
RYKEY(リッキー)とは日本のラッパーである。暴走族に所属していた17歳の頃、先輩のクラブハウスでのライブを観てラップを始める。2008年に音楽プロデューサーのJIGGと出会い、楽曲制作を開始。2015年に1stアルバムである『Pretty Jones』をリリースする。日本のHIPHOPシーンでひときわ存在感を放つRYKEY。たびたび不祥事を起こしているお騒がせラッパーだが、独特のワードセンスと価値観、そして何よりもカリスマ性が目立つ存在である。
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2023年12月12日発売。
1. Naha Airport
2. Dorobo
3. My Skin Is Black
4. White Tranzit
5. Murder Wink
6. Life Time Goes On
7. Vanessa
8. If Just Say'n...
9. Kamikaze
10. Beronica
11. Call Me Junkie Man
12. 10 Count
13. Koumori
14. Hope
15. Fujiki
16. Fuck You
17. Smile Badass
18. Mother Jane
RYKEY8枚目のアルバムとなった『MOTHER JANE』。表題曲である「Mother Jane」は柊人の「好きなこと」をRemixした曲である。
トラックがピアノを中心とした上品なビーツで聴きやすい。
『FREEDOM or JAIL』

2025年6月4日発売。
1. Shadow Burn
2. Worry
3. Color Contact
4. Gentlman
5. Good Sleep Tonight
6. What The Future (feat. 剣 桃太郎)
7. BItch & Badpolice
8. Haruka
9. Mr Woman
10. MZEE LIFE
11. Skit
12. 音涙 (feat. CHOUJI)
13. GoodByeBrother
14. How Much
15. Try Again
16. スジボリボーイ
17. FREEDOM or JAIL
18. All Waiting for me
RYKEY9枚目のアルバム。『MOTHER JANE』以来、約1年半振りのアルバムとなった。
RYKEY(リッキー)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
「ホンネ」
「ホンネ」のMVは200万再生を超えている。間違いなくRYKEY初のヒット曲だろう。
「ALL GODS BLESS ME」
「神様がいるのならわがままを言わせて」のサンプリング元はこの楽曲である。
リリックは主に、妻に暴行をし捕まった際の体験を元にしているのだと考えられる。
「金が無くても誰かに愛されてた時とか金しかなくて愛がどうしても欲しい時やら」と、愛情とお金の関係をリリックで表現している。
【hook】
「神様がいるのならわがままを言わせて
僕が不幸にしたまたあの子
幸せにしてほしいのもあの子
神様がいるのならわがままを言わせて
幸せになりたい俺も
幸せにして欲しいのさ俺を」
凱旋MC battleでのMYのサンプリング元となったこのバース。
わがままを言ってまであの頃の関係を戻したいという思いが込められている。
他にも
「窓辺に座り寂しさにも少々慣れてきた頃ブツブツと何か言いながら首を動かしてる
俺を見ながら看守のオヤジも心配そうにしてる大丈夫だ安心してくれ俺は正気だ
これが娑婆の仕事で俺は今ラップを懸命書いてる
刑務所にぶち込まれてまで安定剤を求めて薬を飲みボケてるポンコツと一緒にすんじゃねえ」
というリリックは、2回目の逮捕での1年間の刑務所での暮らしのことを指しているのだろう。
インタビューでもよく話しているが、RYKEYは刑務所でもリリックを書き続けていたと言う。
ただ、看守に怪しまれていたのだろう。
周りとは違って俺は仕事をしているんだという思いを強く持っていたのだと思われる。
「Mother Jane」
アルバム『MOTHER JANE』に含まれている楽曲。
トラックやhookなどの一部のリリックは柊人の「好きなこと」が元となっている。
曲名としては柊人がフィーチャリングしたことになっているが、どちらかと言えば「好きなこと/Remix. rykey daddy dirty」だろう。
ミュージックビデオではデリヘルをして稼ぐシングルマザーの描写が描かれている。
「本当は好きなことをして稼ぎたいけどそんな余裕はない」という思いが、リリックの「いつか好きなことだけで稼ぐまで」とぴったりマッチしているのだ。
"どうしようもねえ時こそ"
"どうにかなると言い続け"
"どうせ無理と言われたって"
"どうにかやりとげるまで"
このリリックが一番印象的である。
貧困層の家庭で生まれUNDERGROUNDを経験しているRYKEYだからこそ重みと深みの出るリリックだ。
RYKEY(リッキー)の名言・発言
「RYKEY君僕死にたい 俺は君を救いたい」
アルバム『BEEF&CHICKEN』に含まれている「Letter」のリリック。
どこか勇気を与えてくれるような、生きる元気をくれるような楽曲である。
「デフォルトの色彩で言えば 空のようでまるで無様」
アルバム『MOTHER JANE』に含まれている音源「Mother Jane」のリリックの一部である。
UNDERGROUNDに引きずり込まれていったMV中の人物の様子を表している。
「無様」ということ表すだけでこの二行が頭に浮かぶのがRYKEYの素晴らしいところ。
「死んでも生きていく意思なら 遠い国で今ここで口にした 死んでも生きていくこの強い意思なら MotherFucker」
アルバム『DEMO TAPE』より楽曲「JUSTICE」のリリック。
MC battleにしろ音源にしろ、ライムというテクニックはクラシックなワードで踏むのが一番映える。
このバースも同じで、とても聞き心地が良い。
「大日本帝国はラッパーが大の苦手でさ そのくせ俺の言葉には完全中毒 小説の最後に心から謝るぜ それは SORRY I'M CHAMPION」
アルバム『BEEF&CHICKEN』の「Like My father」のリリック。
"日本人のHIPHOPへの印象はあまり良くないが、HIPHOPが嫌いな人でも俺のラップには夢中になってる。だからこそ俺が王者なんだ"
という意味で、文脈が綺麗ながらしっかりとRYKEY節満載なのが本当に凄いと改めて実感する。
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目次 - Contents
- RYKEY(リッキー)の概要
- RYKEY(リッキー)の活動経歴
- 荒れた少年時代
- HIPHOP活動のスタートとJIGGとの出会い
- 謎の新人ラッパーとして話題に
- 紅蘭との熱愛と逮捕
- ラッパーとしての活動を再開
- RYKEY(リッキー)のプロフィール・人物像
- RYKEY(リッキー)のディスコグラフィー
- EP
- 『CHNAGE THE WORLD』
- アルバム
- 『Pretty Jones』
- 『AMON KATONA』
- 『John Andersen』
- 『MZEE』
- 『BEEF&CHICKEN』
- 『DEMO TAPE』
- 『RYKEY DADDY DIRTY』
- 『CLASSIC LICENSE』
- 『MOTHER JANE』
- 『FREEDOM or JAIL』
- RYKEY(リッキー)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 「ホンネ」
- 「ALL GODS BLESS ME」
- 「Mother Jane」
- RYKEY(リッキー)の名言・発言
- 「RYKEY君僕死にたい 俺は君を救いたい」
- 「デフォルトの色彩で言えば 空のようでまるで無様」
- 「死んでも生きていく意思なら 遠い国で今ここで口にした 死んでも生きていくこの強い意思なら MotherFucker」
- 「大日本帝国はラッパーが大の苦手でさ そのくせ俺の言葉には完全中毒 小説の最後に心から謝るぜ それは SORRY I'M CHAMPION」
- 「永遠とbeatを刻み続ける夜 言葉が減り入るウイルスと濃厚接触 仕事はラッパー絶えずペンと口は動かしてる 様々な記憶の断片を残し伝えてる」
- RYKEY(リッキー)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- RYKEYと漢 a.k.a GAMIは親友同士