【閲覧注意】恐怖の事故物件・ワケアリ物件で起きた怖い話【心霊体験】
ネットで見つけた事故物件やワケアリ物件で起きた、怖い話をまとめました。ここではどういったものが事故物件に該当するのかを解説。過去に死者が出た物件に住んだことがある人が体験した、怖くて不思議な体験を紹介していきます。
一般の賃貸じゃない、職員住宅に住んでる。
以前、住人が病死した家に住んだ事がある。
それも、入る前からその事を知らされた。
当時、まだ勤めて3年目の俺は、賃貸を借りる金もなく、それ以前に賃貸の物件そのものが少ないド田舎。
しかも、『ここで務めるからには必ず職員住宅に入らねばならない』という無言の圧力のようなものがあり、泣く泣く住む事に。
引っ越しの時、管理職が「住めば都だから~」とかなりしつこく繰り返し言っていた。
都なんてとんでもない。
『夜中に布団の上から何かに乗って来られる』
『呼び鈴が明け方に鳴る』
『押し入れの中にうずくまる者を数回目撃』
『夜中、窓の外で男が何かをブツブツ言う声が聞こえる』
以上の事が数日おきに。
一度、職場で管理職に話したら、「気のせい、気のせい!!」と取り合ってもらえず。
職員住宅って前に住んでたのが誰なのかはっきりしてるのがありがたいが、俺の場合「前に住んでた人が部屋で病死した」こともはっきりと知らされた(TT)
現在、その住宅は健在だ。
今も若手が泣く泣く住んでるかもしれん。
某集合団地にて死後約2日の70代のおばあさん
出典: nazolog.com
事故物件への居住ではなく、、、
12月に差し掛かかったある日、管理役員の自分の所に30代と見られる女性が来訪。
女性「母が単身で、この団地に住んでまして、先程母の自宅から電話が掛かって来ましたが、応答が無いんです」
俺「え?意味が良く分からないんですが?」
女性「家から掛かって来たのは間違い無いんですが、後ろで多分演歌が流れてまして、向こうに話しても全く応答しないんです。もしかしたら具合が悪くて電話した所で、倒れてるかも知れませんので、部屋に入るのに立ち合ってくれませんか」
俺「分かりました、もう1人立ち合う役員を連れて行きますが良いですか?」
女性「はい」
となり、本来は警察にも来て欲しかったが、身内の人間がいるので中の様子を見る事に…
玄関チャイム応答無し、外から電話してみたが、呼び出し音は中から聞こえる…
受話器は降りてると言う事になる。
で、玄関を開けて中に入る事になりました。
玄関入口を入ると、中からは全く音は無く、明かりは点いてます。
さらに入ると、居ました…
正座をして後ろに倒れる形で、タバコが燃え尽きて脇のじゅうたんを焦がしてました。
駆け寄る娘さんを見ながら、私は警察と救急車を呼ぶ電話を携帯からしました。
結果、救急隊は直ぐ帰り警察関係者のみが残り、我々は事情を訊かれる事に。
死後約2日で、電話を掛けた形跡も、その部屋のTVとラジカセは電源も入って無いと言う事に。
死因は脳溢血らしく、即死だったらしいとの事。
と言うか、娘さんは
「今日電話が掛かって来た」
って…
そのおばあさんは踊りが好きだと言う事で、確かにBGMに使うカセットがラックに幾つかありました。
でもラジカセにはテープはセットされてませんでした。
