朱色の仮面(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『朱色の仮面』とは2021年8月より原作Dr,poro、漫画那波なばな(なばなばな)が『ヤングキングアワーズ』で連載を開始。仮面の能力を活かし敵と戦うバトル漫画。主人公は旅をしながら仮面を売り歩くペル。笑顔を振りまき商売をする彼には辛い過去があった。過去を乗り越え、迫り来る敵と戦っていく様が描かれる。彼が抱える過去と過去を払拭する旅の目的を紐解きながら仮面の能力を駆使した戦いが楽しめる作品。

世界で三指に入る仮面職人。「武神の仮面」「死霊の仮面」「カメレオンの仮面」など数々の仮面を作り出した。「武神の仮面」を被ったペルを止めようとするも失敗し、死亡した。

『朱色の仮面』の用語

仮面(かめん)

「カメレオンの仮面」が外れなくなりそうになるソナ(左)をペル(右)が不安げに見つめる場面。

仮面ごとにそれぞれ特殊な能力を得られる。仮面を長い時間つけていると被面人(ヒメント)と呼ばれる状態になり、一生仮面が外れなくなる。ガストンのような高い技術を持つ仮面屋に作られた仮面は自ら意思を持つ。

被面人(ヒメント)

被面人になったモクが仮面を剥がしてほしいと頼み込む場面。

一定時間仮面を被り外れなくなった状態の人を表す言葉。モクは「煙の仮面」の被面人であり、煙を自由に操れる代わりに2時間おきにタバコを吸っていないと死んでしまう体になった。

武神の仮面

ガストンの作った仮面の中で最高傑作に分類される仮面。別名ボルナルト。自らの意思を持っており、強い相手と戦うことを好む。仮面を被った人の意識を乗っ取り暴走する。時間が経過するごとに進化し、能力が飛躍する危険性の高い仮面のため、ペルは普段持ち歩く際は鍵のかかった木箱に保管している。

『朱色の仮面』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

モク「正論は正しいが、”答え”じゃねぇ」

モク(中央)が落ち込んでいるペルを慰める場面。

仲間と師匠を惨殺してしまった過去をレイエンに掘り出され、ペルが意気消沈している時にモクが元気付けようと一言声をかけた場面。死んだ人を生き返らせるといい、街の住人を騙そうとしているレイエンをペルが止めようとするものの、逆に触れられたくない過去を掘り出されてしまう。そんな時にモクが「正論は正しいが、”答え”じゃねぇ」と言い、ペルを励ました。この一言をきっかけにペルは前に進む決心をする。過去に犯してしまった過ちを受け止めることは大切だが、その過去に縛られる必要はないという自由に生きるモクらしさを感じられるセリフ。

ペル「アイツだけは許せねぇ...オレの「友達」に...!何て事しやがる...!!」

ペル(中央)がリンネに負け、悔しがる場面。

モクが謎の黒い宗教団体にさらわれ、救出しようとするもののリンネに敗北し退却した後のペルのセリフ。今まで友達ができなかったペルに友達として接してくれるモクを救出できず「アイツだけは許せねぇ...オレの「友達」に...!何て事しやがる...!!」と悔しさを顕にした。コントロールの効かない「武神の仮面」を使ってでもモクを救出することを決意し、見事救出に成功する。禁忌を犯してでも友達を守りたいというペルの愛情を感じられる場面。

ゼント「オレの蜘蛛の仮面まで持って行きやがって!!とっとと起きやがれ!!」

ゼント(中央)が「武神の仮面」に乗っ取られたペルに訴えかける場面。

リンネに勝つために「武神の仮面」を被ったペル。リンネに勝利したものの、武神の仮面に乗っ取られてしまう。その時ゼントがペルの目を醒まさせるために言ったセリフ。「武神の仮面」は危険であることを知りながらも、リンネを倒すために禁忌を犯したペル。意識を乗っ取られ、制御不能になっていた時にゼントが別の空間から現れ「武神の仮面」を拘束し「オレの蜘蛛の仮面まで持って行きやがって!!とっとと起きやがれ!!」とペルに訴えかけた。ペルに殺された過去がありながらも、かつての仲間であるペルを助けようとするゼントの器の大きさを感じられる場面。

『朱色の仮面』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・小ネタ

『マンガDX+』で『朱色の仮面』番外編が限定公開

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