ASTRO BOT: RESCUE MISSION(アストロボット レスキューミッション)のネタバレ解説・考察まとめ

『ASTRO BOT: RESCUE MISSION』とは、2018年に発売されたPS VR専用アクションゲームである。プレイヤーはロボットのアストロと協力し、360度全方向の仮想空間で仲間を救出する任務に挑む。テーマパークのアトラクションを凌駕する完成度や、目の前に物が実在するかのような高い没入感が全てのゲームファンから絶賛された。「The Game Awards 2018」最優秀VRゲーム賞や日本ゲーム大賞のゲームデザイナーズ大賞など、国内外で数々の賞を受賞し、後に主要シリーズへ発展した。

『スーパーマリオ64』に匹敵する3Dゲームの革命

出典: www.amazon.co.jp

『ASTRO BOT: RESCUE MISSION』は、発売以降、3Dゲームの歴史における「革命」として極めて高い評価を獲得している。本作は、かつて『スーパーマリオ64』が3Dゲームの可能性を見せつけたように、バーチャルリアリティの未来を切り開いたゲームとして歴史に残るべき作品と評されている。
単なるVRとしての体験にとどまらず、ゲームとしての完成度が群を抜いている。国内外の多くのプレイヤーから、「間違いなくゲーム史を語るうえでの分岐点であり到達点」として絶賛されている。その圧倒的なゲーム体験は、言葉を尽くしても動画で観ても10%も伝わらないほど先鋭的であり、ファミコンの時代からプレイヤーが永遠に夢に見ていた体験がここにあるとまで語られているのだ。
ずっと続いてきたゲームの歴史がここで一度終着し、そしてここからまた新しく始まる。そんな歴史的瞬間に立ち会っているかのような感覚さえ抱かせる、素晴らしいゲームであると支持されている。

世界のゲームメディアから絶賛の声

『ASTRO BOT: RESCUE MISSION』は、世界のゲームメディアから「任天堂の『マリオ』シリーズに匹敵する3Dプラットフォーマーをソニーが生み出した」という絶賛を浴びている。
米国のVR専門メディア『Road to VR』は、優れたアニメーションやアート、演出、インタラクティブなクレジット表記にいたる全てが魅力的であるとし、同メディア初となる100点満点を本作に与えた。また、海外メディアの『DarkStation』は、唯一の欠点はゲームに終わりがあることだと述べ、『スーパーマリオ オデッセイ』と同じようにこのゲームを永遠にプレイしていたかったと評価している。さらに、『PlayStation Universe』からは、当時最高のPlayStation VRゲームであるだけでなく、マリオと競合できる唯一のタイトルであると評され、国内外のメディアから傑作プラットフォーマーとして最高峰の賛辞を贈られている。

このゲームのすごさのポイント

目の前にキャラクターが実在しているような感覚

PlayStation VRをプレイしたことがない人に最も伝えたい『ASTRO BOT: RESCUE MISSION』の魅力として、単に360度映像が周囲全体に広がっているだけではないという点が挙げられている。
本作がもたらす最大の衝撃は、まるで目の前に本物のオブジェクトやキャラクターが実際に存在しているかのように錯覚するほどの、圧倒的な立体感と実在感にある。プレイヤーのすぐ目の前に広がるミニチュアのような世界や、手を伸ばせば触れられそうな距離感で描かれるアストロたちの姿は、これまでにない凄みを持って迫ってくる。この「そこに物が確かにある」という驚きとリアリティこそが、未体験の人々を最も驚かせ、新たなゲーム体験の凄さを実感させる要素となっているのだ。

優れたグラフィックと操作性による没入感

『ASTRO BOT: RESCUE MISSION』で描かれる世界観が現実的ではなく、キャラクターや背景も可愛らしく非現実的なものばかりである。それにもかかわらず、プレイヤーが理想としていたリアル志向のVRゲーム以上に、なぜかその世界に本当に入り込んだかのようなリアルな感覚をもたらす点が大きな特徴である。
これは、本作のゲームとしてのクオリティが非常に高く、他のゲームと比較してグラフィックの質感や操作性が圧倒的に優れていることに起因している。また、直感的かつ簡単な操作で誰でもすんなりとアクションを展開できる親切な設計が、プレイヤーをゲーム世界へ瞬時に没入させ、架空の世界を真にリアルだと感じさせる没入感へとつながっているのだ。

PS VRを装着した「あなた」が360度のカメラになる

本作は、PlayStation VRを装着したプレイヤー自身が、ゲーム世界を覗き込む360度すべての視点を司る「カメラ」そのものとなる独創的なゲーム構造を提示している。
プレイヤーは、機械的であると同時に愛らしく描かれたロボットキャラクター「アストロ」を操作し、障害物を飛び越え、向かってくる敵を倒しながらステージクリアを目指していく。ここでアストロはプレイヤーの分身ではなく、プレイヤー自身はアストロとはまた別個に存在する、神の視点のような巨大な相棒として世界に実在する。

プレイヤーはコントローラーを手に持ちながら右左、上下、ときには後ろを見回し、さらには現実世界で実際に立ち上がってゲーム内の壁の向こう側を覗き込むといった、空間を能動的に探索するアクションが可能である。この視点そのものがゲームの一部となるインタラクティブな構造は、言葉や映像だけでは伝わらない「実際に体験しないと伝わらないもどかしさ」を孕んだ、VRならではの強烈なゲーム体験としてファンを魅了しているのだ。

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