固定電話はプッシュ式の懐かしいシンプルな機械なので、リダイアル機能無し。
不思議に思いながら、タバコから火事が起きなかった事にホッとした出来事でした。
事故物件に住んでみた
友人の親が不動産屋をやっていたのだが、過去に自殺や不審死が数件あって、事故物件というのか、いわく『出る』という部屋を借りてみた。
家賃が格安っていうか、実質ほぼ無料。
(共益費と水道代のみ)
最初は友人が住んでいたのだが、やっぱり出ると言い、俺が引き継いだ。
しばらく住んで体験しようと思ったわけだ。
住んだ初日から頭痛、吐気、悪寒で、それが良くなった頃は鬱になってた。
部屋にいると前の住人らしき男が生活しているのを感じた。
自分の部屋なんだが、そこに前の生活が重なっているように見えた。
ベッドに寝ながら、その男の生活を眺めていたりした。
完全に狂っていた。
リビングには10センチくらいしか開かない回転式の窓があったんだが、なぜかそのストッパーを工具で外して全開にしてみたりしていた。
その頃は幻聴も酷かった。
主に生活音の幻聴。
部屋にラジオは無いのに、ずっとラジオの音とか。
それで、ある日のこと。
この部屋は9階なのだが、俺はその窓から身を乗り出していたんだ。
腰のところからグーッと乗り出して、外を見下ろしたら下に人がいた。
(今ここから落ちたら確実にあの人とぶつかるな…)
そんなことを考えていたら、いつの間にか窓から飛び降りていた。
下の男が顔を上げて、俺たちは目が合った。
あの顔は忘れられない。
気がついたら病院だった。
俺は5階の自分の部屋から落ちて、下に止めてあった軽自動車に落下。
(本来開かない窓の金具を外していたので、事故というより自殺と思われている)
(下を見た時には軽なんか無かったと思う)
骨盤と足首、肘を骨折。
人にぶつかったと訴えたが、俺が目が合ったと思った下にいた男は存在せず、錯乱時に見た幻覚ってことで処理された。
前の住人だった友人も駆けつけてくれた。
日に日に俺の言動がおかしくなっていくので、心配していたとのこと。
精神的に逝っていた俺は、何故か9階に住んでいると思い込んでいた。
実際は5階だった。
5階の部屋で不審死や自殺は1件もない。
ただし、垂直上の9階の部屋の話は本当。
ただ、もうずっと空き室状態。
タダ同然で部屋を貸してくれたのは…その部屋が友人の持ち物(分譲リース)で、その友人(男)は俺に下心を持っていたからだと。
「霊が出る」と嘘をついたのは、怖がらせて泊まりに行くための口実狙いだった。
あと多少の悪ノリだったと。
部屋を出た理由は単純に、恋人(これも男)と暮らすからだった。
それで一番寒気がしたことは、俺と友人の前に、5階の今の俺の部屋に住んでいた男は、マンションの下にいて、9階から飛び降りた奴の巻き添えで大怪我をしたということ。
「…本当に怪我で済んだのか?」
「…実はあの時、死んでいたのではないか?」
まぁ聞いても真実は答えてくれないだろうし、それから友人とも疎遠になった。
俺が狂ったのか?
それとも、あそこに何かあったのかは分からない。
今は幻聴とか全くない。
元気にしている。
夢の島の生首
出典: occugaku.com
1973年に杉並区のゴミ引き受けを拒否し、マスコミで大きく取り上げられた、江東区夢の島騒動をご存知でしょうか?
夢の島というゴミ埋立地は、整地されるまで多くの不法投棄があり、イエバエなどが発生して社会問題化しました。
この夢の島の上に高速湾岸線が通っています。
何年か前に見た深夜番組(トゥナイトだったかもしれません)で肝試し心霊番組を放送していたのですが、その番組を見て冷や汗をかいた話を書きます。
その番組で出た場所は夢の島公園付近の空き地で、『高速道建設中に、多くの作業員が空中に浮かんでいる大きな髪の長い女の生首を目撃した』というものでした。
夢の島がまだゴミ処分場だった頃ですが、女性の一人暮し向けのマンションが多く建設され、人気を呼んでいました。
バブルのはしりだった時代でしたので、家賃10万前後の物件もすぐ埋る人気ぶりで、空き物件を探すのに苦労したことを覚えています。
そんな中、上京して一人暮しを始めた女子大生の父親から、厳しいクレームを受けました。
「化け物が出る部屋を高い金で借りさせられた上娘が、ノイローゼになって入院した」
と言って怒鳴り込んできたのです。
その物件は人気物件にもかかわらず、同業他社から回ってきたもので、当店が受けた時には事故物件という話を聞いておらず、こちらとしても当惑するばかりでしたが、相手方の怒り様は凄まじく、裁判も辞さないという事でした。
お互いまず話し合い、状況を聞きました。
事の始まりは、娘さんが髪を洗っていた時。
シャワーの音に紛れて、
「ウー…」
っといった唸りのようなものが聞こえてきた。
娘は不気味がって、部屋に母親を呼んだ。
そして母親が来て、浴室を利用して湯に浸かっている時に、その唸り声とともに、大きな髪の長い女の顔が浴室の窓に張り付くように現れた。
そのショックで二人とも入院してしまったと言うのです。
その日の午後に、先輩と一緒にそのマンションの部屋の様子を見てきたのですが、特におかしなところもなく、また築2年の物件で、経営者も
「バカな事言わないでくれ、幽霊なんででやしないよ」
と怒る有様でした。
その後、問題となった物件は4人入居されたのですが、いずれもすぐ退去されてしまいました。
「幽霊が出る」
と言って。
店内では、これは絶対に何かあるという話になり、同業他社の営業に一杯奢って話を聞き出したところ、耳を塞ぎたくなるような事件の話が出てきました。
問題の物件は、地方から出てきた学生向けのマンションでした。
その新築時の応募で入居された女子大生が、その部屋の最初の入居者だったのですが、ダイエットブームにのって無理な減量をした為、激しいリバウンドで肥満体形となってしまい、自身の容姿でノイローゼとなり、浴室の窓枠にワイヤーを巻いて首を吊り自殺しました。
突発的な自殺行動だったのか、浴槽には湯が張っており、入浴後に首を吊った様でした。
その際に足を滑らしたのか、首の肉がワイヤーで裂け血を噴出し、自重の為に胴体が離れ落ちたのだが、髪が何重かに巻いたワイヤーに絡まり、その大きな顔が中にぶら下がり、胴体は浴室に横たわっているという、凄惨な状況だったということを、マル変を担当した警察から聞いたそうです。
この話を課長へ伝えたところ、経営者へお断りを出すか、拝み屋を頼んで、ユニットバス交換ぐらいやってもらわないと話にならない、という事になりました。
経営者側はあっさりと後者を選択し、その手配もこちらに任せるという話になりました。
そして翌日の日中に、拝み屋と業者を呼んで立ち会いました。
お祓いが終わり、業者がユニットバスの解体を始めたのですが、そこには吐き気を催すような光景がありました。
ユニットバスの浴槽部分を外したところ、窓側の壁の浴槽があった部分に、赤茶げたカビがビッシリ生えており、また、そのカビにはまるで髪が生えたように、無数の髪の毛が下がっていました。
なんというか、血糊のついた頭皮としか言い様がないです。
それが壁の一面を成してました。
しかし、事情を知らない業者は、ただ淡々と仕事を行い、新品のバスユニットと入れ替えました。
この物件はその後、幽霊騒動もばったり止み、クレームを受ける事も無くなりました。
ただ、気になる点は、この当時の産業廃棄物は一体何処に捨てられていたのか?と言う事です。
彼女には内緒で事故物件に同棲したら
不動産の管理会社に勤めています。
仕事柄、色々な不思議な体験もしました。
管理している物件には、いわゆる『事故物件』と呼ばれる部屋が毎年数件発生します。
