ジャンプ漫画で大食いと言えば『ドラゴンボール』の孫悟空をはじめとするサイヤ人の皆さんがそれに当たります。「うめえー」と言いながらがつがつモノをほおばる孫悟空の姿には、すがすがしさすら覚えます。量も常識的な大食いの量を超えて、はるかに食べています。しかし、一様においしくいただいているのが特徴的です。
ただ、戦闘などの消耗行為の多い、ドラゴンボールをはじめとするジャンプ漫画は、大食い、というより食事=体力回復や疲労回復の役割を持っていることが多く見受けられます。つまり、ジャンプ漫画では、大食いは元気の証なのかもしれません。
『Fate ~stay night』でのセイバーは大食いです。これは魔力の乏しい主人公からの供給を食事で補っているという側面があります。しかし、一回の食事の量、というよりお代わりの回数が多いために、大食いキャラとみなされていますね。
盛りはあまり大きくなく、回数が多い大食いです。
やはりジャンプ漫画のように、回復のためにという側面がまだ残っています。
しかし、昨今、軍事系擬人化の萌えアニメ増えつつあります。『艦これ』では赤城が山のようなカレーや肉じゃがをおいしくいただいています。尤も、大和はそれ以上に…。
これは本編ゲーム内で、割と初期に赤城が任無報酬で得られるために、初心者の提督がその消費量に肝を冷やすことがそのまま公式化してしまったことに由来します。それにしても、アニメとしてみると驚愕の量ですね。
しかし、ただの「補給」と思えば、それにキャラも軍艦ですから(汗)。
元祖大食いの女性キャラとして出てくるのが『うる星やつら』のサクラ先生です。昨今知らない方も多くなったと思いますが、朝食を電子ジャーごといただく胃袋の持ち主です。
量が常識的でないこともあり、そのキャラクターの持ちネタとして、大真面目にアホなことを言うギャグの扱いだったと思います。
その量を見たい方は、一読、または一視聴してみてはいかがでしょうか?
昨今のアニメ自体、いかんせんキャラの登場人物に反比例して話数が少ないために、エピソードを拾えないことが多いのかもしれません。だから、大食いのキャラの登場回は食べて終わるだけのエピソードもあるようです。
キャラの行動や性質、属性一つ一つ意味があるといいのかもしれませんね。