旅のラゴス(筒井康隆)のネタバレ解説・考察まとめ

『旅のラゴス』とは、1984年から1986年にかけて雑誌『SFアドベンチャー』に連載された、筒井康隆による長編SF小説である。文明が退行し超能力が定着した異世界を舞台に、知を求める男ラゴスの生涯を綴る。北から南へ、そして再び北へと大陸を縦断する旅を通じ、人間の一生と文明の消長を乾いた質感で描き出している。
私的な動機で旅するラゴスの冷静な視点と、ロードムービーのような情緒が魅力の作品。知の探求という普遍的なテーマを壮大なスケールで構築した、連作長編叙事詩である。

ラゴスの父

元教師であり、高い知性と理想を掲げる理想主義者。ラゴスの知への探求心のルーツとも言える人物。

ラゴスの母

息子であるラゴスを愛しているが、彼と兄の妻であるゼーラが親密すぎるのではないかと疑念を抱いている。

ゴルノス

ラゴスの兄であり、キテロ市高級学校の教師。目に見える事実を重んじる実証主義者であり、抽象的な理想を追う弟や父とは対照的な価値観を持つ。

ゼーラ

ゴルノスの妻であり、ラゴスにとっては幼馴染にあたる女性。ラゴスとの間には、言葉にできない複雑な感情の揺らぎが漂う。

モス

ラゴスの伯父にあたる人物。かつてオノロの市長を務めていた名士である。

デノモス

ラゴスの従兄で、モスの後を継いでオノロの現市長を務めている。

モニク

デノモスの息子。市長の家系の次世代を担う存在。

リベストモス

ラゴスの親族にあたる従弟。

セシラ

ラゴスの親族にあたる従妹。

フリザ

ラリストラル家に長年奉公している女中。家族の歴史を静かに見守ってきた存在。

北の果ての伝説

ドネル

物語の終盤、ラゴスが再び北を目指す過程で出会う森番の老人。

氷の女王

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