The Chemical Brothers(ケミカル・ブラザーズ)の徹底解説まとめ

The Chemical Brothers(ケミカル・ブラザーズ)は、1989年にイギリスで結成された電子音楽系ユニット。活動初期は地元マンチェスターのクラブでDJとして活躍し、デッド・カン・ダンスの曲をサンプリングした「Song to the Siren」でデビュー。ブレイクビーツを基調とし、そこにロックなどを融合した音楽性は「ビッグ・ビート」「デジタル・ロック」と呼ばれるようになり、クラブミュージックのシーンに大きな変化をもたらした。世界中で精力的にライブ活動も行っている。

轟音ベースとスクラッチが炸裂する、ビッグ・ビートを象徴する爆音アンセム。ライブでも大人気の1曲である。

Galvanize

The Chemical Brothers「Galvanize」

重厚なヒップホップ・ビートが融合した、オリエンタルで中毒性の高いダンスナンバー。ゲストボーカルは、A Tribe Called QuestのQ-Tipが務めている。

Swoon

The Chemical Brothers「Swoon」

多幸感に満ちたメロディと、陶酔感のある美しいシンセが織りなす、優雅でドリーミーなエレクトロニック・トラック。彼らならではの壮大な映像演出と相まって観客を幻想的な世界へと誘う、ライブを彩る代表曲として愛されている。

Go

The Chemical Brothers「Go」

軽快なリズムと力強いボーカルが駆け抜ける、ライブで観客を熱狂させるパーティーチューン。ゲストボーカルはA Tribe Called QuestのQ-Tipが務めている。

The Chemical Brothers(ケミカル・ブラザーズ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

訴訟をきっかけに「The Chemical Brothers」(ケミカル・ブラザーズ)に変更されたユニット名

結成当初は「The Dust Brothers」(ダスト・ブラザーズ)の名義で活動していた彼らだが、アメリカに同じ名前の有名なヒップホップのプロデューサーチームがいたことから、商標権侵害で訴えられてしまった。
この結果、ユニットの名前を「The Chemical Brothers」(ケミカル・ブラザーズ)に改名することを余儀なくされたものの、訴訟トラブルが発生しても人気は揺らぐどころかうなぎ上りとなり、エレクトロ・ミュージックの先駆者としてシーンを背負うことになった。
訴訟という逆境を実力で跳ねのけ、不動の地位を手に入れたことがわかるエピソードである。

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