義母と娘のブルース(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『義母と娘のブルース』とは、桜沢鈴によって描かれ、株式会社ぶんか社から発売された漫画。4コマ漫画形式で、血の繋がらない母娘の物語が展開される。
4コマ漫画では登場人物が成長したり、亡くなったりすることをタブー視するが、この作品は小学生の女の子が父の死を乗り越えて、父の再婚相手と心を通わして本当の親子になっていく20年間の軌跡を描いている。
テレビドラマ化もされており、女優の綾瀬はるかが主演を務めた。

演:麻生祐未

宮本家の近所に住む主婦。噂好きの情報通で、自分の周辺の事柄について精通している。

ヒロキ

演:大智(子供時代)/井之脇海(高校生時代)

みゆきの小学校からの同級生。
最初はみゆきをいじめていたが、2人で話すことにより誤解が解け、彼女の事をいつも気にかける仲の良い友人となる。しかし、みゆきに女の子の友人が出来ると避けるようになり、それが元で不仲となる。
テレビドラマ版では「黒田大樹」という名前で登場する。

相川優人(あいかわ ゆうと)

みゆきの高校の同級生。みゆきに恋をしている。

角のパン屋の店長

演:佐藤健

近所のパン屋の店長。自分の店で亜希子がパートとして働くことになった際は、彼女の職歴を見て「大企業で部長になった才女がなぜウチで…」と困惑していた。

『義母と娘のブルース』の用語

CD(コンパクトディスク)

デジタル情報を記録するためのメディアの1つで、音楽を記録するために「ソニー」と「フィリップス」が共同で開発した。
作中では、小学生時代のみゆきが家で勉強している時に、亜希子に「CDとは何か」と聞いているシーンがある。そのため、物語の時代を表すアイテムの1つとなっている。

CD (譲渡可能定期預金)

CD とは、証券用語で、Certificate of Deposit(譲渡性預金)の略。第三者が指名債権譲渡方式で譲渡することができ、発行金額・期間・金利などの発行条件を自由に定めることが出来る無記名で発行される定期預金証書のこと。
小学生時代のみゆきが、家で勉強している時に亜希子に「CDとは何か」と尋ねている。その際、亜希子は音楽を記録するための「CD」ではなく、この「CD」について説明した。

『義母と娘のブルース』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

宮本亜希子「全く後悔していません」

高校生になったみゆきに、「良一と結婚したことを後悔した事があるかどうか」を聞かれた時の亜希子のセリフ。
自身が両親を亡くしていることから、いつかは別れがくることを知っているみゆきは、恋愛に関して臆病になっていた。しかし、友人との会話などから興味を持ち始め、何でも話せる仲となっていた亜希子に良一との結婚について聞く。
元はみゆきのための書類上の結婚であり、不治の病で余命が短いと分かっていたうえで、亜希子は「全く後悔していません」と答えた。この迷いのない言葉と笑顔に、みゆきは自身の恋愛に対する勇気をもらう。
みゆきが恋に積極的になるきっかけとなった名言である。

宮本亜希子「あのパンのみみ頂けます!?」

亜希子がパン屋のパートの面接後に、そのパン屋で買い物をしていた時のセリフ。
みゆきが高校生になった頃、亜希子は彼女の結婚資金を蓄えてあげたいという願いから、近所のパン屋のパートの面接を受けた。
パン屋の店長は、亜希子がスーツで面接に来たことと、彼女の履歴書を見て驚く。大企業の部長職を務めていたほどのキャリアウーマンであった彼女が、庶民派のパン屋の面接に来る理由が分からず、金銭感覚も違うだろうということで、店長は面接後に不採用を言い渡した。
それに対して亜希子は残念な表情を浮かべていたが、面接が終わると「主婦としての亜希子」の姿になり、1人の客としてパン屋で買い物を始める。その際に放った「あのパンのみみ頂けます!?」というセリフは、店長にとって彼女が普通の主婦であるということが分かった瞬間だった。そして履歴書では分からなかった亜希子の素顔を垣間見た店長は、認識を改めて彼女をパートとして採用することに決めた。
キャリアウーマンだった亜希子が、みゆきとの生活を経て普通の主婦としての感覚を身につけていたことが分かる名セリフとなっている。

『義母と娘のブルース』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

女優の綾瀬はるか主演でテレビドラマ化

2018年7月から、TBS系テレビ「火曜ドラマ」として全10話で放送され、主演は綾瀬はるかが務めた。
テレビドラマ版は、亜希子がみゆきと出会ってからの10年間を描いている。

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