二月の勝者-絶対合格の教室-(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『二月の勝者ー絶対合格の教室』とは、高瀬志帆が『週刊ビッグコミックスピリッツ』にて連載した中学受験を題材とした漫画、及びテレビドラマである。中学受験塾での人間ドラマを描いた作品であり、東京・吉祥寺の中学受験塾桜花ゼミナール吉祥寺校を舞台に小学生達の成長を描く。2021年10月から12月に日本テレビで柳楽優弥主演のドラマ版が放送された。
2022年第67回小学館漫画賞一般向け部門を受賞し、漫画の累計部数は320万部を突破している。

東大合格者を多く輩出する中高一貫私立校。
一般的に男子(開成・麻布・武蔵)女子(桜蔭・女子学院・雙葉)と言われている。

桜花ゼミナール

成績不振の中学受験専門の学習塾。
1人1人に合った授業内容を行い、中堅校を生徒にも手厚い。
「Ωクラス(偏差値57以上)」「Aクラス(偏差値50前後)」「Rクラス(偏差値Aクラス以下)」とクラス分けされている。
佐倉はRクラスの算数を担当している。

フェニックス

トップ校の合格者の約6割がフェニックスの生徒。
出来の良い子を中心とした授業内容。

STARFISH

黒木が立ち上げた塾に通えない子どもたちのための無料塾。

統一合格判定テスト

首都圏模試センターが実施・運営する志望中学校に対して合否判断をするための模試のことをいう。

『二月の勝者-絶対合格の教室-』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

黒木「君達が合格できたのは、父親の『経済力』 そして、母親の『狂気』」

黒木がフェニックスの講師だった頃、前哨戦である地方入試(灘やラ・サールなど)に合格し、気が緩んでいる生徒達に向けて「『自分は天才』とでも思ってるのか?」と言った後に続けて「君達が合格できたのは、父親の『経済力』 そして、母親の『狂気』」と伝えた。

「父親の経済力」とは、中学受験にかかる費用がとても高いことを指している。なかには、集団塾にプラスして個別指導塾や家庭教師をつける家庭もある。
「母親の狂気」とは、わが子のために夢中でサポートする母親のことである。

黒木「そうですね『受験塾』は、『子どもの将来』を売る場所です。」

まだ黒木がフェニックスの講師だった頃、佐倉は受験当日に雪の中傘もささずに生徒の応援している黒木を見て熱い講師だと思った。
そのことを佐倉が黒木に伝えると「仕事ですから。」と言われてしまい、子どもの将来のためにやっていると思っていた佐倉が戸惑っているとき、黒木が「そうですね『受験塾』は、『子どもの将来』を売る場所です。」と伝えた。

黒木「凡人こそ、中学受験をすべきなんです。」

子どもに幼い頃からやっているサッカーを続けてほしく、中学受験は不要だと考える親に対して黒木が「凡人こそ、中学受験をすべきなんです。」と言った。
プロのサッカー選手になれる確率(約0.21%)と中学受験で難関校に受かる確率(10%弱)を比較し、勉強の方が努力のリターンが大きいと説明し、中学受験を勧める。

黒木「塾講師は『教育者』ではなく、『サービス業』ですよ。」

shellinacloset9
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@shellinacloset9

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