銀盤騎士(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『銀盤騎士』(ぎんばんきし)とは、講談社の『Kiss』にて2012年から連載された、小川彌生によるスポーツ漫画。本作では、男子フィギュアスケートを扱っている。メンタル面が弱く成績が安定しないフィギュア選手、雉子波 心(きじなみ こころ)に、幼馴染の猪狩 千登勢(いがり ちとせ)が幼い頃から好きだった魔法少女アニメの呪文をかけたところ、技の安定度が格段に増した。これをきっかけに、千登勢は心の試合のたびに呪文をかけることになる。恋に仕事にスケートに、ハラハラドキドキの展開で読者を離さない作品。

『銀盤騎士』の概要

『銀盤騎士』(ぎんばんきし)とは、講談社の『Kiss』にて2012年19号から2017年8月号まで連載された、小川彌生によるスポーツ漫画。単行本は全11巻。
同作者が2008年から2011年まで連載していた『キス&ネバークライ』に続き、再びフィギュアスケートを題材とした作品。本作では、フィギュアスケートにおける男子シングルを扱っている。
主役はフィギュアスケート界のイケメン王子、雉子波 心(きじなみ こころ)。ヒロインである幼馴染は、小さくても頑張り屋の女の子、猪狩 千登勢(いがり ちとせ)。メンタル面が弱く成績が安定しない心に、ひょんなことから千登勢が幼い頃から好きだった魔法少女アニメの呪文をかけたところ、技の安定度が格段に増した。これをきっかけに、千登勢は心の試合のたびに呪文をかけることになる。
恋に仕事にスケートに、ハラハラドキドキの展開で読者を離さない作品。

『銀盤騎士』のあらすじ・ストーリー

ヘタレ男子がフィギュア界の王子に

巷談書房で健康雑誌『SASSO』の編集者として働くお団子頭の猪狩千登勢(いがり ちとせ)には、フィギュアスケート界のエース候補と呼ばれる幼なじみ・雉子波心(きじなみ こころ)がいる。心はメンタル面が弱く、成績にムラがあった。成績が乱高下し、新聞に「永遠のダークホース」と書かれ落ち込んでいた時に、千登勢に子どもの頃から大好きだったアニメ『魔法の姫君レディ・ララ』の呪文を唱えてもらったところ、4回転ジャンプも安定度が格段に増すようになった。しかし呪文は千登勢以外が唱えても効き目がない。それ以来、千登勢は試合の度に心に付き合うことになるのだった。

『銀盤騎士』の登場人物・キャラクター

主要人物

猪狩 千登勢(いがり ちとせ)

画像左側が猪狩千登勢。

出版社の編集をやっているお団子頭の頑張り屋。23歳。身長が146cmしかないため、小学生に間違われることがある。
心とは子供の頃にスケート教室で知り合った幼馴染という関係。心からは「せーちゃん」、沢田からは「ミィ」と呼ばれている。

雉子波 心(きじなみ こころ)

講談社の「Kiss」で2012年から連載中
作者:小川彌生

フィギュアスケート男子シングル選手。フィギュアスケート界のイケメン王子。
インタビューでもあまり話さず、クールなイメージで女子の憧れだが、実は福島出身で訛りが酷いためにマネージャーから長話を禁止されている。
部屋の中は子供の頃から大好きな「魔法の姫君レディ・ララ」のポスターやグッズで一杯。
幼馴染の千登勢のことが好き。

その他

沢田(さわだ)

オタクが嫌いな千登勢の上司。主力雑誌だった『颯爽』を、若者向けの健康情報誌『SASSO』にリニューアルしたやり手。

緒方 ヤヨイ(おがた ヤヨイ)

千登勢の大学時代の同級生で漫画家。千登勢が心の試合に帯同しなければならない時など、千登勢のアリバイ作りに協力してくれる。

本田 竹二郎(ほんだ たけじろう)

心のフィギュアスケートのコーチ。声が聞き取りにくい。麗人の祖父・雅人とはライバルだった。

瀧口 ドミ(ケンゾー・ドミニク・タキグチ)

心のトレーナー。同作者の前作『キス&ネバークライ』にも登場する。

盛山(もりやま)

心のマネージャー。なまりのきつい心がイメージダウンにならないように、短いワードで話すように指示している。

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