ファーストガンダム登場人物、最期の言葉 (前編)

ロボットアニメの金字塔ともいえる、ファーストガンダムこと「機動戦士ガンダム」。一年戦争を舞台とした、「機動戦士ガンダム」は人々の「死のドラマ」でもある。機動戦士ガンダムの登場人物20人の、死に際の台詞、その前後の印象的な台詞をピックアップしてみた。
前編では前半の10人の死を扱う。

機動戦士ガンダムとは

1979年4月7日より、全43話が放映されたテレビアニメ。玩具の売れ行きの悪さからの、実質的な打ち切り。放映終了後に、再編集を中心とした劇場版三部作が作られるテレビアニメ版のエピソードも劇場版では、バッサリなくなっているものもある。
この記事では、テレビアニメ版の台詞に準拠する。

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ジーン (第1話)

「補助カメラが使えますから、見えます。ジャンプします」

新兵器ガンダム、そしてエースパイロット、アムロ・レイの最初の犠牲者。功を焦った独断専行ではあったが、彼らの奇襲によってRX計画の精鋭モビルスーツは、三機を残すのみの大打撃を負う。

パオロ (第4話)

「…そう、しかし彼らはしょせん素人だ。司令たる君が戦いやすいように助けてやってくれたまえ…わしが責任を持つ…」

本来のホワイトベースの艦長。応戦中の事故で大怪我を負う。ワッケインに、この言葉を残し息を引き取る。劇場版では描写されないエピソード。

ガルマ (第10話)

「ジオン公国に栄光あれーっ!

ザビ家への復讐を誓ったシャアの謀略で、ホワイトベースから背後を撃たれるガルマのガウ攻撃空母。反転して特攻を仕掛けるも回避される。復讐の一歩に成功したシャアだが、その心には思いがけぬ虚しさが生じる

イセリナ (第11話)

「ガルマ様の仇!」

ガルマの仇を撃つべく、ダロタ中尉に頼み込んで、ホワイトベース討伐に向かうイセリナ。しかし、力尽きて戦場で息絶える。アムロにとっては、彼女が誰かも知るよしもない。劇場版では丸々カットされたエピソード。

ランバ・ラル (第20話)

「君達は立派に戦ってきた。だが、兵士の定めがどういうものかよく見ておくんだな」

グフなどのモビルスーツを失ったランバ・ラル隊だが、マ・クベに警戒され、新型のドムといった補給を絶たれる。肉弾戦でのホワイトベース襲撃を試みるも失敗。追い詰められたラルは手榴弾で自決する。男気あふれるも不器用な男の最期。

ハモン (第21話)

「ほんと、好きだったよ、坊や」

愛するランバ・ラルと、ギャロップといった主力兵器を失うも、最後までホワイトベースとガンダムの撃破を諦めないハモン。残された兵力で、事実上の特攻を仕掛ける。ガンダムを撃破寸前まで追い詰めるのだが…。劇場版ではいろいろと描写が異なる。

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