錆喰いビスコ(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『錆喰いビスコ』とは瘤久保慎司によるライトノベル、およびそれを原作とするアニメ、漫画である。原作は『このライトノベルがすごい!』初の快挙となる、総合と新作の1位にランキングされた。舞台は防衛兵器が暴走したことが原因ですべてを錆びつかせてしまう錆び風が吹き荒れる日本。その中で、赤星ビスコと猫柳ミロがタッグを組みお互いの信頼の深め、運命にあらがっていく様子を描いた物語である。

大茶釜 チロル(おおちゃがま チロル)

CV:富田美憂
「くらげ商店」を名乗る旅商人で一時は黒革の親衛隊としても働いていた。前職はエンジニアであり、様々な機械の知識を持っている。

黒革(くろかわ)

CV:津田健次郎
忌浜の県知事。元はキノコ守りの一族であったが、その知識を道から外れた外法として利用する。キノコ守りの一族に関する悪いうわさを流した張本人である。

アクタガワ

錆に対して耐性を持つ「テツガザミ」という種類の巨大なカニ。ビスコたちの乗り物代わりとして働くほか、重機と同等の力で様々な局面で活躍する。人の言葉を理解することができる。ビスコとは家族同然に育った。

『錆喰いビスコ』の用語

錆び風

あらゆるものを錆びさせてしまう風。その影響は物だけでなく人体にも及ぶ。

サビツキ

錆び風により人体が錆びてしまう病気。錆びた部分はまさに錆のように茶色に変色する。錆は体表だけでなく内臓にも及ぶ。

キノコ守りの一族

キノコの扱いに長けた一族で、キノコを使って錆を浄化しようと活動している。しかし黒革の策略により、キノコを使って錆を広めようとしていると誤解され、迫害を受けている。

錆喰い

錆を浄化することができるキノコ。子泣き幽谷にいる筒蛇の体表に生えている。そのままでは薬効を持たないが、キノコ守りの一族の血液が混ざることにより効果を発揮するようになる。

『錆喰いビスコ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ミロ「僕ら、たくさんチロルのこと話すよ。友達がどこで何してるかっていつも思ってる!」

忌浜での襲撃、足尾の骨炭脈、そして地下鉄白樺線の手前と、三度出会ったチロルに対してミロが別れ際に言った言葉が「僕ら、たくさんチロルのこと話すよ。友達がどこで何してるかっていつも思ってる!」である。それまでチロルはあくまで利害関係の一致からミロとビスコに付き合っているという態度をとっていた。それに対してミロは、チロルがミロとビスコにとって友達であり、いつまでもその関係が変わらないことを伝えた。孤独に生きてきたチロルの気持ちにミロの言葉が刺さり、小声で「ありがとう」とチロルは返した。物語の最終局面でまたチロルが手を貸してくれたのは、チロルが友達であるミロとビスコを助けたいと思ったからである。

ミロ「いつか僕が引きちぎれて粉々になって、魂だけになったら…君にまた会える?」

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