『リロ&スティッチ』とは、2002年のアメリカのディズニーによるアニメーション映画である。ハワイのカウアイ島を舞台に、孤独な少女リロと、宇宙から逃亡してきた凶暴な生物兵器「試作品626号」ことスティッチの交流を描く。ハワイ語で家族を意味する「オハナ」をテーマに、エルヴィス・プレスリーの楽曲が物語を彩る。本作は世界的にヒットし、続編やTVシリーズ、さらには日本を舞台にした作品など幅広く展開された。2025年には実写映画も公開。血の繋がりを超えた絆を描く名作である。
CV:デイヴィッド・オグデン・ステアーズ(英語版)/飯塚昭三、石塚運昇(機内上映版)(日本語版)
スティッチを生み出した創造主であり、自らを「悪の天才」と称する惑星クエルタクアン出身の犯罪科学者である。邪悪な発明を何よりも愛するマッドサイエンティストで、一般的な倫理観には乏しいものの、どこか憎めない人情味あふれる性格の持ち主。一人称には「私」を用いる。
映画第一作では、銀河連邦法に抵触する違法な遺伝子実験の罪によって宇宙刑務所に収容されていた。しかし、脱走した試作品626号(スティッチ)を捕獲することを条件に銀河連邦議長から釈放され、地球へと派遣される。当初は兵器としてのスティッチを冷徹に追い詰める敵対関係にあったが、物語の終盤でスティッチの説得を受け、さらわれたリロを救出するために全面的に協力する道を選んだ。
事件解決後は銀河連邦から地球への定住を命じられ、リロの親戚である「ジャンバおじさん」として共同生活を始めることとなる。相棒のプリークリーとは、喧嘩を絶やさないながらも深い腐れ縁で結ばれた独特な関係を築いている。映画第二作では、スティッチ以前に625個もの試作品カプセルを開発していた事実が判明し、テレビシリーズでは島中に散らばった「イトコ」たちの回収をサポートする。リロたちとの生活を通じて強い家族愛を育んでいくが、自分の作った試作品が悪事を働くとマッドサイエンティストとしての本能が疼くのか、思わず喜んでしまう癖は抜けていない。
ウエンディ・プリークリー(Agent Wendell "Wendy" Pleakley)
CV:ケヴィン・マクドナルド(英語版)/三ツ矢雄二(日本語版)
一つ目と三本足という特徴的な外見を持つ、極めて臆病な性格のエイリアンである。一人称は「僕」を用いる。映画第一作においては、地球にのみ生息する「蚊」を絶滅危惧種として研究する銀河連邦の諜報員として登場した。スティッチを地球ごと爆破処分しようとする連邦の計画を必死に阻止した功績(?)により、ジャンバ博士がスティッチを捕獲する際の監視役、いわゆる「お目付役」を命じられることとなった。
地球人に対しては当初、「蚊にとっての貴重な食料源」や「知能は高くないが意外と繊細で、小惑星が衝突するたびに文明をイチからやり直している健気な原住民」といった独自の偏見に満ちた見解を持っていた。ジャンバと共に地球に居残ることになってからは、リロの親戚という設定で女装し、「プリークリーおばさん」として生活を始める。仕事で多忙なナニに代わって家事全般を切り盛りしており、外出時にはおかっぱ頭のカツラを愛用している。作中での衣装持ちぶりは随一であり、日本のディズニーチャンネルで「プリコレ(プリークリー・コレクション)」という特別番組が組まれるほどのファッションリーダーでもある。
頭頂部に一本だけ生えた触角はアンテナの役割を果たし、かすかな音や電磁波を鋭敏にキャッチすることができる。この触角は本来オレンジ色だが、少しでも若く見せるために緑色に染めている。また、彼の種族は独特の感覚を持っており、地球人が不快に感じる悪臭を芳醇な香りとして好む傾向がある。本人は料理上手を自称しているが、常に得体の知れない食材を混ぜ合わせるため、その味は決して美味しいとは言い難い。
学業面では意外にも優秀で、銀河連邦市民大学を次席で卒業。さらに、履修者が自分一人だけだったという「裁縫学科タックとプリーツコース」では堂々の主席に輝いている。また、母星で数々の大会優勝経験があることから、バスケットボールではプロ顔負けの技術を披露する。一方で、なぜか母親に対しては異常なまでの恐怖心を抱いているという繊細な一面も持っている。
地球
コブラ・バブルス(Cobra Bubbles)
CV:ヴィング・レイムズ(英語版)/郷里大輔(日本語版)
リロとナニを担当する保護局の局員。厳格な外見でリロの家庭環境を厳しくチェックしているが、その正体はかつて銀河連邦軍から地球を救った元CIA諜報員である。
デイヴィッド(David Kawena)
CV:ジェイソン・スコット・リー→ディー・ブラッドリー・ベイカー(英語版)/猪野学→石母田史朗(日本語版)
ナニの恋人で、ファイアーショーのパフォーマー。多忙なナニを献身的に支え、スティッチたちの正体を知った後も変わらず家族として接する良き理解者である。
マートル・エドモンズ(Mildred Pearl "Mertle" Edmonds)
CV:ミランダ・ペイジ・ウォールズ→リリアナ・マミー(英語版)
