WIND BREAKER(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『WIND BREAKER』とは『マガジンポケット』(講談社)を掲載誌とする、にいさとるの漫画。偏差値は最底辺、喧嘩は最強。”落ちこぼれ”の吹き溜まりといわれる風鈴高校でてっぺんをとるために入学してきた一匹狼の高校生・桜遥(さくら はるか)。街で不良に絡まれていた女性・橘ことは(たちばな ことは)を助け、そのお礼に橘が働く喫茶ポトスに招かれるところからストーリーは始まる。風鈴高校での生活が生む、今までの生活との違和感を感じながら成長していく桜の心情が描かれるヤンキー漫画。

KELL(キール)

規模は大きくないものの悪いことで度々名前を聞く白のジャケットに青の竜骨が描かれた服を着る謎のチーム。風鈴高校1年安西の幼馴染である長門がチームに加入しており、長門をチームから救出するために風鈴高校と決戦が行われたのである。

『WIND BREAKER』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

橘ことは「ちゃんと話してちゃんと見て感じようとしなきゃその人のことわかりっこないでしょ」

おっちょこちょいで自信がなさそうな楡井を見て、桜はなんであんなやつが風鈴高校に入学してきたのかを疑問に思い、その思いを橘に質問する。その際に橘が桜に対して放ったセリフが「ちゃんと話してちゃんと見て感じようとしなきゃその人のことわかりっこないでしょ」。人と関わることを恐れ、人を上辺で判断してしまう桜がこの言葉をきっかけに人と向き合っていくスタートになった名言。

梅宮一「拳は時に言葉より相手を知る言語になる」

獅子頭連との決戦を終え、打ち上げ会にて梅宮が桜に放ったセリフが「拳は時に言葉より相手を知る言語になる」。獅子頭連との決戦の前に梅宮は桜に拳で語ることを伝える。その時の桜は喧嘩をしにいくにもか関わらずなぜ対話をしようとするのか理解ができない。獅子頭連との決戦を迎え、桜は十亀と対戦する。桜は喧嘩をしていくうちにどんな思いで戦いに臨んでいるのかと十亀に対して興味を抱き始める。獅子頭連との決戦の後、言葉を交わさなくても拳を交わすことで相手とコミュニケーションをとっていき、勝負が終わると敵味方が関係なくなるくらい互いの仲を深めることになったのである。

梅宮一「お前にとって楽しいことがあたり前なくらいそばにあったってことだろ」

風鈴高校と獅子頭連の決戦を終え、互いのチームを交え親睦会を行った時に梅宮が放ったセリフが「お前にとって楽しいってことがあたり前なくらいそばにあったってことだろ」。楽しさを求めるために強くなると決意し、頭取になったのにも関わらず、全く楽しさを感じられず悩んでいた兎耳山。楽しさは元々あったはずなのに、それを忘れてしまっていたことに疑問を感じ梅宮に楽しさについて質問をする。幸せや自由というものは得るものではなく、すでに自分の元にある当たり前のものだと気づくことができる言葉。

橘ことは「名前を呼ぶってあなたをちゃんと見ていますっていう意思表示だから」

仲間を頼るために自分のできることに集中することが大切だと教わる桜。しかし自分にできることが見つからないと悩んでしまう。そんな姿を見かねた橘が放ったセリフが「名前を呼ぶってあなたをちゃんと見ていますっていう意思表示だから」。まずは仲間の名前を覚えるということができることの1つだと伝えることで、迷っていた桜の気持ちが晴れ、一歩前に踏み出すきっかけとなった言葉である。

『WIND BREAKER』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

豪華声優陣によるボイス付きPVが公開

『呪術廻戦』というアニメから5名の豪華声優陣がPVに参加している。その5名とは、伏黒恵役を務めた内田雄馬、狗巻棘役の内山昂輝、真人役の島崎信長、五条悟役の中村悠一。PVでは桜遥役を内田雄馬、梅宮一役を中村悠一、杉下京太郎役を内山昂輝、蘇枋隼飛役を島崎信長が務めている。

新人賞に持ち込んだのは、ダークファンタジー

にいさとるが漫画を描き始めたのは、19歳の時。大学2年に上がる前の春休みに原稿を書き終えて、そのまま春の新人賞に持ち込んだ。そのときに持ち込んだ漫画のタイトルは『うらまれ屋』。

元々の主人公は梅宮一だった

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