懐かしの特撮ドラマ「がんばれ!!ロボコン」を徹底紹介!長寿番組化の秘密とは?

「がんばれ!!ロボコン」は、1974年から放送された子供向けの特撮ドラマ。ここでは本作の基本設定と反響、ストーリーについて紹介する。
原作は『仮面ライダー』などで知られる石森章太郎で、落ちこぼれのロボット“ロボコン”が巻き起こす騒動とその成長を描いている。超合金のオモチャが子供たちに大評判となり、3年もの長期に渡って放送される人気作品となった。

■登場ロボット

出典: www.chara-net.com

ガンツ先生

教師ロボット。声は野田圭一。
ロビンを除くロボット学校の生徒たちは、すべて彼が作ったとされている。しかし、彼自身は誰によって作られたのか、劇中では一切語られることはなかった。
各エピソードの終わりに、各ロボットはガンツ先生内の採点装置で、記録カードにある1週分の全行動について審査・採点を受ける。100点を取った生徒には、ハートマークを一つ与える。状況によってはマイナス点、あるいは「採点する価値がない」ということで得点なしの週もある。

<1期生>

ロボコン

声は山本圭子。
主人公の赤いボディのG級ロボット。友情に厚く思いやりがあり、何事にもぶつかっていく突撃精神がある。持ち前のロボ根性であらゆる逆境に負けないほど頑張るのが美点。しかし基本的にそそっかしいドジロボットであり、何かと対物破壊が多い。ただしあえて追い出されることを選んだり、居候先の夫婦喧嘩を止めるためなど、意図的に実行することもある。また頑張りすぎてオーバーヒートして爆発することも多い。
失敗した際や0点を取った際などには両手先を頭頂部につける“な~んちゃって”のポーズで「ウララ~」というセリフを発する。また、ロボコンの失敗を見た周りの人間も真似することが多い。

ロビンちゃん

本作品のヒロイン。ロボコン達からは「ロビンちゃん」と呼ばれている。演者の島田歌穂が顔出しで演じている、唯一の生徒。他のロボットが大柄であるのに対し、かなり華奢である。島田は当時11-14歳であった。少女型のバレリーナロボットと思われていたが、途中でバレリーナ星のお姫様であることが判明した。これについて脚本の上原正三は「(島田歌穂が)どう見てもロボットに見えないので、だったらいっそ、宇宙人にしちゃえということにしたと思う」と証言している。

ロボワル

不良ロボット。怪力で悪さばかりしているが、根っからの悪ではない200馬力のロボット。 ロボトンが造った家の骨組を、一撃で破壊したことがあり、その際、大工の棟梁に詫び、以後ロボトンと共に大工修行をした。
卒業後は、弟のロボガキとともに南米開拓の為ブラジルへ渡った。

出典: stat.ameba.jp

ロボガリ

勉強ロボット(ロボット+ガリ勉)。勝つ為には手段も選ばないなど、利己的な面がある。 このことをガンツ先生に咎められ、せっかく集めたハートマークを没収されたことがある。
その反面、悩みを抱えたりする描写も少なくない。

出典: blogs.c.yimg.jp

ロボトン

大工ロボット。大工の棟梁の下で大工修行をしている。生真面目な性格。 ロボコンが何かを壊すと、大抵彼が修理するが、それが縁でみどりに一目惚れしてしまう。しかし、みどりも喜んだ為ロボコンは二人一緒にいる時間を作るべく気を回すが、その性格ゆえかロボコンの気遣いには気付かなかった。
腕の工具はアタッチメントで胸に収めた工具と換装できるが、あまり付け替えたシーンは見られない。顔面のトンカチを主に使っている。

ロボドロ

本来は防犯ロボットなのだが、手癖が悪く、「泥棒ロボット」と呼ばれることの方が多い。その行動ゆえに、町田巡査とは運動会ではペアを組むほど深いつながりである。顔(口)は「ガマ口(財布)」型になっていて、全身のシルエットはカエルがモチーフになっている。ロボイヌを過剰に恐れる。偽のハートマークを売って、身寄りのない老人の世話をしていた時期もあった。

ロボパー

バラバラロボット。常に壊れていて、ショックを受けると「ショックのパー」の決めゼリフで体がバラバラになってしまい、再び元に戻る。基本的に何もしない為、ロボコンの0点を笑った時はガンツからマイナスを採点されたことがある。ロボコンが何か大きな失敗をした時や0点だった時にもバラバラになることが多く、ロボコンの目の前でやった時には「おせっかい」と叱られたこともある。

<2期生>

ロボペチャ

看護婦ロボット。ロボコンに惚れているが、お世辞にも美人とは言えない外見。右腕が巨大な注射器になっていて、「おチュウ」と称して巨大注射をする恐ろしい癖があり、ロボコンはたびたび被害に遭っている。自分を怒らせた相手にはロボット・生物問わずに打つ。
体重は300kgで他のロボットよりかなり重く、注射を食らった他のロボットからその点を利用した仕返しを受けたことがある。彼女が登場する時は常にロボコンに迫っており、その態度はロビンも顔をしかめるほど。嫌がるロボコンに無理やりついてくる為、かなりの頻度でロボコンと共に事件に巻き込まれる。