リロの同級生で、彼女を「ダメリロ」と呼んで疎外するいじめっ子のリーダー格。シーズー犬に擬態した試作品007号(ジジ)を飼っている。
マリア・エドモンズ(Mrs. Edmonds)
CV:エイプリル・ウィンチェル(英語版)
マートルの母親。娘とは対照的に非常に陽気で、リロにも優しく接する。テレビプロデューサーの姉を持つメディア関係者。
エレナ、テレサ、ユキ(Elena, Teresa, and Yuki)
CV:ジリアン・ヘンリー、カリ・ホワイトハースト、リリ・イシダ(英語版)/小暮英麻(ユキ)(日本語版)
マートルの取り巻きの女の子たち。リロに意地悪をするマートルに同調するのがお決まりだが、時にはマートルを仲間外れにすることもある。
ケオニ・ジェイムソン(Keoni Jameson)
CV:ショーン・フレミング(英語版)
リロが憧れる美少年のスケートボーダー。ナニの上司の息子であり、リロ以外の女の子からも非常に人気がある。
ビクトリア(Victoria)
CV:アリソン・ストーナー(英語版)/金田朋子(日本語版)
テレビシリーズ後半から登場する。カウアイ島に引っ越してきた、リロの初めての人間の友達。リロの個性を認め、スティッチの正体を知った後も変わらず親友として接する。
ハセガワ・リン(Mrs. Hasagawa)
CV:エイミー・ヒル(英語版)/森ひろ子(日本語版)
青果店の店主のおばあさん。非常に優しく、試作品たちを「猫」と勘違いして飼っており、後に彼らと家族(オハナ)になる。
クム(Kumu/本名:モーセス・プロキ)
CV:クネワ・ムック(英語版)/宝亀克寿(日本語版)
リロが通うフラダンス教室の先生。問題を起こすリロに手を焼きつつも、温厚に見守っている。
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『リロ&スティッチ』とは、2002年のアメリカのディズニーによるアニメーション映画である。ハワイのカウアイ島を舞台に、孤独な少女リロと、宇宙から逃亡してきた凶暴な生物兵器「試作品626号」ことスティッチの交流を描く。 本作には多くの裏設定があり、初期案ではスティッチはより凶暴なギャングの設定だった。また、クライマックスの飛行シーンが9.11テロの影響で急遽市街地から峡谷での追跡劇に差し替えられたなど、さまざまな噂や都市伝説、トリビアを紹介する。
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目次 - Contents
- 『リロ&スティッチ』の概要
- 『リロ&スティッチ』のあらすじ・ストーリー
- エイリアンの逃亡と孤独な少女との出会い
- ”オハナ”が変えた破壊兵器の心
- 敵との共闘とリロ救出作戦
- 自分で見つけた「最高の家族」
- 『リロ&スティッチ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- リロ・ペレカイ(Lilo Pelekai)
- スティッチ(Stitch/試作品626号)
- ナニ・ペレカイ(Nani Pelekai)
- ジャンバ・ジュキーバ博士(Dr. Jumba Jookiba)
- ウエンディ・プリークリー(Agent Wendell "Wendy" Pleakley)
- 地球
- コブラ・バブルス(Cobra Bubbles)
- デイヴィッド(David Kawena)
- マートル・エドモンズ(Mildred Pearl "Mertle" Edmonds)
- マリア・エドモンズ(Mrs. Edmonds)
- エレナ、テレサ、ユキ(Elena, Teresa, and Yuki)
- ケオニ・ジェイムソン(Keoni Jameson)
- ビクトリア(Victoria)
- ハセガワ・リン(Mrs. Hasagawa)
- クム(Kumu/本名:モーセス・プロキ)
- アイスクリーム・マン(Ice Cream Man)
- エイリアン
- 議長(Grand Councilwoman)
- ガントゥ(Captain Gantu)
- ジャック・フォン・ハムスターヴィール博士(Dr. Jacques von Hämsterviel)
- ルーベン(試作品625号/Reuben)
- エンジェル(試作品624号/Angel)
- 試作品627号
- リロイ(Leroy/試作品629号)
- 『リロ&スティッチ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『リロ&スティッチ』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):エルヴィス・プレスリー「Burning Love」
- ED(エンディング):エルヴィス・プレスリー「Can’t Help Falling in Love」(好きにならずにいられない)
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