Jamie Cullum(ジェイミー・カラム)の徹底解説まとめ

ジェイミー・カラムとは、イギリス出身のジャズシンガー、マルチプレイヤー。ジャズをベースにロックやポップス、ヒップホップなど多彩なジャンルを融合させた音楽スタイルで世界的な成功を収めた。従来の枠にとらわれない奔放なアプローチと高いピアノ演奏技術、圧倒的なエネルギーを持つライブパフォーマンスが特徴で、現代のクロスオーバー・ジャズシーンを牽引している。日本でも多数の公演を行い、テレビCMに楽曲が起用されるなど人気が高い。ラジオ番組のプレゼンターなど多方面で活躍している。

Jamie Cullum(ジェイミー・カラム)の概要

ジェイミー・カラム(Jamie Cullum)とは、イギリスのエセックス出身のジャズシンガー、ピアニスト、マルチプレイヤーである。1979年8月20日生まれ。ジャズをベースにロックやポップス、ヒップホップなど多彩なジャンルを融合させた音楽スタイルを確立し、世界的な成功を収めた。従来のジャズの枠にとらわれない奔放なアプローチと高いピアノ演奏技術、そしてライブパフォーマンスにおける圧倒的なエネルギーによって、現代のクロスオーバー・ジャズシーンを牽引する存在として知られている。
日本でも多数公演を行っており、テレビCMでもその楽曲が起用されている。メディアのプレゼンターとしても活動し、多方面で才能を発揮しているジャズシンガーである。

Jamie Cullum(ジェイミー・カラム)の活動経歴

インディーズ時代から初のヒット

レディング大学在学中の1999年、トリオ編成でスタンダード・ジャズやポピュラーソングを取り上げた自主制作アルバム『Heard It All Before』を500枚限定でリリースする。この作品ではコール・ポーターやデューク・エリントンなど、彼が敬愛する楽曲のカヴァーを収録し、これを機にライブ活動を本格化させた。
大学卒業後はクルーズ客船のピアニストとして職を得て、フィヨルドやギリシャ周遊、アマルフィ海岸を巡る2週間単位の船旅でバンド演奏を続け、実戦での技術を磨いた。2002年、アメリカのジャズレーベルであるキャンディド・レコードからアルバム『ポイントレス・ノスタルジック』を発表。これがイギリス国内で10万枚を売り上げる異例のヒットを記録し、大きな注目を集めることとなった。

メジャー・デビューと世界的成功

『ポイントレス・ノスタルジック』の成功を受け、ユニバーサル・ミュージックと100万ポンドという巨額の契約を結ぶ。2003年10月にリリースしたメジャー・デビュー・アルバム『ジェイミー・カラム(原題:Twentysomething)』は、英国のジャズ史上最速のセールスを記録。全英アルバムチャートで3位、米ビルボードのジャズチャートでも3位にランクインした。同作は自作曲に加え、「雨に唄えば」などのスタンダード曲、ジミ・ヘンドリックスやジェフ・バックリィといったロックの楽曲を独自のジャズ解釈で再構築した奔放な作風が絶賛された。結果として全世界で250万枚以上の大ヒットを記録し、第47回グラミー賞のベスト・ジャズ・ヴォーカル部門にノミネートされたほか、米ビルボードのコンテンポラリー・ジャズチャートに31週連続でトップ10入りする快挙を達成した。また、同作収録の「エヴァーラスティング・ラヴ」は映画『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』の主題歌に起用された。
2004年8月には日本の「フジロックフェスティバル」に初出演を果たし、日本国内でも高い人気を獲得する。2005年9月には次作『キャッチング・テイルズ』をリリースし、全英4位、米ビルボードのトップ・コンテンポラリー・ジャズチャートで1位を獲得するなど、その地位を確固たるものとした。その後、2006年、2008年にも来日公演を行い、日本での動員を拡大していった。

メディアへの進出

2009年11月にアルバム『ザ・パースート』、2013年5月に『モーメンタム』をそれぞれリリースし、ジャズとポップスを高度に融合させた質の高い楽曲制作を継続した。
2010年4月からは英国のBBCラジオ2にて自身のラジオ番組のプレゼンター業務を開始。この番組は2014年4月から2015年3月にかけて、日本のInterFMでも『Jamie Cullum's Jazz Riot』として放送された。2018年10月には、このラジオ番組での功績が認められ、英国ラジオ・アカデミーより「ベスト・ミュージック・プレゼンター賞」を授与されている。
音楽活動においては、2014年4月末にバラク・オバマ米大統領がホストを務めたホワイトハウス開催の「International Jazz Day Concert」に招待され、ウェイン・ショーター、チック・コリア、ロバート・グラスパー、エスペランサ・スポルディングら新旧のジャズの巨人たちと共演。同年10月にはジャズのルーツに回帰したアルバム『インタールード』を発表した。また、2015年12月には最高級ホテルブランド「セントレジス」のアンバサダーに就任し、翌 2016年5月にはセントレジスホテル大阪でプレミアム・ディナーショーを開催するなど、世界を舞台に多角的な活動を展開している。

