海外のSF小説ベスト100!色褪せない人気の作品まとめ

科学的な空想から生まれるSF小説。近未来的な設定や超自然的な展開で、世界中の多くの読者を魅了しています。日本にもSF小説はたくさんありますが、ここでは20世紀ごろに発売された海外のSF小説100冊をご紹介!日本語訳や映画になっているものもありますので、次の1冊を見つけてみてください。

12) William Gibson - Neuromancer

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ニューロマンサー - ウィリアム・ギブスン, 黒丸 尚

ケイスは、コンピュータ・カウボーイ能力を奪われた飢えた狼。だが、その能力を再生させる代償に、ヤバイ仕事をやらないかという話が舞いこんできた。きな臭さをかぎとりながらも、仕事を引き受けたケイスは、テクノロジーとバイオレンスの支配する世界へと否応なく引きずりこまれてゆく。話題のサイバーパンクSF登場!

13) Larry Niven - Ringworld

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リングワールド - ラリイ・ニーヴン, 小隅 黎

2850年、ある恒星をリング状に取り囲む巨大な謎の人工構造物「リングワールド」への探検隊が組織された。選ばれたのは2人の人類と2人の宇宙人である。テレポーテーションや絶対に壊れない宇宙船船殻などを実現した、非常に科学技術が進歩した世界を舞台としている。

探検隊の宇宙船「うそつき野郎号(ライイング・バスタード)」は、リングワールド上に墜落してしまい、彼らは宇宙に戻るための方法を探さねばならなくなる。彼らは、非常に長距離を旅しながら、奇妙な変化を遂げた生態系を目の当たりにし、様々な原始的な文明と接触する。

14) Arthur C Clarke - Rendezvous With Rama

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宇宙のランデヴー - アーサー・C・クラーク, 南山 宏

西暦2130年、宇宙監視計画スペースガードが謎の物体を発見した。ラーマと名付けられた物体は当初小惑星だと思われていたが、宇宙探査機によって送られた映像に写っていたものは、円筒型をした疑いようもない人工の建造物だった。急遽、艦長ノートン中佐率いる宇宙船エンデヴァー号がラーマの探査へ派遣される。

15) Dan Simmons - Hyperion [S1]

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ハイペリオン - ダン シモンズ, 酒井 昭伸

28世紀、宇宙に進出した人類を統べる連邦政府を震撼させる事態が発生した!時を超越する殺戮者シュライクを封じこめた謎の遺跡―古来より辺境の惑星ハイペリオンに存在し、人々の畏怖と信仰を集める“時間の墓標”が開きはじめたというのだ。時を同じくして、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオンへ大挙侵攻を開始。連邦は敵よりも早く“時間の墓標”の謎を解明すべく、七人の男女をハイペリオンへと送りだしたが…。ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞作。

16) H G Wells - The Time Machine

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タイムマシン - H.G. ウェルズ, 石川 年

時空を超えることの出来る機械「タイムマシン」を発明したタイム・トラヴェラーは、80万年後の未来世界に飛ぶ。そこで見た人類の変わり果てた姿に、彼は衝撃を受ける。80万年後の世界、それは知力、体力が退化した地上種族・エロイと、エロイを捕食し光を恐れる地下種族・モーロック、この2種族による原始的な階級社会であった―。最新のVFXによって完全映像化されたSF小説の金字塔「タイムマシン」を含む、ウェルズの傑作短編集。

17) Aldous Huxley - Brave New World

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すばらしい新世界 - ハックスリー, 松村 達雄

人工授精やフリーセックスによる家庭の否定、条件反射的教育で管理される階級社会――かくてバラ色の陶酔に包まれ、とどまるところを知らぬ機械文明の発達が行きついた“すばらしい世界”!人間が自らの尊厳を見失うその恐るべき逆ユートピアの姿を、諧謔と皮肉の文体でリアルに描いた文明論的SF小説。

18) Arthur C Clarke - Childhood's End

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幼年期の終わり - クラーク, 池田 真紀子

地球上空に、突如として現れた巨大な宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星人は姿を見せることなく人類を統治し、平和で理想的な社会をもたらした。彼らの真の目的とはなにか?異星人との遭遇によって新たな道を歩み始める人類の姿を哲学的に描いた傑作SF。

19) H G Wells - The War of the Worlds

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宇宙戦争 - H.G. ウェルズ, 中村 融

謎を秘めて妖しく輝く火星に、ガス状の大爆発が観測された。これこそ6年後に地球を震撼させる大事件の前触れだった。ある晩、人々は夜空を切り裂く流星を目撃する。だがそれは単なる流星ではなかった。巨大な穴を穿って落下した物体から現れたのは、V字形にえぐれた口と巨大なふたつの目、不気味な触手をもつ奇怪な生物―想像を絶する火星人の地球侵略がはじまったのだ

20) Robert A Heinlein - The Moon is a Harsh Mistress

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月は無慈悲な夜の女王 - ロバート・A. ハインライン, 矢野 徹

2076年7月4日、圧政に苦しむ月世界植民地は、地球政府に対し独立を宣言した!流刑地として、また資源豊かな植民地として、月は地球から一方的に搾取されつづけてきた。革命の先頭に立ったのはコンピュータ技術者マニーと、自意識を持つ巨大コンピュータのマイク。だが、一隻の宇宙船も、一発のミサイルも持たぬ月世界人が、強大な地球に立ち向かうためには…ヒューゴー賞受賞に輝くハインライン渾身の傑作SF巨篇。

21) Joe Haldeman - The Forever War

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終りなき戦い - ジョー・ホールドマン, 風見 潤

超光速航法「コラプサー・ジャンプ」を発見した人類は、その活動の幅を宇宙へと大きく広げていた。だが謎の異星人に宇宙船を攻撃されたことに端を発し、トーランと呼ばれるこの異星人との戦争に突入していくことになる。その中にあって、エリート徴兵法により徴兵された主人公のウィリアム・マンデラは、苛酷な訓練を受けトーランとの戦いに赴く。一つの戦いから帰還するたびにウラシマ効果によって数十年が経過し、家族や知人は次々と世を去り、地球の社会そのものまでが大きく変容していく。そして戦友であり恋人でもあるメアリイゲイとの別れ。全てを時の彼方に失いながら、マンデラは何世紀にもわたりトーランと戦い続けるのだった……。

22) Ray Bradbury - [C] The Martian Chronicles

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火星年代記 - レイ ブラッドベリ, 小笠原 豊樹

火星への最初の探検隊は一人も帰還しなかった。火星人が探検隊を、彼らなりのやりかたでもてなしたからだ。つづく二度の探検隊も同じ運命をたどる。それでも人類は怒涛のように火星へと押し寄せた。やがて火星には地球人の町がつぎつぎに建設され、いっぽう火星人は…幻想の魔術師が、火星を舞台にオムニバス短篇で抒情豊かに謳いあげたSF史上に燦然と輝く永遠の記念碑。

23) Kurt Vonnegut - Slaughterhouse Five

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スローターハウス5 - カート・ヴォネガット・ジュニア, 伊藤 典夫

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