背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜』とは横田卓馬によって『週刊少年ジャンプ』2015年24号から2017年11号まで連載された漫画作品。鹿鳴館(ろくめいかん)高校に入学した主人公の土屋雅春(つちやまさはる)は、見学に訪れた先の競技ダンス部に同学年の亘理英里(わたりえり)とともに入部を決める。ダンス未経験の2人が先輩やライバルたちとの出会いを通して成長していく姿とともに、競技ダンスの魅力がたっぷり描かれた青春部活ストーリーである。

高校1年生。競技ダンス元ジュニアチャンプ。小柄ながら、ダンスフロアを広く見通す視野の広さと運動量の多いダンススタイルを武器にしている。土屋たちとは土井垣の母が経営する衣装屋で出会う。ジュニアでは同年代に負けなしだったが、高校生なってから頭角を表した同年代、伸びない背丈に焦りを覚えながらも果敢に戦う姿勢を見せる。ペアを組むタチアナはロシア出身で、ロシア語を勉強したりと日々コミュニケーションに励んでいる。

タチアナ・クリロワ

呼称はターニャ。ロシア出身で御木のペア。言葉の違いで周りとのコミュニケーションに悩んでいたが、亘理がたどたどしいながらもロシア語で会話をしてくれたのをきっかけに日本語での交流も努力している。物静かな印象だが、伸び悩む御木に「大丈夫」と声をかけたりと気遣いも見せる姿もある。

咲本譲治(さきもと じょうじ)

高校3年生で黄金世代の1人。親が元世界レベルのダンサーのサラブレットである。咲本劇場と呼ばれる、観客を沸かせる変幻自在のダンスが持ち味。高校競技ダンス界では無敗を誇る王者。他人の技も面白いという理由で直ぐに取り入れ、アレンジをも加えるハイレベルなダンサー。全国大会では土屋と亘理の必殺技や、御木、宮大工(みやだいく)のダンスもすぐに自分のダンスとして取り入れていた。ペアの永島(ながしま)からは過去に「人の気持ちが分からない」「わがまま男だ」と言われ、咲本もそれを認めた上で、自分も他人も楽しめるスタイルを極めてきた。現在でも持ち前の行動力で周囲を強引に振り回すことで永島から怒られている。2年後は土井垣組と同じく海外で活躍するプロダンサーになっている。

永島沙羅(ながしま さら)

高校3年生。咲本譲二のペアで咲本のダンスに付いていける実力の持ち主。普段から咲本に振り回されることを嫌っているが、その実力は認めている。しかしあまりに嫌いすぎて、試合に出るのを度々ボイコットすることもある。思ったことはきちんと口に出すタイプで、幼少期から咲本と口論する姿に綾辻からは苦手意識も持たれていた。同じ黄金世代のペアである綾辻、神宮寺(じんぐうじ)とは一緒に食事をする仲。女子会では咲本への愚痴を零している。そんな2年後は咲元と引き続きペアを組んでプロダンサーとして活躍している。

ゴールドダンススタジオ

金龍院貴正(きんりゅういん たかまさ)

高校3年生で黄金世代の1人。丸みのある体系ながら、低重心を生かしつつ、完璧な基礎からできたダンスは誰よりも優雅。特に種目ウィンナーワルツとスローフォックストロットは他組の追随を許さない完成度である。元々病弱な体だったがペアを組む神宮寺と共に健康体を維持できるように日々努めている。2年後はダンスを続けながらも、実家を継ぐための勉学に励んでいる。

神宮寺美乃梨(じんぐうじ みのり)

高校3年生で金龍院のペア。金龍院の事をいつも頼もしく思い、暖かく見守っている。全国大会ではスタミナの尽きた金龍院が無理をすることを良しとせず、軽いダンスで流すように促した。2年後も金龍院と共に過ごしている。

畔田満影(くろだ みちかげ)

高校2年生。ラテン部門の実力者で仙崎(せんざき )とペアを組む。幼少時代は天才ダンサーとテレビで紹介される事もあったが、今では黄金世代の抜きんでた才覚に伸び悩みを感じていた。ダンス経験の浅いながらも頭角を表してきた同年代の八巻組に強いライバル意識を持つ。だが培ってきた実力は本物で得点は常に高得点。全国大会では仙崎の支えに奮い立ち、咲本相手にも引けを取らないダンスを見せる。2年後は日本のプロダンサーとして活躍している。

仙崎奈緒美(せんざき なおみ)

高校2年生で畔田のペア。幼少時代から畔田とペアを組んでいる。テレビで紹介されていた畔田を昔から尊敬しており、今でも頼りに思っている。伸び悩む畔田をいつもからかいながらも、支えている。2年後は畔田とペアを組んでプロダンサーとして歩んでいる。

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