旅のラゴス(筒井康隆)のネタバレ解説・考察まとめ

『旅のラゴス』とは、1984年から1986年にかけて雑誌『SFアドベンチャー』に連載された、筒井康隆による長編SF小説である。文明が退行し超能力が定着した異世界を舞台に、知を求める男ラゴスの生涯を綴る。北から南へ、そして再び北へと大陸を縦断する旅を通じ、人間の一生と文明の消長を乾いた質感で描き出している。
私的な動機で旅するラゴスの冷静な視点と、ロードムービーのような情緒が魅力の作品。知の探求という普遍的なテーマを壮大なスケールで構築した、連作長編叙事詩である。

超自然的能力

空間転移、感応、予知、記憶、読心、飛行などの特殊な能力を指す。かつて高度な文明を持っていた人々が、この地に降り立って機械文明を失った代償として、眠っていた潜在能力を進化させ獲得したものと説明されている。物語の舞台となる世界では、これらは神秘的な現象でありながら、人々の生活や移動に密接に関わる理として存在している。

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