ある物件で殺人事件が発生。
若い女性が室内で、見知らぬ男に殺害された。
詳しい内容は新聞報道でもありましたので、あえて伏せます。
この物件は私が直接管理しておらず、知人から紹介された物件でした。
通常は自殺や病死等の事故は、基本的にリフォームアップされるとすぐに募集をかけるが、この事故物件は新聞報道されていたので、1年ほど空き室にする予定でした。
そこで私の知人Aに、初期費用0円と家賃半額の条件で打診してみると、即OKの返事。
Aは霊的なことは全く気にせず、むしろ相場の半額で借りれるならと感謝されたくらいだった。
Aは当時B子と同棲することを検討していたので、引越しを機に同棲生活を開始する予定。
B子には女性が殺害されたことは一切話していませんでした。
以下はAから聞いた話。
引越し当日の夜、B子が金縛りに。
B子はそれまで金縛り経験は、全く無かったそうです。
B子はその部屋にいると、常に視線を感じたそうです。
Aは引越して環境が変わったせいだと、B子を宥めたみたいです。
引越し3日目より、二晩続けて同じ夢を見たらしい。
内容はB子が一人で部屋にいると、見知らぬ男性が部屋に押し入って追いかけられ、最後はトイレに逃げ込む夢だったようです。
結局、室内で色んな異変があり、彼女がノイローゼ気味になってしまって、10日間ほどで退去しました。
転居後はB子は全快して、その後は元気です。
(今でも女性が殺されたことは内緒にしている)
後日に分かったことですが、偶然でしょうが、殺された女性とB子は、同姓同名で年齢も同じだったそうです。
ちなみにその物件は、その後に別の男性が入居しているが、今のところ特に苦情は無いという。
ダメな物件
出典: occugaku.com
出典: pds.exblog.jp
関西の大学を出て東京に10年以上住み、その間に二回引っ越しました。
同じ学校から東京に来た面々も、久しぶりに会って話すとたいてい一度は引っ越しをしていて、物件選びの話になりました。
(一名、同じ建物にずっと住んでいる人が居ましたが)
話が盛り上がると、誰が始めたのか事故物件の話になりました。
私も東京へ来たばかりの時に、池袋駅徒歩5分の事故物件を内見していて、その物件は一月前に中国の人が亡くなり、血も綺麗に掃除されているとの事(次の入居者には説明責任があった?のかもしれません)でしたが、唯一ある窓の外が壁で異様に雰囲気も悪く、やめた覚えがあります。
そんな経験もあるので、他の人の事故物件の話には興味津々でした。
一通り聞いた話や不動産の知り合いの話等が終わった後、ある者が
「俺、最近引っ越しの時、それ系のもん見た」
と言い出しました。
みな食いつきました。
その彼が言うには、そこは広さの割りに異様に安かったので、仲介業者に
「ここを見たい」
と言ったそうです。
すると
「おすすめしません、実質使える部分が広くないので」
という答えが帰ってきたそうです。
その時点でこれはやばいと思ったそうですが、とりあえず見てみたい、行けそうならそこにするかも、と言ったそうです。
すると不動産屋は、何度も聞いたセリフという顔をして渋々承諾したので、その時点で知人は、大勢が見てからやめたという事がわかったそうで、やめようかとも思ったそうですが、たいした事がない可能性もあるので結局行ったそうです。
物件回りは、まず最初にハズレからという仲介業者の提案で、いきなりそこへ行ったそうです。
入る前に間取り図を見せて貰い、23区内のそこは36平米くらいの広さの物件で、それでいて4万円弱だったそうです。
入り口からまっすぐ廊下で、右にまず水周り、次に右に引き戸、まっすぐ進むとキッチンで、L字に右に曲がると、最初の引き戸と同じ部屋に通じる引き戸、突き当たりに一部屋という構図だったそうですが、その最初の廊下とリビングの引き戸にL字に囲まれている一番大きな部屋が問題で、「開けるな」という事でした。
住んでいる間に開けてはいけないという事は、実質使える場所が半分という事で、知人は流石に脅かしすぎだろうと思ったそうです。
実際に物件に入ると、とにかく薄暗い。
壁紙が白なのに空気にセピアの色がついた感じだそうです。
で、一通り部屋を案内された後、仲介業者が問題の部屋を見せると言ってきたそうです。
