる。
また、阿部真央が自身の今後の音楽活動について聞かれた際は「なんの興味もない人に観てもらいたい。アウェーのライブが好き」という少し挑発的でもありロックでもある発言をした。土田晃之は吉本興業と太田プロを比較し、自身のアウェー体験を例に挙げて共感していた。

FM802 春のキャンペーンソング「春の歌」に参加

2014年2月1日にMr.Childrenの桜井和寿とGAKU-MCによるユニット・UKASUKA-Gが作曲した「春の歌」のレコーディングのために結成されたユニットである、POSSESSION=80.2 POR CENTOに歌唱アーティストとして参加。
ポルノグラフィティから岡野昭仁、Alexandrosから川上洋平、秦基博、KREVAなどの数々の豪華アーティストと共に参加となり、「春の歌」はYouTubeにて50万回再生を突破している。

[ re: ] プロジェクト「もう一度」に参加

2020年6月、ONE OK ROCKのTakaと清水翔太が、こんな時代だからこそ「同じ世代のアーティストが集まることで何かできないか?」と話し合って[ re: ]プロジェクトが発足した。楽曲「もう一度」は、2020年6月5日にYouTubeにて期間限定公開され、4,000万回再生を記録。
ONE OK ROCKのTaka、清水翔太以外にも、WANIMAからKENTA、絢香、Aimer、西島隆弘、三浦大知という豪華な参加アーティストが「もう一度手を取り合って、みんなで未来を向いて歩いて行こう」というテーマに、コロナ禍である日本全体へ音楽によって希望を与える一曲となった。
YouTubeのコメント欄には、参加メンバーの歌唱力を賞賛する声やその融和性に感動する声などが相次いでいる。

阿部真央のプロフィール・人物像

好きな食べ物はさば、ケチャップ、卵、好きな言葉は「パック」というところから阿部真央の独特な感性を知ることができる。
「人見知りの唄〜共感してもらえたら嬉しいって話です〜」という楽曲にあるように、極度の人見知りであり、友達が多い方ではない。
音楽では、ONE OK ROCKのファンであり、2012年に行われた彼らのツアーでゲスト出演を果たす。
影響を受けたと話すアーティストはアヴリル・ラヴィーン、YUI、椎名林檎であり、その音楽性が阿部真央の楽曲に反映されていることはファンであれば明らかに感じられるほど。また、デビュー当初の阿部真央はFM802に出演した際に、「YUIと椎名林檎が融合したアーティスト」と紹介されたことがある。
彼女にとって歌とは「誰かと繋がるための術」だと語っている。人の心を欲する気持ちが根底にあって、歌詞と曲でそのこと自体を発信したいという思いがある。彼女の心の変化に呼応して歌声が発せられることによって、完成度の高い声色を自由自在に扱ってみせるのだ。

阿部真央のディスコグラフィー

シングル

「伝えたいこと/I wanna see you」

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luka_p4
@luka_p4

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