Original Love(オリジナル・ラブ)の徹底解説まとめ

Original Loveとは、1987年に結成された、シンガーソングライターの田島貴男を中心とする音楽プロジェクト。1991年にアルバム『LOVE! LOVE! & LOVE!』でデビュー。1995年以降は田島によるソロプロジェクトとして活動し、日本の音楽シーンを代表する存在の一つとして高い評価を受ける。多様な音楽ジャンルを取り入れたサウンドと、田島貴男の力強さと繊細さを兼ね備えた歌声は、1990年代のJ-POPシーンに新たな価値観をもたらし、長きにわたって多くの音楽ファンを魅了し続けている。

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Original Love(オリジナル・ラブ)の概要

Original Love(オリジナル・ラブ)とは、1987年に結成された、日本のシンガーソングライター・田島貴男を中心とする音楽プロジェクト。1985年に結成されたバンド「RED CURTAIN」を前身とし、1991年にアルバム『LOVE! LOVE! & LOVE!』でメジャーデビューを果たした。当初はバンドとして活動していたが、1995年以降は田島貴男によるソロプロジェクトとして活動を続けており、日本のポップミュージックシーンを代表する存在の一つとして高い評価を受けている。
ソウル、R&B、ファンク、ジャズ、ブルース、ロック、ボサノヴァ、ラテンなど、さまざまな音楽ジャンルを自在に取り入れたサウンドと、ブラックミュージックへの深い造詣に裏打ちされた洗練されたアレンジ、そして田島貴男の力強さと繊細さを兼ね備えた歌声が大きな特徴。恋愛や人生を情感豊かに描く歌詞と都会的なサウンドは、1990年代のJ-POPシーンに新たな価値観をもたらし、多くの音楽ファンを魅了した。

代表曲には「月の裏で会いましょう」「ヴィーナス」「接吻 kiss」「朝日のあたる道 AS TIME GOES BY」「プライマル」などがあり、中でも「接吻 kiss」はOriginal Loveを象徴するラブソングとして高い人気を誇る名曲である。数多くのアーティストによってカバーされ、テレビドラマやCMなどでもたびたび使用されるなど、時代を超えて愛され続けている。また、「プライマル」もドラマ主題歌としてヒットし、バンド後期を代表する作品となった。

1990年代には「渋谷系」を代表するアーティストの一組として紹介されることも多かったが、田島貴男自身はその呼称にとらわれることなく、ソウルやブルースを軸とした独自の音楽性を追求。流行やジャンルに縛られない創作姿勢を貫き、ファンクやジャズ、ロック、フォークなどを柔軟に取り込みながら、時代ごとに新たな表現へ挑戦し続けてきた。
1995年にバンド編成からソロプロジェクトへ移行した後も、コンスタントにアルバムを発表し続ける一方、ライブ活動にも精力的に取り組んでいる。バンド編成だけでなく、ギター一本で全国を巡る「ひとりソウルツアー」では、田島貴男の卓越した歌唱力と演奏力が改めて高く評価された。また、東京スカパラダイスオーケストラとの「めくれたオレンジ」をはじめ、多くのミュージシャンとのコラボレーションや楽曲提供でも存在感を発揮している。
メジャーデビュー30周年を迎えても精力的な創作活動を継続しており、その音楽は世代を超えて支持され続けている。流行に左右されることなく、自らのルーツであるブラックミュージックへの敬意と、日本語ポップスならではの美しいメロディーを融合させた作品群は、日本の音楽史において唯一無二の存在感を放っている。

Original Love(オリジナル・ラブ)の活動経歴

ブラックミュージックへの憧れから始まったOriginal Love

田島貴男を中心として結成されたバンド「RED CURTAIN」を前身とする音楽プロジェクトとして、1987年に始動。ロックやパンク、ニューウェーブだけでなく、ソウル、R&B、ジャズ、ブルースなど幅広いブラックミュージックへの深い愛情を土台に独自のサウンドを模索し、1987年にバンド名を「ORIGINAL LOVE(当時はオリジナル・ラヴ表記)」へ改名した。インディーズ時代から東京都内を中心にライブ活動を積極的に展開し、徐々に高い音楽性で注目を集めていく。
1980年代後半には田島が一時的にピチカート・ファイヴへ参加したことでも知られ、この経験は後のOriginal Loveの音楽的成熟にも大きな影響を与えた。一方で、田島は早くからOriginal Loveこそ自身の本拠地と位置付けており、独自のポップミュージックを追求し続けていた。