「開けるのは良く無いが、とにかく見ないとわからない、でも住むなら開けるのはこれで最後」
と言われた知人は、仲介業者が引き戸を開けるのを一歩引いて見守っていたそうです。
開けると、畳だったそうです。
一歩前に進むと、強めの口調で
「あ、入らないで下さい、眺めるだけ」
と言われたそうです。
「左の仏壇は見ないで下さい」
と続けてすぐ言われ、目の端に黒い仏壇が閉じて置かれてあるのがわかったそうです。
戸を開けた瞬間に物件内の空気が重くなって、すぐに出てもおかしいない空気になった。
一人であそこにおるんは想像もできん、という事でした。
その後に、
「今回開けるのはしょうがないけど、入ったらアウト。仏壇は見るのもアウトだけど、開いたら完全にアウト」
と言われたそうです。
やはりやめたそうですが、車に戻って安心した仲介業者の人が言うには、
「死んでます」
と言われたそうです。
入った人が短期間で死んでるそうです。
逃げたした人も何人かいるという事でしたが、色んな人の話を統合すると、
「廊下で頻繁に女に会う。玄関を開けたら角を曲がっていく後ろ姿が見える。追うと居ない」
「仏壇から老人が出てくる。出てくる時は動けない。出てきた瞬間にみんな飛び出して逃げている」
この二つは共通していると言われたようです。
話は以上ですが、多分自分もこの物件はやめるだろうと思います。
「霊感とかそういう話は無かった。みんな見る、と言ってた」
とは知人の談です。
大家さんが手に負えない物件
私が地元の不動産会社に入社してすぐのこと。
今まで大家さんが自己管理していた物件を、うちで管理して欲しい、という申し出があった。
当時、築約10年2階建ての軽量鉄骨アパート。
2DKの8世帯でP付。
家賃の10%で入居者の家賃や管理費の回収、共有部分の掃除と管理、苦情受付など。
物件を把握するために、新人の私が設計図持って、空室を視察(コンセントとか水回りとか)に行ったところ、そのアパートの敷地に入った途端、何故か視界がセピア色にぼやけてきて、鳥肌が…
気にせず部屋に入ろうと鍵を開けると、明らかに何か変。
普段は空室の場合は言わないが、
「おじゃまします」
と言って入り、図面にコンセントの位置や天袋の有無等を書き込んでいると、シャーペンもボールペンも何故か書けなくなった。
もう無理…と思って振り返ると、膝を抱えて座った様な黒い影が、下を向いて部屋の隅に…
「おじゃましました!!」
と慌てて部屋から出た。
「気のせい気のせい気のせい」
と呟きながら走り、アパートの敷地から出ると、ふわっと周りが明るくなった。
昔から霊感は強い方だと思うけど、普段は気にしないでいた。
でも、今回のは明らかに変。
会社に帰って、
「少し変だったんですけど…」
と言うと、最初は気のせいと言っていた専務が渋々
「実は…」
と。
その部屋の前の住人は50代の男性の一人暮らしで、検死結果は自然死らしいけど、死後2週間以上で発見されて空室になった部屋。
それはともかく、その物件自体が10年間で、自然死3件に自殺2件と、行方不明(失踪)1件。
それに、離婚や夜逃げは数知れず。
ただ、自殺の2件は、続けて同じ部屋。
告知し納得して入居した人が、三ヶ月後に自殺した。
大家さんは手に負えなくなって、うちに頼んだらしい。
このままでは家賃回収が出来なくて困るから、入居前の面接もお願いしたいと。
結局、物件確認は男性に行ってもらって普通に管理しているけど、(私は近づかなかった)日当たりは悪いが、今までの件から家賃が相場の2割程度安く、意外と入居率は高い。
普通に暮らしている人はいる。
ただ、夜の仕事の母子家庭が多い。
その後、私が知っているのは、婚約中の男性が新居にと契約して、クリーニングも畳替えも鍵の交換も済んで、いざ引っ越しとなった時点で、婚約が破棄になったと契約解除。
契約も鍵の明け渡しも済んでいるから退去扱いになって、さらに一ヶ月前通告だから、前家賃に翌家賃に礼金が丸損。
うちは儲かっていいけど、同じことがその物件で二度あった。
他に、一人暮らしの男性が刑務所に入ったり、元々住んでいたお爺さんの自然死が1件。
(鍵を管理しているので立ち会う…)
離婚が1件。
(お父さんが不倫で逃げた)
私が勤めていた2年ちょっとの間でも、これだけのことがあった。
今でもそのアパートはあるけど、前を通る度、なんだか不思議な気分。
偶然?