出典: stat.ameba.jp

ロボクイ

コックロボット。ボディは卵型(黄色)。体内で料理(食い物)を合成する。目玉焼きが得意。野外で目玉焼きを作って振舞ってくれることもある。石油から合成した食品を使った未来メニューと称して、普通の料理をケータリングした挙句、仕入先の代金はお客さんのツケにするという詐欺まがいの商売を行ったことがある。その際、主婦相手にゴルフのレクチャーなども行っていた。

ロボプー

焼きいも売りロボット。頭部はヤカン状の形態。プーとオナラをしそうになると、お尻から風船が膨らんできて割れる。オナラは体内でアルコールを蒸留した際に生じたガス(余剰エネルギー)である。エタノールエンジンを装備しており、また体内にイモを蒸留してアルコールを作る機能があり、オナラを我慢すると風船が割れずに頭部に芋焼酎とほぼ同等のアルコールが溜まり、それを燃料にして動くことが出来る(一種のバイオエタノール)。

出典: hwbb.gyao.ne.jp

ロボピョン

ウサギ型の洗濯ロボット。胴体に洗濯機が内蔵されている(コインランドリーにあるタイプのような外見)。一人称は「僕」。ウサギなのでぴょんぴょんと跳ね、何となく人柄がいい。Yシャツの場合一枚10円のように洗濯代は安価で、速さ・仕上がりともに万全といえるものである

出典: www.e-na.co.jp

ロボショー

赤い消防ロボット。やたらと水を撒くクセがあり、登場初期は煙を見ただけで火事だと思って駆けつけては放水し迷惑をかけることが多かった。火災現場で活動した際にサービス回路が壊れ、「人間に対してのみイタズラせずにはいられない」と言って人に赤い水をかけて回るという行動に走った時には、解体を言い渡されたが何とか直ったため、事無きを得た。夏の暑い時期には、普通に水撒きをして人々に喜ばれていた。

出典: stat.ameba.jp

ロボガキ

一期生のロボワルの弟である、不良(ワルガキ)ロボット。兄に酷似した姿だが、ロボワルは白、ロボガキは黄色をそれぞれ基調にしたカラーリングとなっている。兄を上回る300馬力で兄も歯が立たないが、ロボペチャの注射は苦手。中々職に就けなくて悩んでいたが、兄弟でブラジルへ渡った。

ロボゲラ

僧侶ロボット。頭部が木魚になっており、手にはバチを持っている。偉いお坊さんになることを目指している。ゲラゲラ笑っているよりも、泣いている方が多い。結婚式場など、ところかまわず「ナンマイダー」と念仏を唱えた為袋叩きにされ、コブだらけになったこともある。

ロボメカ

勉強ロボット。一期生であるロボガリの弟。クリアーパーツに覆われているのでメカの露出が目立つ。当初はかなり偉そうにしており「後から作られた自分は優秀だ」と言っていたが、後にロボコンに助けられたりして、そういう面は見られなくなった。卒業後は西ドイツの家電メーカーへ就職し開発に従事している模様。

ロボイヌ

途中(第50話)から参加したため、2.5期生(転入生)扱い。犬型の探偵ロボット。しかし交番が分からず迷子になってしまったこともあった。実際に探偵らしいこともするが、十手を持ち犯人を自分で捕らえるなど行動そのものは刑事に近く、町田巡査と一緒に行動することが多い。法律に詳しく、犯罪などの現場ではその内容を法の条文で説明している。

出典: www.geocities.jp

ロボカー

同じく第50話から登場の2.5期生(転入生)扱い。タクシーロボットで、唯一の車両(カー)型ロボット。普段の態度はぶっきらぼうで素直でない一面もあるが、性格そのものは温厚である。脚を負傷したみどりを送迎したのが縁でみどりに一目惚れしたが、傷が癒えた後は送迎を頼まれても断わった。運送屋志望だが、タクシーゆえにその輸送力は高くない為、大きな荷物を運んでいる時は、特に上り坂で悪戦苦闘することがあった

<3期生>

出典: www.e-na.co.jp

ロボリキ

怪力ロボット。500馬力。口癖は「あのね」。初登場した際には「撮影会のみのNG版」に傷を追加した状態で口がピンクではなく白になっていた。ロボワル・ロボガキ兄弟同様力自慢だが、彼らとは違い、好きこのんで人間や仲間に対して悪さをするような性格ではなく、誤解だがむしろロボコンに対し「女の子をいじめちゃダメ」と注意するほどである。ただ短気な一面もある。ガソリンの消費量は100リットルで、ロボコンの10倍である。

2wTaishi
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@2wTaishi

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