1990年代を代表する存在への躍進

1991年、アルバム『LOVE! LOVE! & LOVE!』でメジャーデビュー。同年発売のシングル「月の裏で会いましょう」がテレビドラマの主題歌に起用され、一躍全国区の知名度を獲得する。続くアルバム『結晶 SOUL LIBERATION』『EYES』ではソウルやジャズを大胆に取り入れた都会的なサウンドを確立し、日本のポップスシーンでも独特の存在感を放つようになった。
1993年には代表曲「接吻 kiss」が大ヒット。色気と洗練を兼ね備えたラブソングとして現在でも高い人気を誇り、後に数多くのアーティストによってカバーされる名曲となる。翌1994年には「朝日のあたる道 AS TIME GOES BY」がヒットし、アルバム『風の歌を聴け』はオリコン週間アルバムランキング1位を獲得。Original Loveは90年代J-POPを代表するアーティストへと成長した。
同時期には、ピチカート・ファイヴやフリッパーズ・ギターと並び「渋谷系」の代表格として語られることも多かった。しかし田島本人は「俺は渋谷系じゃない!」と公言するなど、特定のムーブメントに括られることを嫌い、ジャンルを超えた音楽を追求し続けたことでも知られている。

バンドからソロプロジェクトへの転身

1995年には主要メンバーが相次いで脱退し、Original Loveは田島貴男によるソロプロジェクトへと移行。それまで培ってきたバンドサウンドを引き継ぎながらも、より自由度の高い制作体制となり、打ち込みと生演奏を融合したサウンドや、カントリー、ブルース、ファンク、ジャズなど、さらに幅広い音楽性へ挑戦していく。
1996年には楽曲「プライマル」がドラマ主題歌としてヒットし、その後も『ELEVEN GRAFFITI』『L』『ビッグクランチ』『ムーンストーン』などコンスタントにアルバムを発表。商業的な流行に左右されることなく、自身の音楽的探究を第一に据えた作品づくりを続けた。
また2001年には、東京スカパラダイスオーケストラとのコラボレーション曲「めくれたオレンジ」でボーカルを担当し、大きな話題を呼ぶ。世代を超えて支持を集めるミュージシャンとして、その存在感を改めて印象付けた。

デビュー30周年を超えても進化し続ける音楽家

2010年代以降も田島はOriginal Love名義で精力的な活動を継続。弾き語りライブ「ひとりソウルツアー」やバンド編成でのライブなど、多彩なスタイルで全国を巡っている。2011年には表記を「オリジナル・ラヴ」から「オリジナルラブ」へ変更し、2021年には英字表記を「Original Love」へ統一するなど、新たな節目を迎えた。
2019年には約4年ぶりとなるアルバム『bless You!』、2022年には『MUSIC, DANCE & LOVE』を発表。メジャーデビュー30周年を経てもなお、ソウルやジャズ、ロック、R&Bなど多様なルーツを自在に融合させる創作姿勢は変わらず、日本のポップミュージック界を代表する孤高のアーティストとして高く評価され続けている。

Original Love(オリジナル・ラブ)のメンバー

現メンバー

田島貴男(たじまたかお)

1966年4月24日生まれ。ボーカル、ギターを担当。ほとんどの曲の作詞、作曲、編曲、プロデュースを担当している。ロック、ソウル、ブルース、ジャズなど幅広くジャンルレスな楽曲を作り、特にOriginal Loveが田島貴男のソロユニットになってからは、音楽性が目まぐるしく変化を遂げている。

元メンバー

秋山幸広(あきやまゆきひろ)

ドラムスを担当。結成から1990年にかけて在籍した。

小里誠(おりまこと)

1965年3月13日生まれ。ベースを担当。結成から1990年にかけて在籍し、脱退後はザ・コレクターズへ加入して活躍した。

村山孝志(むらやまたかし)

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