ま、事実だし、別に死ぬほど怖くはないけどさ。
落ちていた粉
出典: occugaku.com
出典: www.hituji.jp
怖い思いをして実害もあった話。
夜遅くに仕事から自宅のマンションの部屋に帰ったら、玄関の前に粉が落ちてた。
なんだろうと思って屈んだところ、玄関ドアの異常に気づいた。
穴が空いてた。
爪楊枝が2本入るくらいの小さな穴で、位置的には腰くらいの高さ。
貫通はしてない。
粉はその穴の下に落ちてる。
その穴を開けた時の粉末みたいだった。
しかもよく見たら一つじゃない。
蝶番の近くと膝くらいの高さに一つずつで合計三つ。
ピッキングか何かだったら怖いと思ったけど、部屋は無事だし、その日はチェーンロックして就寝。
残業で疲れてたし、シロアリかとも思ったから、明日不動産屋に連絡すればいいやくらいのつもりで。
なんだかんだで次の日も残業やってから帰宅して、泣きそうになった。
穴が増えてた。
やっぱり腰くらいの高さに一つ追加。
半泣きでマンションの入り口に戻って、管理会社に電話したよ。
被害が微妙すぎて通報は躊躇った。
管理会社の人が来て、翌日に不動産屋といっしょに対応を考えることになった。
その日は同期に泣きついて泊めて貰った。
その翌日。
不動産屋が警察に通報して、犯人はあっさり捕まった。
うちの玄関に穴あけた犯人は、隣の部屋の住人だった。
仕事中に犯人逮捕の知らせを受けたので、その日は残業なしで警察署に行った。
不動産屋もいて、事情説明を受けた。
「実は一年ほど前にも、同様の被害がありまして…」
「はあ!!???」
ってリアルに声に出した。
「そんな危ないヤツが住んでるなら最初から言っとけ!」
って言ったら、
「いえ、その方は器物破損で書類送検された後、退去していただいたのですが…」
俺きょとん。
退去した?
「その後に新しくあの部屋に入った方が、その…今回の悪戯の犯人でした」
物音を聞かなかったか隣に警察が質問に行ったら、挙動不審だったもんで、厳しめに聞いたら自白したらしい。
前の犯人は所在も確かめ、そっちはそっちで別の場所にいるそうだ。
二人に接点はないっぽいと警察が言っていた。
犯人の動機は二人とも異口同音ってやつで、
「見ないと見られる」
と意味不明らしい。
あれ、覗き穴だったのか…貫通してなかったのに。
自分の部屋か隣の部屋が実は事故物件なんじゃないかって聞いたら、不動産屋は否定してた。
いや、同じ部屋に住んだ別人が同じ風におかしくなるって、明らかに異常だろ…
そして異常があるとしたら、うちと犯人のどっちの部屋なんだよ…
こっちの部屋の何に見られてたんだよ…
もちろん自分はすぐに引っ越して、最近ようやく気分的に落ち着いてきたところです…
格安物件の理由が分かった瞬間