CY8ER(BPM15Q)の徹底解説まとめ

CY8ER(サイバー)とは、「はくちゅーむ」などの楽曲で知られる5人組女性アイドルグループである。前身ユニットであるBPM15Qが2015年に結成され、CY8ERとしては2016年から2021年まで活動を行っていた。2021年1月、日本武道館での公演「CY8ERなりの横浜アリーナ」をもって、解散。プロデュースはメンバーの苺りなはむ、楽曲提供はトラックメイカーとして有名なYunomiが主に行っており、「世界を騒がすガチマジアイドル」をコンセプトに、EDMなどを取り入れた楽曲で注目を集めた。

2017年5月6日、アイドルイベント「武道館アイドル博2017」にて、CY8ERのハグ会が実施された。参加費100円で、メンバー全員が順番に後ろからハグをしてくれるというものなのだが、メンバーは防護服と防じんマスクを着用。身につけていたのは、実際の作業現場でも使用されている、本格的なものであったという。また、2000円を払うことで、メンバーと防じんマスク越しに「キス写真」を撮ることも可能。通常の特典会ではあり得ない距離の近さで触れ合えたものの、防護服と防じんマスクの着用について、一部ファンからは批判が巻き起こった。一方で、実際に参加したファンの中には、繰り返し並ぶ人がいたり、アイドルのハグ会を嫌悪していた人からは安心の声が上がったりと、肯定的な意見も多かった。
防護服を着用した理由について、苺りなはむは、「インパクトのある格好でやりたいと思ったのが一つ。また、アイドルなので直接ファンと抱き合ったりキスしたりというのは何か違うなあと思って、防護服にしました」と話している。
全曲披露ライブ、破格の値段でのチケット販売など、数々の試みで話題になってきたCY8ERだが、「防護服ハグ会」もまた、インパクトに残るイベントの1つとなった。

日本武道館は「苺りなはむの約束の場所」

出典: twitter.com

日本武道館で解散ライブを行ったCY8ER。日本武道館という場所は、苺りなはむがCY8ER以前に所属していたアイドルグループBiSが、立つことのできなかった場所である。「日本武道館で解散ライブを行う」という夢をもっていたBiSだったが、諸事情により武道館で公演を行うことができず、解散ライブは「BiSなりの日本武道館」と題して横浜アリーナで開催。解散時にはすでにBiSを脱退していた苺りなはむだったが、元メンバーとしてゲスト出演し、代表曲をメンバーたちと披露した。その頃から「BiSが立てなかった武道館にりなはむが立ちたい」という思いを持つようになった。そして、CY8ERの最後のライブ会場が日本武道館であると発表したとき、苺りなはむは「私たちCY8ERと今まで関わってくれたすべての! すべてのみんなとこの日【CY8ERなりの横浜アリーナ at 日本武道館】で最高のエンドロールを迎えることを今日ここでみんなと約束したいと思います!」と述べた。日本武道館での解散ライブを行ったのは、苺りなはむのCY8ER結成以前からの強い信念によるものだったのである。

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