Jamie Cullum(ジェイミー・カラム)のプロフィール・人物像

生年月日:1979年8月20日
出身地:イングランド エセックス・ロッチフォード
ジャンル:ボーカル・ジャズ、ジャズ・ポップ、スウィング・ジャズ

父方はドイツ系ユダヤ人、母方はインドとビルマの血を引く背景を持ち、音楽一家の環境で育つ。実兄のベン・カラムも音楽家である。幼少期からロック、ヒップホップ、アシッドジャズ、ブルースなど多様な音楽に親しむ中で、マイルス・デイヴィスやビル・エヴァンスの音楽に触れたことで本格的にジャズに目覚めることとなった。

学術面ではレディング大学(University of Reading)に進学して英文学と映画を専攻し、首席で卒業している。文学への造詣も深く、ノーベル文学賞作家のアーネスト・ヘミングウェイをはじめ、ジャック・ケルアックやアレン・ギンズバーグといったビート・ジェネレーションの作家たちを好む。

人物像としては、ジャンルの垣根を超えた音楽への深い探求心と、ライブ活動を軸に自らの存在感を示し続ける精力的な姿勢が特徴である。少ししゃがれたハスキーな歌声はブリティッシュな情緒を醸し出し、伝統的なジャズの技術をベースにしながらも常に新鮮なサウンドを追求している。

Jamie Cullum(ジェイミー・カラム)のディスコグラフィー

スタジオ・アルバム

『Heard It All Before』

01. Old Devil Moon
02. They Can't Take That Away from Me
03. Night and Day
04. My One and Only Love
05. Caravan
06. I've Got You Under My Skin
07. Speak Low
08. God Bless the Child
09. Love for Sale
10. Sweet Lorraine

1999年にリリースされたインディーズ時代のデビューアルバム。当時レディング大学に在学中だったジェイミー・カラムが、トリオ編成でスタンダード・ジャズやポピュラーソングのカヴァーを自主レコーディングした作品である。
500枚限定というごく少数が自主制作され、彼のキャリアの原点となった。

『ポイントレス・ノスタルジック』(Pointless Nostalgic)

01. You and the Night and the Music
02. I Can't Get Started
03. Devil May Care
04. You're Nobody till Somebody Loves You
05. Pointless Nostalgic
06. In the Wee Small Hours of the Morning
07. Well, You Needn't
08. It Ain't Necessarily So
09. High and Dry
10. Too Close For Comfort
11. A Time for Love
12. Lookin' Good
13. I Want to Be a Popstar

2002年にアメリカのジャズレーベルであるキャンディド・レコードからリリースされたインディーズ2作目のアルバム。イギリス国内で10万枚を売り上げるヒットを記録し、のちにユニバーサル・ミュージックと大型契約を結びメジャーデビューを果たす決定的な契機となった作品である。
レディオヘッドの「High and Dry」のカヴァーや兄ベン・カラムとの共作である表題曲などを収録し、独自のクロスオーバースタイルが既に発揮されている。

『ジェイミー・カラム』(Twentysomething)

01. What a Difference a Day Made
02. These Are the Days
03. Singin' in the Rain
04. Twentysomething
05. But for Now
06. Old Devil Moon
07. I Could Have Danced All Night
08. Blame It on My Youth
09. I Get a Kick Out of You
10. All at Sea
11. The Wind Cries Mary
12. Lover, You Should Have Come Over
13. It's About Time
14. Next Year Baby

2003年10月にリリースされたメジャー・デビュー・アルバム。英国のジャズ史上最速のセールスを記録し、全英アルバムチャートで3位、米ビルボードのジャズチャートでも3位にランクインした。
全世界での売上は250万枚を突破し、第47回グラミー賞のベスト・ジャズ・ヴォーカル部門にノミネートされるなど、彼の世界的名声を不動のものとした名盤である。自作曲のほか、ジミ・ヘンドリックスやジェフ・バックリィといったロックの楽曲への大胆なジャズ・アプローチも高く評価された。

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents