アシッドジャズのおすすめアーティスト
90年代に一大ムーブメントとして、様々なアーティストが生まれたイギリス発祥の音楽ジャンル、アシッド・ジャズ。日本でも人気を博したこのムーブメントについて、代表的なアーティストとともにご紹介します。
アシッド・ジャズ(ACID JAZZ)とは?
アシッド・ジャズ(acid jazz)は、1980年代にイギリスのクラブシーンから派生した音楽ジャンルの一つであり、70年代のジャズ、ファンク、ソウルなどのジャンルを消化し、踊れるサウンドを作り上げていったDJやバンドの事を指す言葉である。
そのアシッドジャズというものを世界に広めたキーパーソンがDJのジャイルス・ピーターソンである。1980年代、アシッド・ジャズを専門に扱うDJとして経歴をスタートした彼は、1987年に同じくDJのエディ・ピラーとともにアシッド・ジャズ・レコードを設立した。 このレーベルにはブラン・ニュー・ヘヴィーズ、ジャミロクワイ、コーデュロイ、ジェイムズ・テイラー・カルテット、スノーボーイらが名を連ねた。
更に1990年にジャイルス・ピーターソンは「アシッド・ジャズ」を離れ「トーキン・ラウド」を旗揚げ。このレーベルからは、インコグニートやテリー・キャリアー、ガリアーノなどが作品を発表。この2レーベルがメインとなり、以後アシッド・ジャズは発展していく。
尚、日本では、当時 "渋谷系"ムーブメントが外資系レコード店を中心に起こっており、その流れに乗る形でアシッド・ジャズは広まって行った。元フリッパーギターの小山田圭吾が主宰となっていたトラットリアレーベルのコンピレーションアルバムにコーデュロイの楽曲が収録されるなど、その関係性は有名であった。