『もぎたて☆アイドル人間』とは、『ヤングエース』にて2010年から2012年まで連載された、原作・河田雄志、作画・行徒によるギャグ漫画である。弱小事務所のアイドル「チーズッズ」が芸能界での成功を目指し迷走する姿を描く。美麗な絵柄でシュールな不条理劇を繰り広げる作風が特徴で、前作『学園革命伝ミツルギ』の流れを汲む脱線だらけの会話劇が展開される。正統派美少女風の表紙とは裏腹に、アイドルらしからぬ陰気で残念な言動を連発するメンバーのギャップが魅力。業界知識がなくても楽しめる一作となっている。
楠 しずく(くすのき しずく)
赤髪の内ハネが特徴の16歳。正統派美少女としてユニットのセンターを期待されていたが、実際には姉が勝手に応募しただけであり、本人にやる気は皆無であった。事務所の劣悪な環境と空気感に即座に見切りをつけ、第1話で脱退を宣言。侍のごとき揺るぎない決断力を持って物語から去っていった。
新鋭芸能事務所「リトルアナーキー(有)」
チーズッズが所属する弱小芸能事務所。資本力も業界のコネクションも持たず、あるのは「無責任な夢」と「他人の成功を妬む精神性」のみという劣悪な運営体制が特徴。
東堂 三郎(とうどう さぶろう)
リトルアナーキーの社長。43歳。現状の経営難に対して「このままではいけない」と漠然とした危機感だけを抱き続ける無能な経営者として描かれる。44歳になったのを機に「マグナム東堂」へと改名した。
四堂 拓馬(しどう たくま)
チーズッズのマネージャー。25歳。作中屈指の常識人であり、メンバーへの鋭いツッコミ役を務める。基本的には厳格だが、ナイ子の悪ノリに同調するなどノリの良い一面も持つ。恋人である「みゆき」を侮辱されると激昂する。
ラ・モールヴ・ヴィスクーズ・イリゼー
チーズッズに見切りをつけた事務所が、新たな主力として招聘したインディーズ・ビジュアル系ロックバンド。グループ名は直訳すると「虹色の鼻くそ」を意味する。主なファン層は「ゴシック・ファッションに身を包んだ醜女」とされる。
DIE・O・紀信(ダイオキシン)
ボーカルおよびアコーディオン担当。オッドアイと口元のピアスが特徴。「吸血鬼と堕天使のハーフ」という設定を忠実に守っているが、私生活では父親より母親を慕うマザコン。
SONG・4・遊(ソングフォーユー)
ギター担当。顔に包帯を巻いており、「悲劇的な過去により言葉を失ったアトランティス大陸の遺児」という設定だが、実際には多弁であり、かつ発言内容は極めて軽薄。
π・O・U(パイオツ)
ベース担当。金髪のロングヘア。名前の通り女性の胸部を愛好する自称「紳士」。
小向(こむかい)
ドラム担当。ピエロのメイクを施しているが、他のメンバーに比べてビジュアル系としての造り込みが甘く、浮いた存在。極めてネガティブな性格であり、後に「シャカリキ・ドット・こむ」へと改名する。
目次 - Contents
- 『もぎたて☆アイドル人間』の概要
- 『もぎたて☆アイドル人間』のあらすじ・ストーリー
- 異色のアイドルグループ「チーズッズ」の結成
- 迷走を極めるプロモーション活動
- 事務所の倒産
- 『もぎたて☆アイドル人間』の登場人物・キャラクター
- アイドルユニット「チーズッズ」
- 藤 ナイ子(ふじ ないこ)
- 千戸・ダイダロス・千尋(せんと・ダイダロス・ちひろ)
- 地池 カカ子(ちいけ かかこ)
- 百地 餡(ももち あん)
- 楠 しずく(くすのき しずく)
- 新鋭芸能事務所「リトルアナーキー(有)」
- 東堂 三郎(とうどう さぶろう)
- 四堂 拓馬(しどう たくま)
- ラ・モールヴ・ヴィスクーズ・イリゼー
- DIE・O・紀信(ダイオキシン)
- SONG・4・遊(ソングフォーユー)
- π・O・U(パイオツ)
- 小向(こむかい)
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